
鉄道会社が本気で作ったクラフトジン「S-Gin 211」徹底検証!静岡の素材と引退車両への想いが詰まった一本
タビノリSTAFF
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「JR東海がクラフトジンを作った」と聞いて、驚く人は多いのではないでしょうか。 新幹線や在来線を運行する鉄道会社が、なぜお酒の製造に乗り出したのか。そこには、JR東海による静岡の地域活性化への本気の想いと、2025年2月に引退した211系電車へのオマージュが込められていました。 静岡各地の素材を詰め込んだクラフトジン「S-Gin 211」の魅力を余すところなくご紹介します。
静岡のホテルバーで出会える「鉄道会社のクラフトジン」
JR静岡駅から徒歩1分の場所にあるホテルアソシア静岡。そのバーカウンターで提供されているカクテルが、いま静かな話題を呼んでいます。
カクテルのベースとなるジンは、柑橘の爽やかな香りとともに、どこか懐かしい緑茶のニュアンスを漂わせます。
これが「S-Gin 211」——JR東海静岡支社が手がけたオリジナルのクラフトジンです。「鉄道会社が作ったジン」と言っても、単なる話題作りの企画商品ではありません。
開発には静岡支社の担当者が2か月以上、税務署に通い詰めて酒販免許を取得し、1年にわたって世界的に評価される蒸留家と何度も試作を重ねました。ストーリーを抜きにしても「お酒として自信のある味わい」と開発者が胸を張る、本気の一本なのです。
【カクテル概要】
名称「Natural Harmony」
価格¥1,500-
コンセプトは「調和」。ジンの持つ静岡産の柑橘やお茶の香りを楽しめるよう
カクテルにも静岡産の素材を使用。静岡産のみかんジュースやお茶の葉を取り入れ、
ジンと素材とのハーモニーもお楽しみいただけます。
3分でわかる「S-Gin 211」── 5つの魅力
詳しい解説の前に、このクラフトジンの魅力を5つのポイントでご紹介します。忙しい人はここだけ読めば魅力がわかります!
① JR東海開発のオリジナルクラフトジン
JR東海静岡支社が地域活性化事業の一環として開発しました。静岡支社として初めて酒販免許を取得するところから始まった、本気のプロジェクトです。
② 静岡各地の素材を「湘南色」でつなぐ
緑茶の「緑」と柑橘の「オレンジ」は、211系電車のラインカラーである湘南色そのもの。熱海、三島、島田、浜松——静岡を東西に走る鉄道のように、各地の素材が一杯のジンに凝縮されています。
③ サスティナブルな原料調達
使用するボタニカルの多くは、そのままでは捨てられてしまうものです。規格外の摘果みかん、ペットボトル茶の抽出後の茶殻、木材加工後の端材。「もったいない」を価値に変えるサスティナブルな取り組みが根底にあります。
④ Forbes選出の蒸留家が調合
香りの設計を担当したのは、Forbes誌「30 UNDER 30」ASIA部門に蒸留家として初めて選出された山口歩夢氏。三島市に蒸留所を構えるWhiskey&Co.株式会社の技術が、静岡の素材の奥深さを最大限に引き出しました。
⑤ 2025年引退の211系電車へのオマージュ
長年静岡地区で通勤・通学の足として愛された211系電車。2025年2月に運用を終えたこの車両への想いを込め、「S-Gin 211」と名付けられました。価格も5,211円・6,211円と「211」にちなんだ設定です。 この後は、開発の詳しい経緯、各ボタニカルのストーリー、おすすめの飲み方、担当者インタビューをお届けします。
なぜJR東海がクラフトジンを? 開発の背景は
規格外農作物の活用から始まった地域連携
JR東海静岡支社は、東海道線のほか御殿場線、身延線の運行を管理しています。近年は鉄道の運行にとどまらず、沿線地域の活性化を目的としたさまざまな取り組みを進めてきました。 その一環として2023年秋に始まったのが「規格外農作物の活用」です。周辺自治体から相談を受けた規格外の農作物を、ホテルアソシア静岡の朝食ビュッフェや鉄板焼きの添え物、デザートなどに活用。宿泊者に地域の魅力とSDGsへの取り組みをPRしてきました。いずれも、生産者の思いが詰まった農作物の特徴を1つ1つ確かめ、料理長が自ら考案したメニューです。さつまいも、みかん、イチゴ、キウイフルーツなど、扱った農作物は多岐にわたります。

