
100年続く道具が教えてくれる“長く愛される暮らし方”|アウトドアタウンときがわで里山遊び#33
青木達也(アオ)
- 2025年11月24日
「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような“アウトドアタウン”にしたい!」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。
100年続く道具が教えてくれる“長く愛される暮らし方”
便利さばかりが加速するいま、
この秋、ときがわ町のキャンプ民泊NONIWAで開催した「

会場には、北欧のアウトドア文化に興味をもつ人、
そんななかで聞いた、ゲストのヤンニ・
派手な買い替えよりも、家族でひとつの道具をていねいに受け継ぎ、自然のなかで遊ぶ時間そのものを大切にする。

ヤンニさんが紹介してくれた “フィーカ” の文化も、その延長線上にある。コーヒーを淹れて、お菓子をつまみながら、ただ「いま」の時間を味わうための休憩。効率とは真逆のところにある、ゆるやかなひととき。この考え方に、僕自身深く感動した。
道具も時間も、急がず、比べず、じっくり味わう——。そんな暮らし方が、北欧ではごく自然に根づいている。最初はただの道具でも、使い続けるうちに、
Trangiaが100年続いた背景には、きっとそんな“

ときがわ町は派手な景色はないけれど、火をつけたり、湯を沸かしたり、季節の風を感じたり、暮らしの小さな営みにやさしく寄り添ってくれる場所だ。この里山で100周年を祝えたこと自体が、「長く愛される暮らし」の象徴のように感じられた。
すごく特別なことをしなくてもいい。お気に入りの道具を少していねいに扱ってみる。火のそばでぼーっとする時間を味わってみる。そんな小さな積み重ねが、暮らしを豊かにしていく。100年後、だれかがここでおなじ道具を手にして、また新しい時間を育てている。
そんな未来を想像することが、

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PROFILE
ランドネ / NONIWA
青木達也(アオ)
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/



















