
弱虫ペダル サイクリングチーム、橋本英也が加入 トラック日本代表の経験値でチーム強化へ
せいちゃん
- 2026年01月02日
弱虫ペダルサイクリングチームは2026年シーズン、橋本英也(前キナンレーシングチーム)が加入することを明らかにした。東京・パリ五輪代表であり、昨年のアジア選手権でも金メダルを獲得している世界トップクラスのスピードマンが、若手育成を掲げるチームに新たな風を吹き込む。
パリ五輪出場、アジア選手権2冠 世界を知る「三刀流」
1月2日、渡辺航監督率いる弱虫ペダルサイクリングチームは、2026シーズンの新加入選手として橋本英也を迎えることを発表した。
橋本英也は、競輪選手(岐阜・113期)として活躍する傍ら、トラック競技の中長距離種目における日本代表として長年ナショナルチームを牽引してきたトップ選手だ。

2017年から長年在籍したチームブリヂストンサイクリングを経て、2025年シーズンはUCIコンチネンタルチームであるキナンレーシングチームに所属。ロードレースでも揉まれながら、トラック競技でも輝かしい成績を残してきた。

特に直近の実績は圧倒的だ。2024年のパリオリンピックではチームパシュートに出場(10位)。さらに2025年のアジア選手権(マレーシア・ニライ)では、エリミネーションとマディソン(窪木一茂とのペア)で金メダルを獲得し、2冠を達成している。また同年には全日本選手権スクラッチでも優勝を飾っており、32歳を迎えてなお、そのスピードとテクニックは進化を続けている。

若手への経験継承とJクリテリウムツアーへの挑戦

今回の移籍は、単なる戦力補強にとどまらない意味を持つ。ロード、トラック、競輪という3つのフィールドでハイレベルな成績を残してきた橋本の「3刀流」のキャリアは、極めて稀有だ。
チームは今回の加入について「戦力補強にとどまらず、若手選手への経験の継承や、世界を見据えた競技意識の醸成など、チームが掲げる中長期的な育成ビジョンを体現する重要な取り組み」と位置づけている。国際経験を持つベテランの加入は、若手主体で構成される同チームにとって、精神的支柱としても機能することになるだろう。
「アジア大会金メダル」と国内タイトルを目標に

橋本はチームを通じてコメントを発表。「若い選手が多く、世界を目指して本気で取り組んでいるこのチームの姿勢に強く共感しました」と加入の理由を語り、2026シーズンの具体的な目標として「Jクリテリウムツアーでの優勝」と「アジア大会での金メダル獲得」を掲げた。
2026年は愛知・名古屋でアジア大会が開催される重要なイヤーとなる。過去、2014年仁川、2018年ジャカルタとオムニアムで連覇を果たしている「アジアの王者」にとって、地元開催となる同大会での金メダル獲得は至上命令とも言える。
また、国内ロードレースシーンにおいては、その圧倒的な独走力と位置取りの巧さが脅威となる。特にJクリテリウムツアーなどのハイスピードレースでは、橋本のトラック仕込みのダッシュ力とスピードが大きな武器になるはずだ。
2026年シーズン、渡辺航監督のもと新たなジャージを纏う橋本英也が、ロードとトラックの双方でどのような走りを見せるのか。弱虫ペダルサイクリングチームの新たな挑戦に注目が集まる。
以下、プレスリリースより橋本選手のコメントを紹介する。
橋本英也コメント

「このたび、弱虫ペダル サイクリングチームに加入することになりました橋本英也です。
これまでトラック競技、そして競輪を通じて培ってきた経験を、チームの力として還元できることを大変うれしく思っています。
若い選手が多く、世界を目指して本気で取り組んでいるこのチームの姿勢に強く共感しました。
自分自身もまだ成長の途中だと考えていますし、選手として、また一人の競技者として、チームとともに高みを目指していきたいと思います。
2026シーズンはJクリテリウムツアーで優勝とアジア大会で金メダル獲得を目標に戦います。
挑戦する姿勢を大切にしながら全力で取り組みます。応援よろしくお願いいたします。」
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PROFILE
せいちゃん
稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている
稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている



















