
iPhone 18 Pro Maxの可変絞り、効くのは”近いもの”だった!F値の選び方と新機能を作例で解説
FUNQスタッフ
- 2026年10月09日
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iPhone 18 Pro/Pro Maxが発売されて、もう手に入れた人もいるのでは? 今回いちばんの注目は、なんといってもカメラの「可変絞り」ですよね。
でも、「絞りってなに?」「F値を変えると何がいいの?」と思っている人も多いはず。そこで今回は、iPhone 18 Pro Maxで実際に撮り比べてわかった「F値の選び方」を、作例と一緒に紹介します! あわせて試したい新機能や、iPhone 15 Proからの違いもまとめました。
◎発表内容や価格はこちらの記事でまとめています
※本記事の作例は、すべて編集部がiPhone 18 Pro Maxで撮影したものです(本体の写真はiPhone 15 Proで撮影)。一部、トリミングや明るさの調整をしています。

この記事でわかること
- 可変絞りの差が「出る場面」と「出ない場面」
- 3秒で選べる、F値の早見リスト
- あわせて試したい新機能
- iPhone 15 Pro・17 Proとの違い
先に結論!可変絞りが活躍するのは「近いもの」
いきなり結論から。撮り比べてみてわかったのは、F値を変えて写りがガラッと変わるのは、ケーキや小物、手前の葉っぱなど”近くのもの”が写っているときだということ。逆に、遠くのビルや景色だけを撮ると、どのF値で撮ってもほとんど同じでした。
3秒で決める!F値の選び方
撮る前に、次のどれに当てはまるかだけ考えてみてください。
- 近くのものを、背景をぼかして撮りたい → F1.48
- 近くのものを、手前から奥まで全部見せたい → F4.0
- 遠くの景色・街並み → F値は気にしなくてOK。暗い時間ならF1.48
F1.8とF2.8は、「ちょっとボケすぎたな」というときの微調整用。何も設定しなければ絞りは自動で切り替わるので、ふだんはおまかせで十分です。「こう撮りたい!」というときだけ手動にするのが◎
なぜ「距離」で差が出るの?
写真のボケ具合は、F値だけでなく、被写体までの距離でも変わります。近づくほどピントの合う範囲は薄く、離れるほど厚くなるんです。スマホのカメラはもともとピントの合う範囲が広めなので、遠くの景色ならF1.48でも全体にピントが合ってしまいます。

そもそも「可変絞り」ってなに?
絞りは、レンズに入る光の量を調整する部分のこと。目でいう瞳みたいなものです。iPhone 18 Pro/Pro Maxのメインカメラには6枚の小さな羽根が入っていて、これが実際に開いたり閉じたりしています。
F値が小さいほど穴は大きく開いて、明るく、背景がボケやすい写真に。F値が大きいほど穴は小さくなって、ピントの合う範囲が広がります。これまでのiPhoneは絞りが固定で、たとえばiPhone 15 ProはF1.78のままでした。

ちなみに、背景をぼかすだけならポートレートモードもあります。ボケの強さはポートレートモードのほうが上ですが、可変絞りはレンズで光そのものを扱うので、ボケ方が自然なのが強み。人物はポートレートモード、料理や小物は写真モードのF1.48、と使い分けるのがおすすめです。
F値の切り替え方
絞りの切り替えは、いつものカメラアプリでできます。画面左下の「ƒ」ボタンからすぐに開けるので、慣れれば数秒です。
カメラアプリでF値を選ぶ方法
手順はたったの2ステップです。
- カメラアプリを開き、画面左下の「ƒ」ボタンをタップ(右下の「6つの点」のボタン →「レンズ絞り」からも開けます)
- 画面下に出る4つの丸からF値を選ぶ(左からF1.48、F1.8、F2.8、F4.0)
自動に戻したいときは、丸の左にある「自動」をタップ。自動のときも、カメラが選んでいるF値が表示されます。

F値を変えられるのは「1倍」と「2倍」のとき
可変絞りがあるのは、メインカメラだけ。0.5倍(超広角)や8倍(望遠)に切り替えると、「メインレンズでのみ使用できます。」と表示されて、F値は選べなくなります。「F値を変えたのにボケ方が変わらない……」というときは、まず倍率を確認してみてください。

