
済州島の、知らなかった山の魅力。漢拏山をめぐる緑と風の旅【後編】|山頂ランチから下山、旅支度ガイドまで
ランドネ 編集部
- 2026年09月25日
海を渡った先で見つけたのは、どこか懐かしく温かな緑の世界。韓国最高峰・漢拏山の雄大な自然を歩き、澄んだ空気と歩くぜいたくをじんわり噛みしめる、済州島トレッキング旅。
前編では、済州島・漢拏山の登山口から山頂に立つまでの道のりをお届けしました。後編となる今回は、山頂でのひとときから下山、そして日本からのアクセス情報までをご紹介します。
溶岩の岩肌と高山植物。似ているようで、少し違う島の表情
たどり着いた山頂は、大勢の登山客で賑わっていた。本格的な装備のトレイルランナーから、普段着に近い装いで楽しそうに歩いてきた人まで、まさに老若男女。韓国一の標高を誇るシンボル的な山ということもあり、どこか日本の富士山の山頂を思わせる温かな一体感と活気にあふれている。
そして山頂の最深部には、火口池である白鹿潭(ペンノクタム)がひっそりと静まり返っていた。この日はうっすらと神秘的な靄が立ち込め、神秘的な空気が池の表面を揺らしている。その幽玄な佇まいは、日光白根山や御嶽山の山頂で出会った火口湖の風景を記憶の底から呼び覚ますようだった。






山のてっぺんで風に吹かれながら、現地の方が準備してくれたキンパプをいただく。ひと口頬張ると、日本人の口にもしっくりと馴染むお米に、ほどよい塩気のたくあんとゴマ油の香るナムルが口いっぱいに広がった。体中にじわっと塩気が染み渡り、「うまいっ」と思わず声がこぼれてしまう。この山頂で味わったおいしさが忘れられず、日本へ帰ってからの山歩きでも、きっとお弁当にキンパプを持って行こうと心に決めた。



遠くのようで近かった、心ほぐれる済州の山歩き
どこか懐かしく、けれどどこか新鮮で美しかった済州島の山。国境を越えても、山を愛する人々の笑顔と、足元に咲く可憐な花々は変わらない。満ち足りた心と軽やかな足取りで、私たちは静かな下山路へと一歩を踏み出した。


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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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