
新型エンデュランスロード「Xシリーズ」 “DOGMA X”譲りの快適性で長距離ライドを革新|PINARELLO

Bicycle Club編集部
- 2025年10月09日
イタリアの名門自転車ブランドPINARELLO(ピナレロ)は10月9日、長距離ライディングにおける「楽しさ」と「卓越した体験」を追求したエンデュランスロードバイク「PINARELLO Xシリーズ」の2026年モデルとして、新たに「X9」と「X5」を日本国内で展開することを発表した。グローバルでは先行して発表されていたが、待望の国内導入となる。フラッグシップのハイパーエンデュランスモデル「DOGMA X」からインスピレーションを得て開発され、革新的なテクノロジーにより、パフォーマンスと快適性を高次元で両立している。
「最高のバイクで、最長のライドを」
「THE BEST BIKE FOR THE LONGEST RIDES」をコンセプトに掲げるXシリーズは、レースでの勝利のみを目的とするのではなく、誰もが快適にサイクリングを楽しむことを重視する全てのライダーのために開発された。週末のロングライドから、数百キロを走るグランフォンドまで、ライダーが感情を揺さぶられるような真のサイクリング体験を提供することを目指している。
DOGMA X譲りの革新的テクノロジー
新型Xシリーズの核心をなすのが、DOGMA Xで初めて採用された革新的な「X-STAYS テクノロジー」だ。これは、シートステー(後輪を支えるフレームの一部)をシートチューブの2か所に接続する独自のリアトライアングル設計。路面からの振動を効果的に分散・吸収し、ライダーの背中へ伝わる衝撃を大幅に抑制することで、圧倒的なライドコンフォートを実現する。
ジオメトリー(フレーム設計)も、よりリラックスしたライディングポジションを促す「ENDURANCE+」を新たに採用。フレームのスタック(高さ)を高く、リーチ(前後長)をコンパクトにすることで、無理のない姿勢で長距離を走り続けることができる。
さらに、足回りには最大35mm幅のタイヤを装着可能。ワイドタイヤのエアボリュームが路面からの細かな振動を吸収し、快適性とグリップ力を向上させる。もちろん、ピナレロのDNAである非対称フレーム設計も継承し、ペダリングパワーを効率的に推進力へと変換する。
PINARELLO NEW X9
価格:2,080,000円(税込)

DOGMA Xの直下に位置する、Xシリーズのトップモデル。最高のカーボン素材とコンポーネントで、妥協のないパフォーマンスと快適性を両立。
- カラー:H260 VICTORIA BLUE SHINY
- サイズ:43, 46, 49, 51.5, 53, 54.5, 56, 58, 60
- フレーム:TORAYCA T900UD カーボン
- メインコンポ:Shimano Dura-Ace Di2
- コクピット:MOST TALON ULTRA FAST E-TiCR
- ホイール:MOST ULTRAFAST 45 DB
- 備考:受注発注モデル
PINARELLO NEW X5
価格:850,000円(税込)


パフォーマンスと価格のバランスに優れた、シリーズの中核をなすモデル。T700カーボンフレームに、人気のShimano 105 Di2を搭載。
- カラー:H280 STARRY RED SHINY, G270 XOLO CRYSTAL WHITE
- サイズ:43, 46, 49, 51.5, 53, 54.5, 56, 58, 60
- フレーム:TORAYCA T700UD カーボン
- メインコンポ:Shimano 105 Di2
- コクピット:MOST JAGUAR XA TiCR
- ホイール:FULCRUM RACING 800 DB
- タイヤ:MOST COMPETITION 700x35C
- 入荷予定:2026年1月頃より順次
ピナレロが誇るレーシングDNAと、長距離ライドのための快適性を融合させた新しいXシリーズ。待望の国内導入となる「X9」「X5」は、これまで以上に多くのサイクリストに、忘れられないライド体験を提供してくれるだろう。
問:ピナレロ・ジャパン(カワシマサイクルサプライ) https://www.riogrande.co.jp/pinarello/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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