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雪のお台場決戦 織田聖と石田唯が圧勝しJCXシリーズ王者として有終の美を飾る|シクロクロス東京2026

東京都港区のお台場海浜公園で開催された「シクロクロス東京2026」Day2。雪が舞い散る幻想的かつ厳しい寒さの中で行われたJCXシリーズ最終戦は、石田唯(TRKWorks)と織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)がそれぞれのカテゴリーで強さを見せつけ優勝。2025-2026シーズンのシリーズチャンピオンとしての座を不動のものとした。

2月8日(日) シクロクロス東京2026 Day2

前日から降り続いた雪は、Day2を迎えた日曜日も止むことはなかった。レインボーブリッジや都心のビル群が白く霞む中、お台場の砂浜は雪化粧をまとった。しかし、この低温と湿り気が砂を適度に締め固めたことで、例年の「深く、重い」砂地獄は鳴りを潜め、パワーのある選手にとってはスピードに乗せやすい高速なコンディションへと変化していた。

この日はJCXシリーズの最終戦。シーズンを通して戦ってきたランキング上位者には賞金総額136万円が授与されるとあって、会場の寒さを吹き飛ばすような熱い視線がコースに注がれた。

女子エリート:メカトラブルも意に介さず 石田唯が独走勝利

13時00分、女子エリート(WE1)がスタート。今回は女子ジュニア(WJ)のレースも同時出走となったが、世界選手権帰りの小林碧(AX cyclocrossteam)のみのエントリーとなったため、実質的に国内女子トップ層が一斉にスタートラインに並ぶ形となった。

号砲とともにホールショットを奪ったのは、スタートダッシュに定評のある竹村舞葉(SHIDO-WORKS)。しかし、お台場名物の砂浜エリアに突入すると、全日本チャンピオンジャージを纏う石田唯(TRKWorks)が圧倒的な走りで先頭に立つ。石田はスタートループを終える頃には早くも独走体制を築き上げ、自身の勝利へのレールを敷き始めた。

しかし、ここでアクシデントが発生する。スタートループ完了直後に石田が機材トラブルに見舞われ、ピットでのバイク交換を余儀なくされる。それでも石田は、築いていたリードを活かしてトップのままコースに復帰。盤石の強さを見せつけた。

一方、2番手争いは混戦となった。序盤は砂を得意とする安藤沙弥(SHIDO-WORKS)、網野聡美(ウィンディー筑波シクロクロスチーム)らが好位置につけたが、網野が徐々に後退。代わって2番手パックを形成したのは、安藤、竹村に加え、世界選手権帰りの日吉彩華(Asia Union TCS Racing Team)、山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)、そして小林だ。

2周目に入るとこのパックが崩壊。抜け出したのは、シーズン序盤をジュニアカテゴリーで走り、終盤にエリートへ挑戦してきた日吉だった。軽やかな走りで砂浜区間をスムーズにこなし単独2番手に浮上する。それに山下が続き、後方では竹村、安藤、小林が粘る展開に。

前戦の山口きらら浜を制し、砂セクションを得意とする安藤だったが、この日は落車やパンクに見舞われるなど苦戦を強いられた。また、ランキング3位の椿井和佳奈(OLIVE)も、今季苦しんでいる砂のレースに阻まれ、上位争いに絡むことができない。

結局、石田は一度も先頭を譲ることなく6周回を走りきり、フィニッシュラインで両手を突き上げた。今季JCX戦8勝目、全日本選手権と合わせて圧倒的な強さでシーズンを締めくくった。
2位にはエリート勢に割って入った日吉が入り、3位には山下が続いた。

また、注目の女子ジュニア・小林碧は、4周目に竹村をパスして全体4位でフィニッシュ。エリート選手たちと互角以上に渡り合い、来季への期待を大きく膨らませる走りを見せた。
高速化したレース展開により、フルラップ完走はわずか6名というサバイバルレースでもあった。

