
東海道からレインボーブリッジまで、品川お台場トレイル|地図好き芸人が案内する、TOKYOココ岳TRAIL
小林知之
- 2026年03月30日
その土地ならではの魅力が全国各地にあるように、東京には東京にしかない魅力がある!新旧入り混じる大都会で山好きに歩いてもらいたい、ランドネ的トレイルを紹介します。
東京の海岸線と冒険を感じるトレイル

オフィス街のイメージがある品川は、東海道五十三次の第一宿場。中山道の板橋宿、甲州街道の内藤新宿、日光街道の千住宿と並んで江戸四宿と呼ばれる、古くから文化と人が交流する場でした。今回は、品川宿のある北品川駅からレインボーブリッジを渡り、お台場までのココ岳トレイル。地形ポイントは、江戸時代の海の名残りを感じながら、東京ウォーターフロントと呼ばれるおしゃれ地域を歩きます。
スタート地点の北品川には、品川宿だけでなく、都内最大級の富士塚・品川富士があります。山頂からの眺めがとにかく気持ちいい。ここでトレイルハイクの安全を祈願。品川宿の少し先には、日本でもめずらしい、クジラの骨を祀る鯨塚のある利田神社が。クジラが打ち上げられた場所、すなわち海岸線がここまであった証拠になります。江戸の海岸線を感じながら、天王洲運河を下り東京湾へ。

そして今回のメインスポットは、レインボーブリッジ。遊歩道「レインボープロムナード」の距離は約1.7㎞。芝浦側、台場側のどちらかを選んで歩くことができます。橋の途中には、ビューポイントがあり、台場側からは東京タワーとスカイツリーを同時に眺めたり、東京の街を見下ろしたりすることができます。
ゴールとなるお台場は、名前の由来のとおり「砲台」を指しています。あまりピンと来ないかもしれませんが、レインボーブリッジ(芝浦側)から人工的に四角く造られた島を見下ろしてみると、「ここに大砲を置いて、黒船襲来に備えたのか!」とワクワクしてくるはず。そして台場に上陸してみると、その歴史の面影を感じることができるのです。冒険感あふれる品川お台場トレイル、ぜひ歩いてみてください。
SPOT1 地形を切通して造られた線路たち

北品川駅から八ツ山橋へ向かう途中、東海道五十三次の宿場が書かれた石柱が並んでいて、ミニチュア東海道中を楽しめます。また八ツ山橋からは無数の線路を眺めることも。ここは明治初頭、線路を通すために御殿山の地形を切り開いた切通しなのです。

SPOT2 江戸から続くパワースポット品川富士

都内最大級の富士塚が鎮座する品川神社。ここから景色を眺めると、時が止まったかのように心静まります。かつては、海を見下ろすことができていました。東海道を歩いてきた旅人たちが、富士塚に登り海を眺める。最高じゃないですか。京急北品川から来た理由は、品川富士とおなじ高さで高架の京急線を眺めることができるから。京急越しには旧宿場町、そしてその先には天王洲ビル群。現代まで愛される景勝地です。

品川神社の創建は1187 年。平安時代末に源頼朝が造り、徳川家康が関ヶ原の戦いの出陣のときに戦勝祈願をしたといわれる。境内には富士信仰でもある浅間神社があり、登頂祈願をしてから富士塚に登ることができる。



品川神社
東京都品川区北品川3-7-15
TEL.03-3474-5575(9:00~17:00)
https://shinagawajinja.tokyo/
SPOT3 品川宿の情報発信所「品川宿交流館」


1階には休憩スペースと駄菓子屋さん。2階には品川宿の歴史を知ることができる展示物やパンフレットが。「東海道 御宿場印」と駄菓子の行動食を手に入れたら、江戸の旅人感が味わえるはず。

品川宿交流館 本宿お休み処
東京都品川区北品川2-28-19
TEL.03-3472-4772
営業時間:10:00~16:00
定休日:月曜日
https://www.toukaido-shinagawashuku.com/
SPOT4 こばやし的東京景勝地のひとつ「品川浦と船だまり」

江戸城に魚を納めるほど、豊富な水揚げと海苔の養殖で栄えた品川浦。現在は屋形船や釣り船が並び、風情ある景色を眺めることができます。けれど再開発により、この景色が見られるのもあと何年か……。いまのうちに見ておきましょう。

SPOT5 新しい文化の発信地、天王洲運河エリア

東京湾ウォーターフロントと呼ばれるロケーションに恵まれたエリア。東京は運河が多い町なのです。この天王洲運河は目黒川と合流。天王洲水門を眺めながら川沿いを歩くのは気持ちがいい。

SPOT6 歩いて渡るレインボーブリッジ

観覧車や東京タワーがそうだったように、見たことしかなかったものに乗ったり上ったりしたときの感覚は、まさにアトラクション。レインボーブリッジもそう。渡り切ったあとの謎達成感をぜひ体感してほしいです。


SPOT7 ペリー来航に危機を感じ造られた台場

1853 年、突然の黒船来航によって江戸幕府が造った人工島、台場。第三台場へは、お台場海浜公園の砂浜から渡ることができ、砲台跡やかまど場などを見ることも。土手に囲まれ芝生が広がる台場公園内の雰囲気は、なんとなくラピュタ的な世界観。

今回歩いたトレイル

「TOKYOココ岳TRAIL」の紹介スポットは、ランドネのマイマップでもチェックできます!
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