
新ステージ登場のTOJ2026!全8ステージのコースプレビュー&デジタルガイドブックで観戦予習
せいちゃん
- 2026年05月14日
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日本最大級の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)2026」が、いよいよ5月24日(日)に開幕する。今年は新たな戦いの舞台として「Astemo 大鹿ステージ(チームタイムトライアル)」が加わり、全8ステージ・総距離639.1㎞での激闘が繰り広げられる。
各ステージの熾烈な総合争いや勝負どころをより深く知り、現地観戦を120%楽しむためのマストアイテムが、大会公式の『デジタルガイドブック』だ。手元のスマートフォンで詳細なコースマップやタイムスケジュールをいつでもチェックできるスグレモノ。本記事では、全8ステージのコースプレビューと観戦の要所(勝負所)をピックアップ。ぜひデジタルガイドブックを活用し、プロトンの熱気を生で体感してほしい!
第1ステージ チャリ・ロト 堺

100分の1秒を争うハイスピードな個人タイムトライアル
開幕を告げる堺ステージは、大仙公園の周囲をほぼ1周する2.6kmの個人タイムトライアル。平坦かつ短距離のコースだが、途中には3つの直角コーナーが待ち受ける。限界ギリギリのコーナリングテクニックと、コーナー立ち上がりからの爆発的な加速力が勝敗を分ける。特に最終コーナーを抜けてからのJR阪和線沿いのストレートは、ラストスパートの勝負どころ。各選手のコンディションとこれからの1週間を占う重要な初日となる。

第2ステージ JPF 京都

テクニカルなアップダウンが続く、新緑の丘陵周回コース
第2ステージは、京都府南部の自然と近代的な街並みが調和する「けいはんなプラザ」周辺を舞台とした周回コース(103.6km)。穏やかな田園風景とは裏腹に、コースはアップダウンとコーナーが連続するテクニカルなレイアウトだ。観戦の要所は、「鳥谷池」に向けた最初の上りセクションから、山岳ポイント(KOM)に向けて本格化する上り争い。一部コース幅が狭い区間での位置取りとアタックの応酬が、集団を激しくふるいにかける。
第3ステージ いなべ

クラシックレースを彷彿とさせる最大勾配17%の激坂「イナベルグ」
三重県の最北端・いなべ市で開催される第3ステージ(127.0km)は、なんと言っても通称「イナベルグ」と呼ばれる激坂区間が見どころ。いなべ市梅林公園内のフィニッシュ地点を通過してすぐに現れるこの壁のような上りは、道幅が狭く最大勾配17%に達し、ベルギーのクラシックレースを思わせる過酷さだ。山岳ポイント(KOM)を越えた後のハイスピードな下りやテクニカルなヘアピンカーブなど、ロードレースの醍醐味が凝縮された公道サーキットとなっている。
第4ステージ Astemo 大鹿 ※2026年新設ステージ

南アルプスの秘境を駆け抜ける、注目の「チームタイムトライアル」
今大会から新たに組み込まれた大鹿ステージは、長野県下伊那郡大鹿村の美しい大自然を舞台とした11.4kmのチームタイムトライアル。個人の力だけでなく、チームの連携と戦略が大きく総合成績に影響を与える。
大西公園周辺のコース内にある「ウォルター・ウェストン公園」の直角コーナーでは、進入スピードと隊列の密集度に各チームの真の技術力が如実に表れる。さらに「歌舞伎の里 川藏展望台」からは、コース最長のストレートを高速で疾走する美しい隊列を俯瞰でき、選手たちの息遣いや消耗度まで感じ取れる絶好の観戦スポットだ。
第5ステージ 綿半 信州飯田

急勾配の上りと名物「TOJコーナー」が牙をむくサバイバル
第5ステージ(120.9km)は、下久堅小学校前を起終点とするタフなレイアウト。標高561mの山岳ポイントに向けて、最大勾配10%以上の急坂を一気に駆け上がる力強さが求められる。
ハイライトは、伊那谷の絶景が広がる下り区間のボトムに設けられた名物ヘアピン「TOJコーナー」。フルブレーキングからの再加速は迫力満点だ。また、フィニッシュ手前のラストは上り勾配となっており、疲労困憊の集団が割れて総合タイムに差がつく可能性も高い。
第6ステージ スルガ銀行 富士山

世界屈指の激坂「ふじあざみライン」に挑むクイーンステージ
TOJの総合優勝の行方を大きく決定づける最重要ステージ。パレードと周回コースを経たのち、選手たちは過酷極まりない「ふじあざみライン」の山頂フィニッシュへと向かう。上りセクションは全長11.4km、標高差1,160m、平均勾配10%、最大勾配はなんと22%。ツール・ド・フランスのラルプデュエズをも上回るプロフィールを持つ名物コースだ。
山岳特有の急勾配ヘアピンが連続し、フィニッシュ手前の「最後の壁」で死闘はクライマックスを迎える。己の限界を超える選手たちの姿は必見だ。

第7ステージ AMANO 相模原

五輪コースの系譜を受け継ぐ、高速テクニカルサーキット
東京五輪ロードレースのコースを一部使用する第7ステージ(107.5km)。橋本公園を出発し、宮ヶ瀬湖畔の「鳥居原ふれあいの館」を目指す。ワインディングロードを縫うように走る周回コースは、高速かつテクニカル。
最終周回では、串川橋から光明寺前にかけてのスプリントポイントを皮切りに、フィニッシュの鳥居原ふれあいの館まで延々と続く上り勾配が設定されている。1週間戦い抜いた選手たちの疲労がピークに達する中、最後の勝負所でどのようなアタックが飛び出すか目が離せない。
第8ステージ SPEEDチャンネル 東京

栄光のグリーンジャージ凱旋!大井埠頭での超高速スプリント
フィナーレを飾る東京ステージ(104.0km)は、大井埠頭のド平坦周回コース。平均速度が時に50km/h近くに達する超高速レースが展開される。
序盤からの逃げとそれを追うメイン集団の駆け引き、そして最終局面では各チームがスプリントトレインを形成し、壮絶なゴールスプリントへと突入する。総合優勝を示す栄光のグリーンジャージの凱旋とともに、感動のフィナーレをその目に焼き付けよう。

大会公式「デジタルガイドブック」でレースのすべてを網羅しよう!

本記事で紹介した全8ステージのより詳細なコース図やプロフィールマップ(高低図)、現地観戦時の注意事項、詳細なタイムスケジュールは、すべて「TOJ2026大会デジタルガイドブック」に収録されている。
レース展開の予習や観戦ポイントの確認に役立つだけでなく、スマートフォンで開いておけば現地での移動やレース状況の把握にも大活躍すること間違いなし。現地での応援を計画しているロードレースファンにとっては必携のアイテムだ。
今年のTOJはどのチームが制するのか、そして新設の大鹿ステージがどう総合成績にスパイスを加えるのか。デジタルガイドブックを片手に、日本最高峰のロードレースの熱狂を存分に楽しもう!
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PROFILE
せいちゃん
稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている
稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている



