男子エリート:ハイスピードなサバイバル 織田聖が副島達海を突き放す

Day2のクライマックス、男子エリート(ME1)は「Top40」として開催され、ランキング上位者など選ばれし36名がグリッドに並んだ。なお、エントリーしていた城野謙次(Roppongi Express)は、自宅前の積雪により車が出せず無念のDNSという、イレギュラーな積雪ならではのエピソードも聞かれた。

レース前には雪が止んだものの、気温はさらに低下。凍てつく空気の中、14時00分にレースがスタートした。

ホールショットを奪ったのは、U23全日本王者であり世界選手権から帰国したばかりの野嵜然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校)。若き全日本チャンプの飛び出しに会場が沸くが、スタートループを終える頃には野嵜と副島達海(TRKWorks)の2名がパックとなり、少し離れてナショナルチーム監督も務める竹之内悠(/slash-PINARELLO)、沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)、全日本王者の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、小坂光(Utsunomiya Lux)、松本一成(W.V.OTA)が続く展開となる。

1周目の砂浜区間、副島が野嵜を引き離しにかかる。単独先頭に立った副島に対し、後方からはエンジンの掛かった織田と沢田がパックとなって猛追を開始。2周目には織田が野嵜をパスし、3周目にはついに先頭の副島を捕らえた。
ここから織田と副島による一騎打ちの状態が長く続いた。沢田も必死に前を追い、6周目には野嵜をかわして3番手に浮上するが、先頭2名のペースは落ちない。

均衡が破れたのはレース終盤の9周目。織田が勝負どころと見た砂区間で強烈なアタックを繰り出し、副島を一気に突き放す。独走体制に入った織田は、ファイナルラップまで危なげない走りでリードを広げ、全日本王者の貫禄を見せつけて優勝。今季JCXランキング1位の座を勝利で祝った。

2位には最後まで織田に食らいついた副島、3位にはベテランの巧さを見せた沢田が入った。序盤を沸かせた野嵜は4位、松本が5位に食い込んだ。
トップ選手のハイペースなラップタイムにより、同一周回で完走できたのは出走36名中わずか7名。シクロクロス東京の過酷さと、トップ層のレベルの高さが浮き彫りとなる結果となった。

2025-2026 JCXシリーズ表彰

レース終了後にはJCXシリーズの年間表彰式が行われた。
男子エリートは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が1960ptを獲得し、文句なしのシリーズチャンピオンに。2位には副島達海、3位には沢田時が続いた。
女子エリートは石田唯(TRKWorks)が2280ptという圧倒的なスコアで女王の座に就き、2位に竹村舞葉、3位に椿井和佳奈という結果となった。

雪のお台場という非日常的なロケーションで幕を閉じた2025-2026シーズンのシクロクロス。多くの観客が詰めかけ、寒さを熱気で溶かすような声援が送られた2日間となった。

リザルト

WE1(6周回)

1位 石田 唯(TRKWorks) 40分53秒
2位 日吉 彩華(Asia Union TCS Racing Team) +2分18秒
3位 山下 歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム) +3分02秒
小林 碧(AX cyclocrossteam)※WJ優勝 +3分27秒(参考記録)
4位 竹村 舞葉(SHIDO-WORKS) +4分13秒
5位 椿井 和佳奈(Olive) +5分16秒
6位 安藤 沙弥(SHIDO-WORKS) -1LAP
7位 須藤 むつみ(Ready Go JAPAN)
8位 山﨑 絵美(ボルケーノレーシング) -2LAPS
9位 小田 恵利花(NASK Trading)
10位 西形 舞(TRC PANAMA REDS)

ME1 Top40(11周回)

1位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) 57分30秒
2位 副島 達海(TRKWorks) +13秒
3位 沢田 時(Astemo宇都宮ブリッツェン) +1分29秒
4位 野嵜 然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校) +1分41秒
5位 松本 一成(W.V.OTA) +1分49秒
6位 竹之内 悠(/slash-PINARELLO) +2分45秒
7位 小坂 光(Utsunomiya Lux) +4分04秒
8位 加藤 健悟(臼杵レーシング) -4LAPS
9位 永野 昇海(イナーメ信濃山形) -5LAPS
10位 鈴木 来人(OnebyESU-ICV)

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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