BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

郡司浩平が地元・平塚で悲願のグランプリ初優勝|KEIRINグランプリ2025

2025年12月30日、神奈川県の平塚競輪場で競輪界最高峰の一戦「KEIRINグランプリ2025」が開催された。
激戦を制したのは地元神奈川の 郡司浩平(35歳・99期)。悲願のKEIRINグランプリ初優勝を達成した。前日に行われたガールズグランプリを佐藤水菜が制し、男女ともに神奈川勢が年末恒例のビッグレースを制覇。スタンドは超満員の熱気に包まれた。

近畿ラインを郡司浩平がはねのけ、僅差の捲り

レースは寺崎浩平(福井・117期)を先頭に、南修二(福井・88期)、脇本雄太(福井・94期)、古性優作(大阪・100期)からなる近畿ラインが主導権を握る形でスタートした。

先導員が外れる前から各選手の位置取りは激しく、眞杉匠(栃木・113期)が寺崎番手の脇本雄太の位置を奪うなど、序盤から波乱含みの展開となった。

最終周では、寺崎の番手にいた嘉永泰斗(熊本・113期)が一気に仕掛け、最終バックでは捲り切ったかに見えた。
しかしその後方から、郡司浩平が鋭いスピードで外を伸ばす。直線で前団を飲み込み、そのまま押し切ってゴール。地元ファンの大歓声の中、見事な逆転勝利を飾った。

2着には阿部拓真(宮城・107期)、3着には吉田拓矢(茨城・107期)となった。

「嘉永選手が仕掛けたタイミングで、自分のタイミングではなかったけれど、“行かなきゃ”と思って踏みました。
後ろに誰か来ても絶対に振り切れるという気持ちでした。最後の最後までは本当にわからなかったです」

レース後、郡司はそう振り返り、勝負どころでの心境を明かした。まさに勝つべくしてベテランがつかみ取った勝利だった。

郡司浩平、最高の舞台でつかんだ栄冠

地元・平塚競輪場でのグランプリ制覇は、郡司にとって特別な意味を持つ勝利となった。長年トップ戦線で戦い続けてきた実力者が、最高の舞台で結果を出したこのレースは、多くの競輪ファンの記憶に深く刻まれる一戦となった。

「夢のようです。応援が力になりました。取りたい、取りたいと思っていましたが、いざ取ってみると本当に夢のようです。過去の大会では期待に応えられず悔しい思いをしてきましたが、今回は皆さんの声援に背中を押されました。単騎での戦いは寂しさもありましたが、応援のおかげで“ひとりじゃない”と感じられました」

来季に向けては、「来年は1番車として走ることになります。この重みを感じながら、1年間を通して安定した成績を残し、ふさわしいレースをしたいです」と決意を語った。郡司浩平の勝利は、単騎での冷静な判断力と、地元ファンの声援が結実した結果といえるだろう。

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load