
ビゴーレがふるさと納税返礼品を15種に拡充 オーダーメイドで仕立てる「一生モノのクロモリ」|VIGORE
Bicycle Club編集部
- 2025年12月15日
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1929年創業、京都・岩倉に工房を構える老舗自転車ブランド「VIGORE(ビゴーレ)」。片岡聖登氏(3代目代表兼フレームビルダー)が手掛ける同社の製品が、京都市のふるさと納税返礼品として新たにラインナップを拡充し、全15種類の申し込み受付を開始した。完成車からフレームセット、オーダーチケットまで、京都のクラフトマンシップを体感できる充実の内容だ。
「ただのモノ」ではない。対話から生まれるカスタムメイド

今回の返礼品における最大の特徴は、一般的な「既製品の受け取り」ではなく、通常のオーダーと同様に「一台ずつのカスタムメイド」で製作される点だ。
申し込み後、ビゴーレから寄付者へ連絡が入り、サイズや仕様の相談を行うプロセスが含まれる。身長や手足の長さだけでなく、どのようなスタイルで走りたいかという要望を汲み取りながら、最適なサイズ選びや調整が行われる(一部有償カスタマイズも相談可)。
遠方で来店が難しい場合でも、メールや電話を通じた綿密なコミュニケーションにより、身体に馴染む「相棒」としての一台が仕立てられる。これこそが、大量生産品とは一線を画すビゴーレの哲学だ。
京の美意識を纏う「CrMo Racer KYOTO Collection」

ラインナップの中核を担うのは、30年以上の熟成を重ねたクロモリロード「CrMo Racer」をベースにした「KYOTO Collection」だ。「黒金」「しるし」「照応」など、京都の景観や空気感をテーマにした全5色のオリジナルカラーを展開。
返礼品では、シマノ 105(11速)を搭載したスポーツグレードの「Grade RS」、シマノClaris(8速)を搭載したエントリー向けの「Grade e」、そして手持ちのパーツで組み上げたいサイクリスト向けの「フレーム&フォークセット」が用意される。いずれもヘッドパーツ圧入済みで、コラムカットも無償対応という配慮が嬉しい。

旅の自由を拡張する「山と旅の自転車プラス」

近年のグラベルトレンドを予見するかのように開発された、オンロードもオフロードも問わないツーリングバイク「山と旅の自転車プラス」も登場。
コンポーネントにはシマノ GRX(12速のGRX820、または11速のGRX600)を採用。荷物を満載したキャンプツーリングから日々の通勤までこなすタフな一台だ。カラーは「マットチタン」や「ブラック」など、自然に溶け込む落ち着いたトーンが選べる。
ハンドメイドの最高峰「70next」と女性モデル

さらにこだわりたい方には、片岡氏が一本一本火を入れて製作するハンドメイドフレーム「70next(ナナゼロネクスト)」もラインナップ。シマノ アルテグラDi2仕様や機械式105仕様の完成車に加え、京都の漆芸家・服部一齋氏とのコラボモデル「知足」も選定された。納期は数ヶ月〜半年を要するが、自分だけの一台を待つ時間もまた、オーダーメイドの醍醐味と言えるだろう。
また、小柄な体格や女性の骨格に最適化された「VIGORE for W」シリーズも3モデル(Sports/Comfort/City)用意されており、パートナーとのサイクリングを楽しみたい層にも適している。

オーダーチケットやレンタルでの体験も

完成車だけでなく、3万円分の「VIGOREオーダーチケット」も用意された。これは完成車やフレーム購入時に利用可能で、複数枚の同時利用もできるため、将来的なオーダーに向けた積み立てのような使い方も可能だ。
また、京都観光と合わせて利用したい「1日レンタルチケット(VIGORE JOURNEY)」は、ビゴーレのバイクで京都の街や山を走る特別な体験を提供する。

すべての自転車には、ビゴーレの無償点検などのサポート「OWNERS CARE」が自動付帯する。
申し込みは「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」「さとふる」「髙島屋ふるさと納税」などの主要ポータルサイトから。
寄付金額や各モデルの詳細スペックは、各ふるさと納税ポータルサイトを確認してほしい。
問:ビゴーレ・カタオカ https://vigore.co.jp/
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