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「自転車に乗る」を批評する10年の軌跡 「クリティカル・サイクリング展」が3月14・15日に大垣で開催

生活・都市・芸術・テクノロジーを横断して「自転車」を探求してきたプロジェクト「クリティカル・サイクリング」が活動10周年を迎える。これを記念し、初の総合展「クリティカル・サイクリング展 — この大きな空の下、風になる」が、2026年3月14日(土)・15日(日)の2日間、岐阜県大垣市のIAMAS(情報科学芸術大学院大学)および隣接する市民公園で開催される。

自転車×アート×テクノロジーが交錯する2日間

「クリティカル・サイクリング」は、2016年4月に情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の赤松正行教授を中心として始動したプロジェクトだ。「自転車に乗る」という行為を起点に、単なる移動手段やスポーツとしての側面だけでなく、都市論、身体性、メディアアートといった多角的な視点から自転車文化を批評・考察してきた。

これまでWebサイト上で1,000篇を超える記事や作品を発表してきた同プロジェクトだが、活動開始から10年という節目を迎え、初のリアル展示を行うこととなった。会場となるのは、メディアアートの研究機関として知られるIAMASのギャラリーと、隣接するソフトピアジャパン周辺の公園エリア。屋内と屋外を使い分け、自転車の新たな可能性を提示する。

改造自転車から身体拡張、都市論まで 多様な展示コンテンツ

マルセル・デュシャンの「自転車の車輪」を発展的リメイクした赤松正行による《Re-cycling Wheel》。風を受けて発電し、ライトが灯る

本展の見どころは、アーティストや研究者たちが制作したユニークな「自転車作品」の数々だ。
例えば、赤松正行による《Re-cycling Wheel / リ・サイクルの車輪》は、マルセル・デュシャンのレディメイド作品へのオマージュでありながら、ハブダイナモによる発電という機能を実装した屋外インスタレーション。
また、河合将也の《自転車生命体Cycloborg》は、自給自足機能を搭載した自転車と人間が共生するサイボーグ的なビジョンを提示し、人とテクノロジーの倫理観を問いかける。

左:自らの走行で虹を生み出す鈴木光泰の《虹チャリ》、右:2台を連結させて協調性を試す《連結自転車》

単に鑑賞するだけでなく、実際に身体を動かして体験できる作品も充実している。
ペダルを漕いでカクテルを作る瀬川晃と赤松正行による《COCKTAIL BIKE | SHAKE BIKE》や、走行データをリアルタイムで音楽に変換する沖山淳史の《Sound of Cycling》などは、ペダリングという行為を味覚や聴覚へと拡張する試みだ。
さらに、3Dプリントされた軽量神輿を積んで走る《MIKOSHI RIDER》など、自転車が持つ祝祭性や快楽性に焦点を当てた作品も登場する。

1,000篇を超えるアーカイブと都市への視座

アカデミックな視点も本展の重要な要素だ。10年間で蓄積された1,100篇以上の記事アーカイブを、浮遊するグラフィックとして可視化する《Critical Flow》や、巻物として再構成する《Critical Spectrum》など、膨大なテキストデータを身体的に体感させる展示も行われる。

また、『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』の著者らによる座談会の開催や、宮田浩介による《ある自転車都市の肖像》の展示など、都市計画やインフラの側面から自転車社会を考える企画も用意されており、ハード・ソフトの両面から自転車文化の深層に触れることができるだろう。

入場は無料(一部体験のみ有料)。春の気配が近づく3月中旬、サイクリングのついでに、あるいは「自転車とは何か」を問い直す旅として、岐阜・大垣へ足を運んでみてはいかがだろうか。

開催概要

クリティカル・サイクリング展
この大きな空の下、風になる | 10 Years in Motion, 2016-2026

  • 会期:2026年3月14日(土)・15日(日)
  • 時間:10:00〜16:00
  • 会場:情報科学芸術大学院大学[IAMAS](ギャラリー1-3、シアター)および ソフトピア北西角市民公園
  • 住所:岐阜県大垣市加賀野4-1-7
  • 入場:無料(※一部、有料体験鑑賞券あり)
  • 主催:クリティカル・サイクリング
  • 協力:情報科学芸術大学院大学・運動体設計 ほか
主な参加作家

赤松正行、クワクボリョウタ、松井茂、宮田浩介、河合将也、鈴木光泰、瀬川晃、沖山淳史、志村翔太、ほか多数

展覧会について詳細はこちら

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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