おうちカフェで撮り比べ|ケーキでF値の差がひと目でわかる
可変絞りの違いがいちばんわかりやすいのが、テーブルの上。手前にショートケーキ、奥にモンブランを置いて、4段階で撮り比べてみました。

F1.48では、奥のモンブランと背景の壁がふんわりボケて、手前のショートケーキがぐっと引き立ちます。F4.0にすると、モンブランの模様や壁の目地までくっきり。同じケーキでも、F値だけで写真の印象がこれだけ変わります。
ケーキをおいしそうに撮るコツ
撮り方のポイントは3つだけです。
- 2つを斜めに前後に並べる:手前と奥の「ボケ方の差」が、そのまま写真の立体感になります
- カメラはお皿の高さから少しだけ上:真上から撮ると、ケーキ全体がほぼ同じ距離になってボケが出ません
- 手前のケーキをタップしてピントを合わせる:20〜30cmくらいの距離がおすすめ
奥に電球のライトやキャンドルを置くと、F1.48で光が丸くボケて、さらに雰囲気が出ますよ。
街歩きで撮り比べ|遠くの景色と手前の葉っぱ
外の景色でも撮り比べてみました。ここでも決め手は「距離」です。
遠くのビルは、F値を変えてもほぼ同じ
ビルが並ぶ景色を撮り比べてみたら……並べてもほとんど見分けがつきません! 遠くの景色はF1.48でも全体にピントが合ってしまうので、景色を撮るときはF1.48のままでOKです。

手前に葉っぱを入れると、差がはっきり出る
同じ景色でも、手前1m以内に木の葉を入れると話は別。F1.48では手前の葉が大きくボケて、奥の木々がすっきり見えます。F4.0にすると、手前の葉っぱの形まではっきり。手前をぼかして奥を主役にするならF1.48、手前も奥も見せたいならF4.0と使い分けてみてください。

花と夜景を撮るときのワンポイント
花に20cmくらいまで近づくなら、F2.8〜F4.0がおすすめ。F1.48だとピントの合う範囲が1cm前後しかなく、花の真ん中がボケてしまうことがあります。また、近づきすぎると自動で「マクロ」撮影(超広角カメラ)に切り替わり、F値の効果が出ません。画面に花のマークが出たら、タップしてオフにしましょう。
夜景は、光をいちばん多く取り込めるF1.48が基本。反対に、街灯などの小さな明かりをF4.0で撮ると、光の筋が伸びて星形に写ることがあります。6枚羽根なので、光の筋は6本になる計算です。
可変絞りとあわせて試したい!iPhone 18 Proのカメラ新機能
iPhone 18 Pro/Pro Maxで新しくなったのは、可変絞りだけではありません。特に試してほしい3つを紹介します。
シャッタースピードを自分で決められる
F値と同じように、シャッタースピード(光を取り込む時間)も手動で調整できるようになりました。「6つの点」のボタンから「シャッタースピード」を選び、画面下の目盛りを左右に動かすだけ。
速くすると、動いているものをピタッと止められます。街なかの噴水を1/400秒前後で撮ってみたら、飛び散る水の粒がひとつひとつ止まって写りました。反対に遅くすると、水の流れや夜の車のライトが、線のように流れて写ります。遅くするときは、スマホを台に置くなどして固定するのがコツです。

