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山の見方が変わる〝眼〟「観察するときに使うもの」|低山小道具研究家・森勝さんのとことん小道具研究

ライターやライト、小型ナイフ、ホイッスル、あるとなにかと役立つ山の小道具について、森勝さんが熱弁します!

遠くの島から足元の虫まで 山の見方が変わる〝眼〟

せっかくの自然のなかなのに、GPSアプリを起動して、道具まで軽量化して行き急いではいませんか? 花や鳥を観察しながらの小休止もいいもの。そんなとき、山の解像度を上げてくれる双眼鏡は最適な道具のひとつです。

  1. 軽量約195gで9倍の双眼鏡『ペンタックス UD 9×21』
  2. セレストロン(Celestron)のダハプリズム双眼鏡「トレイルシーカー ED 8×32(Trail Seeker ED 8×32)」
  3. SIGHTRON(サイトロン)の双眼鏡:10倍32㎜口径 完全防水 SII BL1032
  4. PENTAX Papilio II 8.5×21 最短50㎝合焦
  5. Nikon 双眼鏡 モナーク5 12×42 ダハプリズム式
  6. Vortex Solo Monocular 8×3
  7. アイガーツールのマイクロスコープ15倍

日々の登山でもっとも頻繁に手に取るのはペンタックスの「UD 9×21」(1)。最大の武器は、重量約195gという圧倒的な軽さです。倍率9倍は、山から見える建物や遠くの植生を観察するには過不足なく、日常の延長のように気軽にバックパックのポケットに入れて持ち運べるモデルです。

いっぽうで、より光学性能にこだわりたいときに選ぶのがセレストロンの「トレイルシーカー ED 8×32」(2)。特殊低分散(ED)ガラスを採用したモデルです。名前のとおりトレイル(登山道)に持ち出すことを想定したコンパクト設計。圧倒的なコントラストの高さと色の再現性で、「もっと見たい!」と思うほど視界の隅々までが鮮明です。

かつてのメイン機として長年活躍してくれたのが、サイトロンの「SⅡ BL1032(10倍・32㎜口径)」(3)。手に取りやすい価格帯と見やすさを兼ね備えた非常にバランスのよい双眼鏡でした。

季節が変わり、春の訪れとともに持ち出すのが「ペンタックス パピリオⅡ 8.5×21」(4)。最短合焦距離がわずか50㎝という驚異的な近接性能をもち、双眼鏡でありながら「虫眼鏡」のよう。葉の上でじっとしている昆虫までが立体的に浮かび上がり、マクロのおもしろさを教えてくれます。

日本を代表する光学メーカーニコンの「モナーク5 12×42」(5)は、12倍という高倍率と42㎜の大口径を備え、遠くの植生やルート状況を詳細に確認したいときに圧倒的な強みを発揮します。しかし、ひとつの問題となるのが「重さ」。性能と引き換えにサイズと重量が増します。積極的に活用するには「重さと携帯性のバランス」がカギとなります。

コンパクトに持ち運べるヴォルテックスの「ソロ モノキュラ 8×36」(6)は、筒がひとつだけの単眼鏡。サッと見るためのサブ機という立ち位置です。

また、変わり種としておすすめしたいのがアイガーツールの「マイクロスコープ15倍」(7)です。たった30g程度の極小顕微鏡ですが、昆虫のハネ、葉脈の構造、衣類の繊維に至るまで、ミクロの世界を手軽に覗き込めるロマンあふれるアイテムです。

都内近郊の低山では「スカイツリーが見えた」などの会話を耳にします。こちらを見つめるシカやリス、野鳥もたくさんいます。「見るための道具」で山の楽しみ方は大きく変わります。

高級レンズは見え方が違う!

特殊なEDレンズを採用した8倍のトレイルシーカー。明るくクッキリとした視界で、なにかを探すのが楽しくなりますよ。

こんなに小さいのに立派な顕微鏡

キノコや葉の裏の不思議から特殊繊維やウールの詳細まで、この小さな顕微鏡で覗くことができます。

教えてくれたのは……

低山小道具研究家
森 勝さん

高尾山や奥多摩など関東の低山をおもなフィールドに、アウトドアアイテムの研究を重ねるアウトドアライター
http://morikatu.seesaa.net

森勝さんのYouTubeも要チェック!

 

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PROFILE

森勝

ランドネ / 低山小道具研究家

森勝

高尾山や奥多摩など関東の低山をおもなフィールドに、アウトドアアイテムの研究を重ねるアウトドアライター。
http://morikatu.seesaa.net

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高尾山や奥多摩など関東の低山をおもなフィールドに、アウトドアアイテムの研究を重ねるアウトドアライター。
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