JR東海がジンを選んだ2つの理由
取り組みが拡大するにつれ、より多くの農作物を、より多くの方へPRするためにホテルだけでなく他の活用方法を模索するようになりました。しかも、特定の農作物だけでなく、鉄道会社らしく「面」的な繋がりを活かして複数の素材を同時に活用したい—。 そこで着目したのがクラフトジンでした。理由は大きく分けて2つあります。 1つは、ボタニカルとしてある程度自由に原料を選べること。複数の地域素材を組み合わせて、静岡全体の魅力を表現できます。 もう1つは、鉄道会社がお酒を販売することの話題性です。実際、「JR東海がクラフトジンを作った」というインパクトがあり、多くのメディアに取り上げられることでこの取り組みを広くPRすることに成功しました。

三島の蒸留所との出会い
製造にあたっては相談したのが、三島市に蒸留所を構えるWhiskey&Co.株式会社でした。 https://whiskey.co.jp/ 「鉄道会社がオリジナルのクラフトジンを出すこと、そしてサスティナブルな原料を活用しながら静岡の魅力をPRするものであるというユニークさ」—同社はこのコンセプトに共感し、協力を快諾。 そこから始まったのは、どういった素材が静岡らしさを感じさせるか、どうしたら他のジンとは違うユニークな香りを出せるかという試作の日々です。ホテルアソシア静岡のソムリエも加わり、専門的な知見を落とし込みながら、何度も調整を重ねました。


「S-Gin 211」に込められた想い ── 名前とラベルの秘密
211系電車へのオマージュ
鉄道会社であるJR東海が、この商品を通じて多くの人に静岡の魅力を知ってもらうためにはどうしたらいいか。そこで注目したのはやはり鉄道でした。 S-Gin 211の主要な原料である「緑茶」と「柑橘」の色、緑とオレンジ——それを211系電車のラインカラーである「湘南色」として見立てました。(※湘南色は東海道本線で湘南地域を走ったグリーンとオレンジのツートンカラー)
211系電車は長年にわたって静岡地区で活躍し、通勤や通学で利用した人も多い電車です。商品発売の約1か月前にあたる2025年2月には、静岡地区での運用が終了したばかりでした。 「211系のように静岡で愛されてほしい」——そんな願いが、このジンには込められています。

「S」と「211」に込めた意味
商品名「S-Gin 211」の「S」には、「Shizuoka(静岡)」と「Sustainable(サスティナブル)」の2つの意味があります。 また、211系電車は社内で「SS編成」(3両編成)、「GG編成」(2両編成)と呼ばれていました。この呼称から着想を得て「S-Gin」と命名。ラベルのデザインにも、SS編成・GG編成をオマージュした要素が取り入れられています。

静岡を凝縮したボタニカル ── 素材と香りのストーリー
使用ボタニカルと産地
「S-Gin 211」に使用されている静岡県産のボタニカル(植物由来の原料)は以下の5種類です。それぞれ様々な背景を持っています。
ダイダイ(熱海市) 熱海市のダイダイ農家では高齢化が進み、収穫時期を迎えても収穫されないダイダイが増えています。この課題を受け、熱海駅の社員が実際に収穫を手伝ったものを使用しています。
葉ショウガ(三島市) 爽やかな香りを演出する素材です。三島市産のものを使用しています。
神座みかん(島田市) 栽培過程で摘果された規格外品を活用しています。柑橘の爽やかな香りの核となっています。
天竜杉(浜松市) 伐採した木材を加工した後に発生する端材を使用しています。森林の香りを思わせるニュアンスを加えています。
緑茶(静岡県産) お土産や駅弁などの販売を手掛けるJR東海リテイリング・プラスが駅構内で販売していたペットボトル飲料「旅茶房静岡茶」の抽出後の茶殻を再利用しています。


Forbes誌に選ばれた山口歩夢氏による香りの設計
これらのボタニカル素材を調合したのは、Whiskey&Co.株式会社の山口歩夢さんです。山口さんは、Forbes誌が選ぶ「30 UNDER 30(世界を変える30歳未満の30人)」ASIA部門に、蒸留家として初めて選出された若き実力者です。

完成した香りについてコメントをいただいています。
「静岡の恵みを生かしながら、我々の蒸留所のスタイルである香り
が華やかで、爽快な飲み心地を目指して製造しました。ジンらしいしっかりとしたジュニパーベリーの香りに、緑茶とロー ズマリー、フェンネルのやわらかいグリーンな香り、摘果みかんとだいだいの爽やかな柑橘香。生姜の葉、天竜杉のすっ きりとしたグリーンさが特徴のジンとなっています。トニックやソーダで、さっぱりと飲みやすい仕上がりとなっていま す」

