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貧脚お姉さんの気になるeバイク②「BESV」前編

皆様は、のんさんがアンバサダーを務めるBESVという電動アシスト自転車メーカーをご存じでしょうか。

私は『あまちゃん』世代なので、最初にBESVのポスターを見た時は思わず二度見してしまいました。

そんなBESVですが、デザイン性の高さだけでなく、電動アシスト自転車としての完成度の高さでも高く評価されているブランドです。

今回、特別にBESV JAPANへの取材と人気の4モデルを乗り比べる機会をいただきました。ブランドのこだわりや開発思想、そして実際に試乗して感じた魅力をお伝えしていきます。

そもそもBESVってよく聞くけれど、どんなメーカー?

ご存じの方も多いかと思いますが、BESVは台湾発の電動アシスト自転車ブランドです。

親会社は電子機器メーカーとして知られるDarfon(ダーフォン)グループ。電子機器分野で培った技術力を活かし、電動アシスト自転車を専門に開発・製造しています。

電子機器メーカーを母体としていることもあり、モーターや制御プログラムなどの開発力に優れ、ガジェット好きからも支持されているブランドです。

また、他社にはないスタイリッシュなデザインもBESVの大きな魅力のひとつです。

特に他メーカーと比べて特徴的なのは、設計から開発までを一貫して自社で手掛けていることです。

電動アシスト自転車の専門ブランドとして、

  • フレーム設計
  • 各種電装パーツ
  • アシストプログラム

これらを自社で開発しています。

多くの電動アシスト自転車メーカーでは、モーターや制御ユニット、アシストプログラムなどを既存メーカーから供給を受け、それに合わせてフレームを設計するケースが一般的です。バッテリーについても他社製を採用するブランドが少なくありません。

そのため、車体ごとの違いは主にフレーム設計となり、アシストフィーリングは似た印象になることがあります。

もちろん、それは安定した性能というメリットでもあります。しかし、フレーム特性や想定するユーザーに合わせて細かな味付けを行う自由度には限りがあります。

それに対してBESVでは、車種ごとに最適なアシストプログラムを開発しています。

街乗りモデルには市街地で扱いやすいアシスト特性を。

ロードバイクモデルにはスポーツライドに適したアシスト特性を。

このようにモデルごとに細かくセッティングされているため、実際に乗り比べると、それぞれの個性をしっかり感じることができます。

用途に合わせて選ぶのはもちろんですが、デザインを重視して選ぶ楽しさがあるのもBESVならではの魅力でしょう。

他社とここが違う! あえてBESVを選びたい理由

先ほどご紹介したように、BESVは車種ごとに専用のアシストプログラムを開発しています。

単にモーターを搭載するだけではなく、その自転車が持つキャラクターに合わせて乗り味まで設計されているのです。

スポーツバイクのような軽快な走りを楽しみたい方もいれば、街中を快適に移動したい方もいます。

BESVでは、そうした用途に合わせてアシスト特性を最適化しているため、モデルごとの違いが非常に分かりやすくなっています。

実は同じシリーズでも、カーボンフレーム仕様とアルミフレーム仕様が用意されているモデルがあります。

カーボンモデルは軽量で走行性能を重視した上級者向け、アルミモデルは価格を抑えながら扱いやすいエントリーモデルという位置付けです。

こうした車体特性に合わせ、アシスト制御も細かく作り込まれている点はBESVならではの魅力と言えるでしょう。

親会社が電子機器メーカーだからこそ実現できる強みであり、ここまで一貫して開発できるブランドは決して多くありません。

ここまでやるぞ、自社開発!

