
新城幸也が2026シーズンの契約更新 NIPPOが運営母体と提携し若手育成を強化、水谷壮宏氏が監督就任
せいちゃん
- 2025年12月05日
INDEX
新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が、2026年シーズンの契約更新を発表した。所属チームの運営母体であるトスカーナ・ファクトリーとNIPPOが新たにパートナーシップを締結。プロ21年目を迎える新城は、新たに監督に就任する水谷壮宏氏と共に、若手日本人選手の育成に尽力していく。
NIPPOとトスカーナ・ファクトリーが提携 水谷壮宏監督の下で若手育成とリザルトを追う

12月5日、新城幸也のマネジメントを務める「TEAM ユキヤ通信」がプレスリリースを配信し、新城の2026年シーズンの去就について明らかにした。
新城は今季、トスカーナ・ファクトリーが運営するUCIプロチーム「ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ」へ移籍。アジアツアーを中心に転戦し、ベテランとして、またチームキャプテンとしてチームを牽引した。チームは年間23勝という創設以来最高の成績を収めており、その功績と存在感が評価され、来季の契約更新に至ったという。
NIPPOがパートナーシップ締結 若手育成の環境を強化

今回の契約更新を前に発表されたのが、NIPPOとチーム運営母体であるトスカーナ・ファクトリーとのパートナーシップ締結だ。
日本鋪道レーシングチーム時代から40年にわたり自転車ロードレース界を支援し続けているNIPPO。今回の提携により、UCIプロチームおよびその育成組織であるUCIコンチネンタルチームでの活動を通じて、日本人選手やスタッフが世界に挑戦するための環境をより強固なものにする狙いがある。
これにより新城は、自身の成績を追求するだけでなく、長年の欧州トップレースで培った経験を次世代の日本人選手へ「直接伝える」という重要な役割を担うことになる。
「経験を活かすため、同じチームで走る必要がある」新城コメント

キャリア21シーズン目を迎える新城は、現役続行の意義について「若手日本人選手の育成など、自分の経験を活かすレース活動をするべきという思いがあり、そのためには実際に同じチームで走る、同じレースを走ることが必要だと感じていた」とコメント。

また、来季のチーム体制強化の一環として、かつてNIPPO・ヴィーニファンティーニなどで指揮を執った水谷壮宏氏の監督就任を新城自らがリクエストし、実現したことも明かされた。
以下、プレスリリースより新城のコメントを紹介する。
「来年も走ります!この年齢まで現役を続けることができ、本当に幸せなことだと、サポートしていただいております皆様、応援してくださる皆様にまずは感謝申し上げます。
自分が現役を続行する意味として、若手日本人選手の育成など、自分の経験を活かすレース活動をするべきという思いがあり、そのためには実際に同じチームで走る、同じレースを走ることが必要だと感じておりました。
ですからトスカーナ・ファクトリーと締結したNIPPO様の力をお借りして、NIPPOの自転車競技サポート40年の実績と、自分のプロとしての経験を集結し最高のチームを作っていきたいと思います。
今年、このチームに加入し、今のチームに足りないものがたくさん見えてきた部分もあり来シーズンに向けてそれを補うための準備もしてまいりました。その中で、水谷壮宏さんにぜひチームの監督になって欲しいとお願いし、実現することとなり、水谷監督の下で走るのが今からとても楽しみです!
来シーズンも日本で走る機会がたくさんあると思いますので、引き続き、応援よろしくお願いいたします!!」
12月9日からトスカーナでキャンプイン

チームは12月9日から12日にかけて、拠点を置くイタリア・トスカーナ州のサンバロントにてトレーニングキャンプを実施する。期間中にはオンラインでのメディアカンファレンスも予定されており、新体制での具体的なレーススケジュールや、合流する若手日本人選手についての詳細なども語られることになりそうだ。
- BRAND :
- Bicycle Club
SHARE
PROFILE
せいちゃん
稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている
稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている



















