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超高速レースでグリゼルが優勝 寺田が3位、小石と留目が特別賞をキープ|ツール・ド・台湾第3ステージ

ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)の第3ステージが台湾南部の高雄市で行われ、平均時速47km/hを超える激しい消耗戦の末、マティス・グリゼル(ロット・アンテルマルシェ、フランス)が集団スプリントを制覇。TEAM UKYOの寺田吉騎が3位に入る大健闘を見せた。また、小石祐馬(キナンレーシングチーム)がアジアンリーダーを、留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)が山岳賞をそれぞれキープしている。

逃げが決まらない平均時速47km/h超のサバイバル

大会3日目の第3ステージは、台湾仏教の聖地である佛光山佛陀記念館をスタートし、国際スポーツイベントが多数開催される高雄国家体育場へとフィニッシュする146.44km。コース中盤には3つのカテゴリー山岳(57.1km地点/3級、73.5km地点/2級、92.6km地点/4級)が連続して立ち塞がるが、後半はフラットなレイアウトとなっている。

気温27度という初夏のようなコンディションの中、パレード走行を終えてリアルスタートが切られると、ファーストアタックから激しいドンパチが始まった。ステージ優勝や逃げ切りを狙う選手だけでなく、中間スプリントのボーナスタイムを狙う総合上位陣の思惑が複雑に絡み合い、アタックと吸収が延々と繰り返される。

しかし、イエロージャージのマシュー・フォックス(オーストラリア)を擁するロット・アンテルマルシェや、エキポ・ケルンファルマが鉄壁の集団コントロールを見せ、一切の逃げを容認しない。レースは一度も決定的な逃げ集団が形成されないまま、山岳地帯へと突入していった。

ボーナスタイムと山岳ポイントを狙って躍動した留目夕陽

ハイスピードな展開のまま突入した中盤の山岳区間では、前日に山岳賞を獲得した留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)が躍動。「ボーナスタイムの獲得と山岳賞のキープを目的として、ほぼ全てのスプリントと山岳ポイントでアタックした」と語る通り、積極的な走りでポイントを加算し、見事にポルカドットジャージ(山岳賞)を守り抜いた。

上り区間ではエキポ・ケルンファルマの強力なペースアップにより集団が一時崩壊。結局、レースは3時間以上もの間、一度もペースが緩むことなく一つの集団のまま終盤の平坦区間へと向かっていった。

ロット・アンテルマルシェが連勝 寺田吉騎がスプリントで3位に食い込む

フラムルージュ(残り1km)を通過した直後、集団内でクラッシュが発生しプロトンは分断される(残り3km以内のため救済措置が適用)。トラブルを回避した約35名の精鋭グループによるスプリント勝負へともつれ込んだ。

ここで完璧な立ち回りを見せたのがロット・アンテルマルシェだった。前日にプロ初勝利を挙げた総合首位のフォックスが「昨日の疲れがあって限界に近い」と判断したため、チームは急遽エースをマティス・グリゼル(フランス)に変更。この作戦が完璧に機能し、絶好のタイミングでスプリントを放ったグリゼルがポール・エヌカン(エウスカルテル・エウスカディ、フランス)を退けてフィニッシュラインに飛び込んだ。

そして、世界の強豪に混ざってTEAM UKYOの寺田吉騎が見事なスプリントを見せ、堂々の3位を獲得。ルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム、ドイツ)が5位、追走で脚を使いながらも食らいついた岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)が9位に入っている。

小石祐馬がアジア首位を死守 総合争いは秒差の大混戦へ

優勝したグリゼルの平均時速は47.12km/hに達し、どれほど過酷な一日だったかを物語っている。この勝利により、グリゼルはチームメイトのフォックスからイエロージャージ(個人総合首位)を奪取。さらにポイント賞(グリーンジャージ)のトップにも躍り出た。

日本勢で総合最上位につける小石祐馬(キナンレーシングチーム)は、落車による救済措置を受けてトップと同タイムでフィニッシュ。「最後まで落ち着かないレースで、みんなが僕のボーナスタイム獲得のために動いてくれたり、力を尽くしてくれた。やれるだけのことはやった」とチームの献身に感謝を述べた。小石は個人総合9位(トップから14秒差)につけ、ベストアジアンライダーのブルージャージをしっかりと守っている。また、留目夕陽も総合17位(トップから16秒差)につけており、逆転の可能性を十分に残している。

翌日の第4ステージは、台湾南部の屏東六堆を巡る131.2km。平坦基調ながら3つの中間スプリントが設定されており、秒差でひしめく総合上位陣による激しいボーナスタイム争いが予想される。

ツール・ド・台湾2026 第3ステージ リザルト

1位 マティス・グリゼル(ロット・アンテルマルシェ、フランス) 3時間6分28秒
2位 ポール・エヌカン(エウスカルテル・エウスカディ、フランス)
3位 寺田吉騎(TEAM UKYO、日本)
4位 アンドレア・ダマト(TEAM UKYO、イタリア)
5位 ルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム、ドイツ)
6位 イバン・コーボ(エキポ・ケルンファルマ、スペイン)
7位 ティレン・フィンクスト(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ、スロベニア)
8位 ジュードガブリエル・フランシスコ(ビクトリアスポーツプロサイクリング、フィリピン)
9位 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン、日本)
10位 ルイス・サットン(エウスカルテル・エウスカディ、イギリス)

個人総合成績(イエロージャージ)

1位 マティス・グリゼル(ロット・アンテルマルシェ、フランス) 7時間27分42秒
2位 マシュー・フォックス(ロット・アンテルマルシェ、オーストラリア) +4秒
3位 ジョルディ・ロペス(エウスカルテル・エウスカディ、スペイン) +7秒
4位 ニル・ヒメノ(エキポ・ケルンファルマ、スペイン) +12秒
5位 イバン・コーボ(エキポ・ケルンファルマ、スペイン) +13秒
6位 マティアス・ブレグノイ(トレンガヌサイクリングチーム、デンマーク)
7位 カーター・ベトルス(ルージャイ・インシュランス、オーストラリア)
8位 ロレンツォ・クアルトゥッチ(ブルゴス・ブルペレット・BH) +14秒
9位 小石祐馬(キナンレーシングチーム、日本)
10位 ディラン・ホプキンス(ルージャイ・インシュランス、オーストラリア) +15秒

ポイント賞(グリーンジャージ)

マティス・グリゼル(ロット・アンテルマルシェ、フランス)

山岳賞(ポルカドットジャージ)

留目夕陽(愛三工業レーシングチーム、日本)

アジアンライダー賞(ブルージャージ)

小石祐馬(キナンレーシングチーム、日本)

チーム総合成績

エウスカルテル・エウスカディ

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PROFILE

せいちゃん

せいちゃん

稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている

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