コルナゴ C68 × カンパニョーロ Super Record 13 イタリアの至宝が共演する「プレミアムパッケージ」

Bicycle Club編集部

2025年12月08日

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イタリアを代表するレーシングブランド、コルナゴのフラッグシップ「C68 Road」に、カンパニョーロの最新作「Super Record 13」をアッセンブルした特別完成車が登場した。伝統のラグドフレームと世界初のロード用13速ワイヤレスコンポーネントが融合した、至高のイタリアン・プレミアムパッケージだ。

イタリアの象徴的ブランドが共演　至高のプレミアムパッケージ

イタリアンロードバイクの頂点に君臨するコルナゴと、コンポーネントの歴史を切り拓き続けるカンパニョーロ。この両社がタッグを組んだ、夢のような完成車パッケージが発表された。

ベースとなるのは、コルナゴのCシリーズ最新作「C68 Road」。C40から連なるラグドフレームの伝統を継承しつつ、現代的なモジュラー構造へと進化させた一台だ。熟練職人のハンドメイドによる製造工程を経て、軽量性、剛性、そして快適性を極めて高い次元でバランスさせている。ただ速いだけでなく、所有する喜びや芸術的な造形美までを含めて「Cの称号」を与えられたモデルである。

そこに組み合わされるのは、今年発表され大きな話題を呼んだカンパニョーロの「Super Record 13（スーパーレコード 13）」だ。

世界初、ロード13速ワイヤレスの実力

本パッケージ最大の特徴は、やはりコンポーネントにある。カンパニョーロが満を持して投入したSuper Record 13は、その名の通りリア13速を実現した世界初のロード用電動コンポーネントだ。

カセットスプロケットのギアレンジが細分化されたことで、ライダーはどのような勾配や速度域でも最適なケイデンスを維持しやすくなる。また、シフターとディレイラー間の通信を完全ワイヤレス化したことで、ケーブルルーティングの呪縛から解放され、C68 Roadの美しいシルエットをより一層引き立てることに成功している。

コルナゴ一体型ハンドル「CC.01」と「BORA ULTRA WTO」による完全武装

プレミアムパッケージでは、フレームとコンポーネント以外のパーツアッセンブルにも一切の妥協がない。

コックピットにはコルナゴ純正のカーボン一体型ハンドルバー「CC.01」を採用。空力性能と剛性を最適化し、C68専用設計ならではの一体感あるルックスを実現している。

足回りを支えるのは、カンパニョーロの最高峰ホイール「BORA ULTRA WTO 45 DB」。CULTベアリングによる究極の回転性能と、45mmハイトのオールラウンドな空力特性は、C68のポテンシャルを余すことなく路面へと伝達するはずだ。タイヤにはしなやかな乗り味に定評のあるチャレンジのStrada（300TPI）が選択されており、極上のライドフィールが約束されていると言っていいだろう。

究極の「イタリアン・マリアージュ」を手にする機会

ラインアップは、ホイールを含むフルパッケージと、手持ちのホイールを活用したいユーザー向けのホイールレスキットの2種類が用意される。価格はフルパッケージが2,585,000円（税込）、ホイールレス仕様が1,870,000円（税込）。

決して安価ではないが、フレーム、コンポ、ホイールの全てがイタリアンハイエンドで統一されたこのパッケージは、バラ完で組み上げる手間を考えれば、あるいは合理的な選択肢とも言えるかもしれない。

全国3箇所での試乗ツアーを開催

この特別なバイクの性能を体感できる試乗ツアー「TEST RIDE TOUR」が、2025年12月から2026年1月にかけて全国3箇所のプロショップで開催される。

用意される試乗車には、今回のプレミアムパッケージ同様のSuper Record 13搭載車に加え、シマノDura-Ace Di2やUltegra Di2を搭載したモデルもラインアップ。コンポーネントによる操作感の違いや、ホイール（BORA ULTRA WTOとDura-Ace C50）による走りの変化を比較できる貴重な機会となる。

イタリアのクラフトマンシップと最新テクノロジーが融合したC68 Road × Super Record 13。その真価をぜひ自身の脚で確かめてみてはいかがだろうか。