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“万能レーシングバイク”BMCチームマシーンSLR01とSLRに試乗、徹底比較してみた

スイス発の「BMC」というブランドは、いい歴史の重ね方をしていると思う。2000年代初頭からフレーム作りに関して独自の試行錯誤を続けており、トレンドに左右されることなく個性的なフレームを作って常にレースシーンの最前線に立つ。安っぽくもないし、かといって成金趣味でもない。マイナーでもないが、サイクリングロードをうじゃうじゃ走っているほどメジャーでもない。クールに徹するでもなく、やんちゃに弾けるでもない。それが故にいつの時代も分かっている人に支持される。そんなブランドだ。

ここでは“万能レーシングバイク”チームマシーンのグレード違いSLR01とSLRを試乗した安井行生、バイシクルクラブ編集長山口がその違いをお伝えする。

5代目へと進化したチームマシーンSLR01と第4世代となるチームマシーンSLRを比較

2025年には5代目へと進化したが、“万能レーシングバイク”という基本コンセプトは不変。フレーム形状は丸みを帯びたものになり、プロレースを前提にした剛性と、ライドフィールを追求したジオメトリにこだわったまま、フレームセット重量を前作比で16%も削減したという。

チームマシンSLR01フォーの販売形態は2種類。3カラーが設定されるフレームセット(87万7800円)と、アルテグラ完成車(144万6500円)で、完成車にはオリジナルのカーボンホイール、CR40SLカーボン(リムハイト40mm)が付く。

チームマシーンSLR01フォー アルテグラ Di2

チームマシーンSLR フォー 105

そんなチームマシーンSLR01と比較するのは、第4世代となるチームマシーンSLR。

チームマシーンSLRシリーズは、プロが使用するトップモデルのチームマシーンSLR01と、セカンドグレードとなるチームマシーンSLRがあるが、2026年現在、第5世代になっているのはチームマシーンSLR01のみで、ミドルグレードのチームマシーンSLRは第4世代となる。

チームマシーンSLR01
チームマシーンSLR

とはいえまだまだ現役。2025年には大幅なマイナーチェンジを受けてケーブル類の内蔵化とフォークの刷新が行われており、4.5世代とでもいうべき存在になっている。用意されるのは3種類の完成車で、今回試乗するのは機械式105完成車のチームマシーンSLRフォーである。

チームマシーンSLR01
チームマシーンSLR

世代、グレードを越えて共通するBMCらしい走り

チームマシーンSLR

山口:世代も価格も違う2台ですが、乗り味に共通するものがありますね。

安井:はい。BMCは前からずっと試乗させてもらっていますし、自分でも何台も購入して乗りましたが、いつの時代も万能系のモデルはガチガチにはせずに、ペダリングしやすさと疲れにくさを持たせるんですね。

山口:はい。そうですね。

安井:高負荷で踏んだときには絶妙なしなりを持たせて、脚を回しやすくするというフレーム作りをずっとしてきたメーカーです。今回は両車ともそういうBMCらしさがありました。やっぱり彼らは意図してそう仕立ててるんだなと思いましたね。

チームマシーンSLR01
チームマシーンSLR

山口:チョコモナカジャンボみたいなフレームですよね。

安井:……はい?

山口:外はパリッとしてるけど、中はしっとりしているという。

安井:あ、なるほど。で、最後には板チョコの芯があって大パワーを受け止めると。確かに確かに。上手いこと言いますね。

山口:今回は、借りたモデルの価格差が相当大きいですが。

安井:チームマシーンSLR01フォー が144万6500円、チームマシーンSLRフォーが60万600円。個人的にはSLRの乗り味がすごい好みでした。ホイールはオリジナルのアルミリムなんですが、これが悪くない。重量はあるんでしょうけど、パワーを吸われる感じがそれほどない。ロードバイク全体に言えることですが、最近はミドルグレードのレベルが上がって、「嫌なところ」が少なくなってきてますよね。かつてのミドルグレードにあって当然だった「パワーが吸われる感じ」「引きずられる感じ」が相当小さくなってる。これは機械式105でアルミリムですが、この走りだったらいいライドができますよ。

チームマシーンSLR01
チームマシーンSLR

山口:レースでも使える性能だと思いました。ヒルクライムも気持ちよく走れるし、上位グレードに共通する乗り味があります。メーカーによっては、グレードが変わると別物になっちゃうモデルも多いですが、BMCはそこらへんを上手くコントロールしてますね。

安井:はい。トップグレードのSLR01はさすがにかなりレーシーですが、チームマシーンRほど硬くはないですね。プロがヒルクライムをするために最適な剛性は出ていますが、BMCらしい乗りやすさはちゃんとあります。

山口:確かに坂ではすごくよく進みますね。これはヒルクライム速いでしょう。

チームマシーンSLR01

安井:登坂性能めっちゃ高いですよね。久々に坂でここまでよく進むフレームに乗りましたよ。このBMCオリジナルのカーボンホイールも相当出来がいいです。100万円代中盤は絶対的には高いけど、高価格化が進む今となっては、この性能でこの価格なら悪くないと思います。

山口:SLR01はもう完全にハイレベルなヒルクライムレース向き。一方、SLRはもう少しオールラウンドに使えますね。サイクリングにも使えるぐらい落ち着いた走りをしてくれます。

安井:山岳グランフォンドには最高でしょうね。最近はどうしてもエアロロードが目立ちますが、BMCはこういう万能モデルを作らせると本当に上手いんですよ。

チームマシーンSLR01にはAerocore Bottle Cagesが付属する

BMC Teammachine SLR01 FOUR Ultegra Di2

1,446,500円

  • 特徴:BMC伝統の軽量・高剛性カーボンフレームを採用した、トップレベルのオールラウンドレーシングモデルのShimano Ultegra Di2仕様。専用ボトルケージが付属する
  • コンポーネント: Shimano Ultegra Di2 with 4iiii Precision Gen3+ Power Meter
  • ホイール:CR 40 SL Carbon(23mm高、チューブレスレディ)
  • コックピット:CS Carbon Evo | One-Piece Full Carbon Cockpit

BMC公式サイト

BMC Teammachine SLR FOUR 105

600,600円

  • 特徴:ACE+設計による空力・剛性性能を維持しつつ、ケーブル類をフル内装化したカーボンレーシングフレームにShimano 105 2×12を搭載したコストパフォーマンスモデル
  • コンポーネント:Shimano 105 2×12(ST-R7120 / R7100系)
  • ホイール:アルミリム PRD23 (23mm高、クリンチャー)
  • コックピット:BMC HB D4 03 ハンドル、BMC RSM01 ICS Kit ステム(内装ケーブル対応)

BMC公式サイト

問:フタバ https://e-ftb.co.jp/

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PROFILE

安井行生

安井行生

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

安井行生の記事一覧

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

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