BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

グッドイヤー・イーグルF1 R、オールラウンドに使えるトップグレード

グッドイヤーのロード用タイヤラインナップには、万能レーシングモデルのイーグルF1 Rと、軽さを追求した軽量モデルのイーグルF1スーパースポーツRという2モデルがあるが、軽量モデルが上で万能モデルがセカンドグレードというわけではない。あくまで目的(オールラウンドか、軽量追及か)によって選び分ける並列の存在である。

ここで試すのはイーグルF1 R。あくまでレース向けのタイヤではあるが、オールラウンドに使えるということでロングライド向けタイヤのカテゴリに入れることとした。

イーグルF1スーパースポーツRのページでは、「転がり抵抗を避けるためにケーシングがサイドウォール部で三重、センター部分が二重になっている」と説明したが、このイーグルF1 Rもその特殊なケーシング設計は同じ。だが、トレッド下部に耐パンクベルトが追加されている。また、グッドイヤーの初期モデルは「雨で滑る」というフィードバックが多かったというが、この新型ではコンパウンドを改良しウェットグリップを確保したという。

この新型イーグルF1シリーズにはトランスペアレント(transparent:透明な、透き通った、という意味)というカラーが設定される。これは文字通り、サイドウォールを透明なゴムで覆ったもので、ケーシングの素材の色が楽しめる。

試乗したのはチューブレスレディの28C(実測318g)で、25C~34Cと幅広いサイズラインナップが用意される。イーグルF1スーパースポーツRと同様、グッドイヤーのトップモデルながら1万円前後と比較的低価格に抑えられている。

EAGLE F1 R チューブレスコンプリート

価格:¥11,000(税込)

  • カラー:ブラック、トランスペアレント
  • サイズ(重量):700×25C(285g)、700×28C(315g)、700×30C(330g)、700×32C(345g)、700×34C(375g)

詳細はこちら

試乗レビュー ライター安井行生✕TRYCLE田渕君幸

ここではサイクルショップTRYCLE田渕君幸代表とライター安井行生が試乗レビューをお届け。TRYCLE LODGE MIYAGASE 相模原市を拠点にツアー・オブ・ジャパン相模原ステージでも使われる宮ケ瀬湖周辺のアップダウンのあるコースで試し、その感じたところを対談形式でお伝えする。

悪いところが見つからない

田渕:チューブレスということもあって乗り心地が非常によく、万能ロード用タイヤというに相応しいタイヤです。走りの軽さはトップクラスだし、グリップも安心感があるし、悪いところが見つからない。

安井:はい。欠点がないですね。加速は軽やかだし、スピードに乗せるとどこまでも快適かつスムーズに滑空する。まさに最新ロードタイヤのトレンドど真ん中の走り。ソフトなタイヤですが、空気圧を下げても腰砕け感がなく、転がり抵抗が増えにくいと感じました。

田渕:イーグルF1スーパースポーツRほど尖がった性格ではありませんが、これも十分すぎるほど速いタイヤですよね。

安井:それがこの価格ですからね。1万円前後というと、今やセカンドグレードの価格帯ですから。今日みたいなちょい乗りだと、軽量モデルであるイーグルF1スーパースポーツRのほうがメリットを感じ取りやすいですが、耐パンク性とか耐摩耗性という点においては万能モデルのほうが強い。でも、同価格でもっと軽いイーグルF1スーパースポーツRのほうが分かりやすいし、スペックが派手でどうしても目立ってしまう。

田渕:そうなんですよ。だから一番のボリュームゾーンである一般サイクリストはスペックだけを見るのではなく、自分の使い方に照らし合わせて選んでほしいですね。ペラペラで超軽量なレーシングタイヤよりこのイーグルF1 Rのような「走りはちゃんと軽くて安心感もある」というモデルを選んだほうが幸せになるケースは多いと思います。

問:フカヤ https://fukaya-nagoya.co.jp/

SHARE

PROFILE

安井行生

安井行生

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

安井行生の記事一覧

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

安井行生の記事一覧

No more pages to load