ふつうの動画に、あとから「背景ボケ」をつけられる
ふつうのビデオモード(4K/60fpsなど)で撮った動画に、あとからシネマティックモードのような背景ボケをつけられるようになりました。ピントの位置や、1/2倍速のスローなどの再生速度もあとから変えられるので、「シネマティックで撮っておけばよかった……」という失敗がなくなります。
写り込んだものは「クリーンアップ」で消す
写真アプリの「クリーンアップ」は、消したい部分をなぞるだけで、まわりになじむように消してくれる機能。iPhoneの中ですばやく処理する「Fast」と、Appleのサーバーを使って髪の毛や複雑な背景まで自然に仕上げる「High Quality」を選べるようになりました。
iPhone 15 Proから何が変わった?
手元にあるのは、3年前のiPhone 15 Pro。発売から3年たって、買い替えを考えている人も多いはず。カメラまわりの違いを表にまとめました。
| 機能 | iPhone 15 Pro | iPhone 18 Pro/Pro Max |
|---|---|---|
| メインカメラの絞り | F1.78で固定 | F1.48〜F4.0の4段階 |
| シャッタースピードの手動調整 | × | ○ |
| ふつうの動画に、あとからシネマティック効果 | × | ○ |
| カメラコントロール(側面のボタン) | × | ○ |
| 4K/120fpsの動画撮影 | × | ○ |
15 Proから買い替えるべき?
カメラで選ぶなら、料理や小物、花など”近くのもの”をよく撮る人ほど、違いを感じやすいと思います。逆に、景色メインの人は、可変絞りだけを理由に買い替えなくても大丈夫。遠くの景色なら、15 Proでも十分きれいに撮れます。
カメラ以外では、チップがA17 ProからA20 Proに進化。冷却の仕組みが大きくなって、重いゲームや4K/120fpsの撮影でも性能が落ちにくくなりました。バッテリーはProで最大35時間、Pro Maxで最大45時間(ビデオ再生時)です。Appleの下取り「Apple Trade In」では、iPhone 13以降の下取りで43,000円〜135,000円の割引が案内されています(機種や状態によって変わります)。
iPhone 17 Proを使っている人は?
前作の17 Proとくらべると、カメラの画素数や8倍の望遠はそのまま。変わったのは、可変絞りやシャッタースピードなど「自分で調整できること」が増えた点です。F値やシャッタースピードを自分で決めて撮りたい人なら買い替える意味は十分ありますが、オートで撮るだけなら17 Proのままでも困ることは少ないと思います。
うまく撮れないときのチェック表
写りがイメージと違うときは、まずこの表で原因を探してみてください。
| こんなとき | 考えられる原因 | 対策 |
|---|---|---|
| F値を変えても、背景がボケない | 被写体が遠い/真上から撮っている | 1m以内に近づいて、斜めから撮る |
| F値を変えても、写りがまったく変わらない | 0.5倍・8倍、またはマクロに切り替わっている | 1倍か2倍に戻す。花のマーク(マクロ)はオフに |
| ボケすぎて、ピンぼけっぽく見える | F1.48で寄りすぎている | 少し離れるか、F1.8〜F2.8に上げる |
| F4.0にしたら、暗い・ブレる | 光が足りず、シャッタースピードが遅くなっている | ひじや台で固定する。暗い場所ならF1.48に戻す |
よくある質問
iPhone 18 Pro Maxの可変絞りについて、気になるポイントをまとめました。
Q. iPhone 18 Proでも可変絞りは使える?
使えます! 可変絞りはiPhone 18 Pro/Pro Maxの両方に入っています。画面の大きさ(Proは6.3インチ、Pro Maxは6.9インチ)やバッテリーの持ちは違いますが、メインカメラの可変絞りは同じです。

Q. iPhone Duoにも可変絞りはある?
ありません。折りたたみの「iPhone Duo」は、メインカメラの絞りが固定(F1.6)です。開くと7.6インチになる大画面が魅力ですが、カメラ重視なら18 Pro/Pro Maxがおすすめです。
Q. 撮ったあとにボケ具合を変えられる?
レンズの絞りは撮る瞬間に決まるので、あとから変えることはできません。迷ったら、F値を変えて何枚か撮っておくのが確実です。なお、ポートレートモードで撮った写真は、写真アプリの編集画面であとからボケの強さを調整できます。
まとめ:iPhone 18 Pro Maxは”近いもの”を撮るときこそF値を変えてみて!
4段階もあると迷いそうですが、覚えておくのはこれだけでOKでした。
- F値の差がはっきり出るのは、1m前後より近いものが写っているとき
- 背景をぼかすならF1.48、手前から奥まで見せたいならF4.0
- 遠くの景色はどのF値でもほぼ同じ。暗い時間はF1.48
- F値に慣れたら、シャッタースピードやあとからかけられるシネマティックも試してみて
次にケーキやごはんを撮るときは、F1.48とF4.0で1枚ずつ撮ってみてください。2枚並べるだけで、違いがすぐにわかりますよ。いつもの写真を、ちょっとだけ”狙って”撮る楽しさを味わってみてはいかがでしょうか。
◎iPhoneの撮影テクニックは、こちらの記事でも紹介しています
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