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ゴルフに、なぜオメガは惚れ込むのか。マスターズ2031年まで契約延長、アルプスに刻む25年の物語

時計は時を刻む。ゴルフは、その一瞬を競う。似ているようで、違う。だが、どちらも精度を追い求める営みだ。

スイスの時計ブランド『オメガ』が、ひとつの決断を下した。『オメガ マスターズ』とのタイトルスポンサー契約を5年間延長。少なくとも2031年まで、大会を支え続けるという。

2026年大会は、南アフリカのスリストン・ローレンスが優勝。会場には、ブランドと30年以上を歩んできたシンディ・クロフォードの姿もあった。25回目の節目を迎えたオメガと大会。その関係をたどると、時計とゴルフが共有する価値が見えてくる。

2031年まで契約延長。25回の大会が育てた信頼

舞台はスイス、クラン・モンタナ。アルプスの山々を望む高地のゴルフリゾートだ。

大会の始まりは1923年。当時の名は『スイス オープン』。1939年から現在のクラン・シュル・シエール ゴルフクラブで開催され、同じコースで続くヨーロッパ最古のゴルフトーナメントとして知られる。

オメガが大会のネーミングライツを取得したのは2001年。2020年の大会中止を挟み、2026年でタイトルスポンサーとして25回目の開催を迎えた。

6 Sep 2001: Soren Hansen of Denmark in action on the 18th during the Omega European Masters held at the Crans-Sur-Sierre Golf Club, Switzerland.Mandatory Credit: Ross Kinnaird /Allsport

そして今回、パートナーシップを2031年まで5年間延長すると発表した。

オメガ社の社長兼CEO、レイナルド・アッシェリマンは、大会をブランドにとっての「第二の拠点」と位置づける。スイスの伝統。アルプス文化。精度。そしてスポーツにおける卓越性。それらを象徴する存在だという。

長年の関係を契約更新という形で示した今回の発表。そこには、単年度の大会協賛では測れない重みがある。

2026年の王者はスリストン・ローレンス。赤いジャケットに込められた栄誉

4日間の戦いを制したのは、南アフリカ出身のスリストン・ローレンスだった。

大会には、ミゲル・アンヘル・ヒメネス、ダニー・ウィレット、ラスムス・ホイガード、ニコライ・ホイガード、マット・ウォレスら、オメガのゴルフアンバサダーも参戦。実力者が顔をそろえるなかでの勝利だ。

優勝者に贈られるのは、トロフィーと伝統の赤いジャケット。そして、オメガのウィナーズウォッチ。

今回の贈呈モデルは41mmの『シーマスター アクアテラ』Ref.220.52.41.21.10.001。

シーマスター アクアテラ Ref.220.52.41.21.10.001

ケースにはオメガ独自の18K ムーンシャイン™ゴールドを採用。ヨットのデッキに着想を得たチークパターンのPVDグリーンダイアルと、グリーンのラバーストラップを組み合わせる。

搭載するのは、コーアクシャル マスター クロノメーター ムーブメント。美観だけではない。精度への思想が、時計の内部にまで通っている。

ゴルフの勝者に精密時計を贈る。その行為は、競技と時計づくりの共通点を象徴している。

シンディ・クロフォードが登場。30年を超えるブランドとの絆

表彰式でローレンスに赤いジャケットを贈ったのは、シンディ・クロフォードだった。

世界的なスーパーモデルとして知られる彼女は、1995年からオメガのアンバサダーを務める。ブランドとの関係は30年以上。今回、タイトルスポンサー25回目の節目を祝うため、クラン・モンタナを訪れた。

彼女と大会との縁も長い。1997年にはオメガのセレブリティゴルフトーナメントに参加。その後も幾度となく現地を訪れている。

オメガ マスターズには、かつてジョージ・クルーニー、エディ・レッドメイン、マイケル・フェルプス、バズ・オルドリンらも来場した。さらにグレン・パウエル、モンド・デュプランティス、ヒョンビンなど、映画、スポーツ、エンターテインメントの各分野から多彩な顔ぶれが集まってきた。

セレブリティが競い合う独自のトーナメントや、プロと組む公式プロアマも大会の特色だ。競技を軸に、文化や人が交わる。オメガが長く築いてきたのは、そんな交流の場でもある。

ロリー・マキロイから五輪まで。オメガがゴルフを支える理由

なぜオメガは、これほどゴルフに力を注ぐのか。

オメガが挙げるのは、精度、パフォーマンス、スタイルという3つの価値だ。

わずかな誤差を詰める時計職人。数センチの違いに向き合うゴルファー。求める精密さは、確かに通じ合う。

その思想はアンバサダーにも表れる。2013年からブランドと歩むロリー・マキロイをはじめ、セリーヌ・ブティエ、ウィンダム・クラーク、ロッティ・ウォードら、世代やツアーを越えた選手を支援している。

さらにオメガは、オリンピックの公式計時も担当。ゴルフ競技では、ティーショットの速度、推定飛距離、高さなどを表示するレーダー計測システム付きスコアボードを提供する。

選手を支え、競技を測り、その瞬間を伝える。時計づくりで培った技術が、ゴルフの現場にも生かされているのだ。

ゴールドとグリーン。時計にも宿るゴルフの美学

オメガのゴルフへの思いは、時計のデザインにも表れている。

2026年のプレスキットで紹介された『スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル』Ref.310.60.42.50.10.001が、その一例だ。

42mmのケースとブレスレットには18K ムーンシャイン™ゴールド。サンブラッシュ仕上げのグリーンダイアルに、グリーンセラミック製ベゼルを合わせる。

この独自合金は、控えめな輝きと、経年による色や光沢の変化への高い耐性を特徴とする。内部にはコーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー3861を搭載。スイス連邦計量・認定局(METAS)が定める厳格な性能基準に対応する。

ゴールドの品格と、フェアウェイを思わせるグリーン。ゴルフを愛する人には、色の組み合わせだけでも伝わるものがある。

大会は終わった。だが、オメガとゴルフの時間は続く

2026年のオメガ マスターズは幕を閉じた。ローレンスが手にした赤いジャケットも、アルプスの歓声も、すでに大会の歴史の一部となった。

しかし、オメガは次の5年間を約束した。
時計は、長く使うほど持ち主との時間を重ねる。大会もまた、続けることでしか生まれない価値を持つ。

2031年。その年のクラン・モンタナでは、誰が赤いジャケットに袖を通すのか。まだ誰にもわからない。だから、ゴルフは面白い。オメガのゴルフへの取り組みや時計の詳細は、ブランド公式サイト『OMEGA』で確認できる。

ブランド公式サイト『OMEGA』

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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