おすすめの飲み方・楽しみ方

まずはボトルを開けて香りを楽しむ
公式がすすめる最初のステップは、開封してそのままの香りを楽しむこと。摘果みかんとダイダイが織りなす柑橘の爽やかな香りのなかに、お茶や杉のニュアンスを感じられるはずです。
公式おすすめは「ジンソーダ」
ジンといえば、甘いソーダ水(トニックウォーター)で割った「ジントニック」が定番です。しかし「S-Gin 211」には、甘くないソーダで割った「ジンソーダ」がおすすめだといいます。 ジン本来の甘さが引き立ち、いくらでも飲めてしまいそうな軽やかな味わいになります。食事との相性も良く、静岡名物の桜えびやしらすと合わせても楽しめそうです。
実際に飲んでみた! テイスティングレビュー
実際に、ジンソーダを作ってみました。
ジンといえば、ジントニックというイメージがありましたが、おすすめの「ジンソーダ」でいただいてみました。
まず、立ち上がってきたのが爽やかな香りです。静岡産のボタニカルがソーダの発泡と合わさって広がる気がします。そして一口飲んでみると、とてもすっきりしています。良い意味でクセがなく、ついつい何杯も飲んでしまいそうな味わいです。
飲んだ後はしっかりとボタニカルの香りも広がる印象で、そこも良い。
ぜひ今度は、ホテルでカクテルを味わってみたいと思いました。
ホテルではジンソーダにライムを加えて飲むなど、様々なアレンジも可能とのことで、ぜひ試してみたくなります。

担当者インタビュー:JR東海、塩谷和史さんに聞く開発秘話

「S-Gin 211」の企画を担当したJR東海静岡支社の塩谷和史さんに、開発の舞台裏を聞きました。
開発に当たって込めた2つの狙い
「この企画には2つの大きな狙いがありました」と塩谷さん。
1つは、サスティナブルという社会的関心の高いテーマに絡めて、静岡エリアをPRすること。 本商品でいえば『緑茶』や『柑橘』が原料にあたりますが、これを手に取ることでより広い意味での静岡を感じてほしい。お茶やみかんといった定番の名産品だけでなく、静岡の豊かな風土や文化への興味を引き起こし、訪問のきっかけになればと考えました。
もう1つは、鉄道会社の強みを活かしながらも、鉄道以外の方法で地域の魅力を発信すること。 これまでJR東海の『地域活性化』といえば、臨時列車の運行など鉄道施策が中心でした。この取り組みは、鉄道施策以外での地域としっかりとつながることができる事例となり、今後の企画の幅が広がりました。
酒販免許取得という大きな壁
販売までの道のりで最大の課題となったのは、静岡支社として初めての酒販免許取得でした。
支社内に酒販免許に詳しい者は当然おらず、2か月以上静岡税務署に通い詰めて、必要な情報を集め、書類を作成しました。商品を販売するためのECサイト構築や、酒販管理者講習の受講も直轄で対応しました。仕入れ後も効果的な販促計画を継続的に打ち出すなど、山積した課題を一つずつ、まさに手探りで解決していく日々でした。
社会へのコミットメントの一つの解として
この取り組みは、静岡エリアの魅力発信にとどまらず、JR東海が『地域活性化』『地域連携』という側面でどう社会にコミットメントできるかを考える際の、新たな解の1つになると思っています。そういった意味では極めて象徴的な新規事業だと言えます。ぜひ、静岡の豊かな風土に想いを馳せながら、「S-Gin211」をご賞味いただきたいです。

商品情報・購入方法
商品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | S-Gin 211(エスジンニヒャクジュウイチ) |
| 品目 | スピリッツ |
| 品名 | ジン |
| アルコール分 | 40% |
| 内容量 | 700ml |
| 製造者 | Whiskey&Co.株式会社(静岡県三島市) |
ラインナップと価格
| 商品 | 価格(税込) |
|---|---|
| 211系ラベル+211系コースターセット | 6,211円 |
| オリジナルラベル+211系ステッカーセット | 5,211円 |
※価格は211系にちなんだ設定
購入方法
「JR東海MARKET」での通信販売です。
オリジナルカクテルを味わえるホテル
- ホテルアソシア静岡 (バー エストマーレ)
- 所在地:〒420-0851 静岡県静岡市葵区黒金町56
- 連絡先:054-254-4141
- 最寄駅:JR静岡駅(北口)から徒歩1分
- 駐車場:提携駐車場あり(宿泊者優待料金)
- https://www.associa.com/sth/
まとめ
「S-Gin 211」は、ストーリーにあふれたお酒です。静岡各地の「もったいない」を価値に変えるサスティナブルな原料調達。世界的蒸留家による香りの設計。2か月間税務署に通い詰めた酒販免許取得。そして、長年愛された211系電車への想い——。
もちろん「ストーリーを抜きにしても、お酒として自信のある味わい」と開発者が自信を見せるこのクラフトジン。静岡の風土を一杯に凝縮した、鉄道会社の本気が詰まった一本です。 211系とともに、静岡の記憶を味わってみてはいかがでしょうか。
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