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ミシュラン・プロ5、エンデュランス用タイヤとして復活した優等生

かつては「迷ったらこれ」と言われるほどの定番ロード用タイヤだったミシュラン・プロシリーズ。レーシングタイヤに求められる全性能を、それまでの常識では考えられないほどの高みでバランスさせたそれは、多くのサイクリストに愛された。 現在、ミシュランのロードタイヤのフラッグシップはパワーカップになっており、プロシリーズはエンデュランス用タイヤ(プロ4エンデュランス)としてラインナップに残っていた。

そんなプロシリーズがモデルチェンジ、第5世代へと進化した。モデル名はもちろんプロ5。コンセプトは、先代となるプロ4エンデュランスと同じく、エンデュランス志向のロードタイヤ(チューブレスレディ)。しかし、単なるロングライフが売りのタイヤではなく、ミシュランのタイヤラインナップのなかでは「コンペティションライン」に位置付けられた高性能モデルである。

ミシュラン独自のGUM-Xコンパウンドによって前作プロ4エンデュランスより転がり抵抗が35%削減されており、同時にウェットグリップがアップしたという。耐パンクベルトはタイヤ全面に配されており、耐摩耗性・空気保持性もパワーカップTLRより高められているなど、堅牢性にも抜かりはない。

サイズは28C、30C、32C、35Cという太めの4種類。ブラックとクラシックの2カラーが展開される。独特のトレッドパターンは雨天時のグリップを高める効果があるという。実測重量は28Cで304gとほぼカタログ通り。

PRO 5

価格ブラック 10,120円(税込)※700×35Cのみ10,560円(税込)、クラシック 10,560円(税込)※700×35Cのみ11,000円(税込)

  • カラー:ブラック、クラシック
  • サイズ(重量)700×28C(ブラック305g、クラシック310g)、700×30C(ブラック320g、クラシック325g)、700×32C(ブラック360g、クラシック365g)、700×35C(ブラック390g、クラシック395g)

詳細はこちら

試乗レビュー ライター安井行生✕TRYCLE田渕君幸

ここではサイクルショップTRYCLE田渕君幸代表とライター安井行生が試乗レビューをお届け。TRYCLE LODGE MIYAGASE 相模原市を拠点にツアー・オブ・ジャパン相模原ステージでも使われる宮ケ瀬湖周辺のアップダウンのあるコースで試し、その感じたところを対談形式でお伝えする。

レースに使えるほどの総合性能

田渕:僕はずっとミシュランのプロシリーズを使ってきたので、「お、帰ってきたな」と嬉しくなりました。

安井:サイクリストにとっておなじみプロシリーズですね。エンデュランスタイヤとして復活とのことですが……。

田渕:いやー、エンデュランス用というより、総じてレベルがすごく高いですよ。

安井:普通に速いロードタイヤですよね。

田渕:はい。このエンデュランス用カテゴリのタイヤはどれも「オールラウンドに使えますよ」というコンセプトが多いですが、でも「通勤通学など普段使いにおけるオールラウンド」と、「ファストロングライドにおけるオールラウンド」とは意味合が違います。これは完全に後者。

安井:ベクトルが違うというのか。だから同じオールラウンドといっても、かなり差がありますね。このプロ5は走りが軽いので、本格的なライドに合う。

田渕:はい。よりシリアスなサイクリスト向けのオールラウンドですよね。かなりよく走るタイヤです。ロングライドとかサイクリングだけでなく、ロードレースにも使える。エンデューロレースに出られるような方にもいいと思います。

安井:ホビーレースでも全然問題ないですよ。グリップレベルも高いし、ロードタイヤとして不満なし。単に転がりが軽いだけの速さではなく、よく曲がってハンドリングもいいから扱いやすい。結果としてシンプルに速いタイヤになっています。さすがミシュランという完成度。とにかくバランスがいい。インプレに困るタイプのタイヤです。「バランスいいです。欠点ないです」としか言えないという。

田渕:(笑)。欠点らしい欠点はない優等生ですね。チューブレスだから乗り心地もいいし。28Cから35Cまでと幅広いラインナップがあるので、レースをする人からロングライド志向の人まで選択肢が広いこともメリットです。

問:フカヤ https://fukaya-nagoya.co.jp/

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PROFILE

安井行生

安井行生

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

安井行生の記事一覧

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

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