
菅楓華の強みをコーチに聞く|最終日にスコアを伸ばせるスイング
フクダトモオ
- 2026年04月24日
シーズン開幕戦で6位タイとまずまずのスタートを切った菅楓華が、第2戦「台湾ホンハイレディース」で2位に6打差をつける圧勝で通算2勝目を挙げた。菅の強さの秘密を、ジュニア時代から指導する榑松陽介コーチに聞いた。
後半になってもパフォーマンスが落ちない
昨年ブレークすると今年も好調をキープしている菅。彼女もまた年間女王争いの主役候補だ。ジュニア時代から菅を指導している「フェニックス・ゴルフ・アカデミー」の榑松陽介コーチに、このオフに取り組んだ内容について聞いた。

「本人と話したところ、飛距離はそこまで求めていないということでした。それよりは安定性ですね。そこで真栄城(輝也)トレーナーと相談して、まず基礎体力とフィジカルの強化に取り組もうと」
そのトレーニングメニューはかなりハードな内容だったそうだが、菅は黙々とこなしたという。
「ジュニアの頃から継続してやる力がすごい。地味な練習やトレーニングもひたむきにやりますね。これは彼女の強みだと思います」
スイングの部分で新たに取り組んだことはあったのだろうか。
「スウェーデン発のゴルフ理論、バランスゴルフの考え方を取り入れて、セットアップを見直しました。具体的には、背骨に対してシャフトが直角になるように前傾角度をそろえていったのです」
その結果、アドレスの前傾角度が以前より少し深くなったという。メリットはどこにあるのか。
「より効率的にスイングの力をボールに伝えられることです。言い換えると、体の負担が少なくなるわけです。当然、疲れにくくなりますし、怪我のリスクを下げることにもつながりますね」
実際に、第2戦の「台湾ホンハイレディース」では、ハードなコンディションで他の選手が苦しむ中で3日目と4日目に60台を出して、逆転で優勝している。続く第3戦「Vポイント×SMBCレディス」でも、3日目に60台を出して、前日の11位タイから2位タイへと浮上。後半になってもパフォーマンスが落ちない強さを発揮している。
第2戦の優勝会見では、「難しいコースをアンダーでまわることができて、自分を褒めてあげたい」と話した菅。厳しいコンディションでも結果を出せるのは大きな強み。今季、さらなる活躍が期待できそうだ。

榑松陽介
宮崎県の「フェニックス・ゴルフ・アカデミー」でインストラクターを務めながら、菅楓華らプロゴルファーも指導している。
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PROFILE
EVEN / EVEN編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て『EVEN』編集部へ。186センチの長身で、自称“青山のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。2025年4月に『EVEN』編集長に就任。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て『EVEN』編集部へ。186センチの長身で、自称“青山のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。2025年4月に『EVEN』編集長に就任。



