他社の電動アシスト自転車では、モーターやバッテリーなどの電装部品に既製品を採用するケースも少なくありません。

一方BESVでは、バッテリーも自社で開発しています。

なかでも特徴的なのが、PSシリーズに採用されている三角形のフレームデザインです。

フレーム形状に合わせて専用設計されたバッテリーを採用しているため、デザインとの一体感が非常に高くなっています。

昔ながらの一般的な電動アシスト自転車のように、「バッテリーを後から取り付けた」という印象ではなく、フレームデザインの一部として自然に溶け込んでいるのです。

また、BESVのバッテリーは基本的に取り外しが可能です。

充電の際には室内へ持ち込めるため、自転車本体を家の中へ入れる必要がありません。

さらに、屋外保管の場合でもバッテリーを取り外しておけば、盗難やいたずらのリスク軽減にもつながります。

細かな部分までデザイン性と使い勝手を両立させている点も、BESVならではの魅力といえるでしょう。

特徴的なデザインが人気!

気になる売れ筋モデルについて伺うと、やはり特徴的なデザインのPSシリーズが高い人気を集めているそうです。

クリエイターとのコラボレーションモデルも数多く展開されており、アートやデザインに興味のあるユーザーからも支持されています。

実は私自身も、好きなイラストレーターとのコラボモデルを見かけて購入を考えたことがあります。

……しかし、気付いた時にはすでに完売。

コラボモデルは数量限定で販売されることも多いため、気になるモデルがある方は早めにチェックしておくことをおすすめします。

もうひとつ人気なのがスポーツモデルのJシリーズです。

クロスバイクタイプのJF1は、スポーティーで洗練されたデザインも人気の理由とのこと。

JF1は約16kgという軽量設計で、電動アシスト付きクロスバイクとしては非常に軽い部類に入ります。

もちろん、より軽量なハイエンドモデルも存在しますが、20万円台から購入できる価格帯を考えると、非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。

さらに今回試乗したJR1は約15.7kgとさらに軽量。

2026年5月時点で税込29万8,000円という価格ながら、走行性能と軽さのバランスが非常に優れていると感じました。

価格と性能のバランスの良さも、自社で開発から製造まで一貫して手掛けるBESVならではの強みと言えるでしょう。

BESVの電動アシスト自転車を購入する際に気を付けたい4つのポイント

初めて電動アシスト自転車を購入する方が失敗しやすいポイントについても教えていただきました。

今回は、その中でも特に知っておきたい4つをご紹介します。

1.「アシストがあるから疲れない」と思い込みすぎない

まず一つ目は、電動アシスト自転車に過度な期待をしすぎないことです。

「アシストがあるからまったく疲れない」と思われがちですが、実際にはしっかりペダルを漕ぐ必要があります。

アシストはあくまでもペダリングをサポートしてくれる機能です。

そのため、思っていた以上に運動した実感が得られることも少なくありません。

「楽をする乗り物」というより、「より快適に、自転車を楽しめる乗り物」と考えるとイメージしやすいでしょう。

もし、まったく漕がずに移動したいという目的であれば、特定小型原動機付自転車など、別のモビリティを検討するのも一つの方法です。

2.航続距離は走り方で変わる

カタログには「エコモードで100km」といった航続距離が記載されています。

しかし実際には、パワーモードやスマートモードを多く使うユーザーも少なくありません。

当然ながら、その場合は実際の航続距離はカタログ値より短くなります。

航続距離は、あくまでも指定されたアシストモードや試験条件で測定された数値であることを覚えておきましょう。

3.サドルの硬さ

初めてスポーツタイプの電動アシスト自転車を購入する方は、純正サドルを「硬い」と感じるケースが多いそうです。

ロードバイクに乗り慣れている人には当たり前でも、スポーツバイクが初めての方にとっては驚くほど硬く感じることがあります。

違和感がある場合は、自分に合ったサドルへ交換するだけでも快適性は大きく向上します。

長く快適に乗るためにも、自分の体に合ったサドル選びは重要なポイントです。

4.購入するショップ選び

最後は購入するお店です。

特にインターネット通販で購入する場合は注意が必要です。

電動アシスト自転車は電装部品を搭載しているため、購入後の点検やメンテナンスを任せられる販売店選びが重要になります。

「ネットで購入したものの、近くに修理や点検をしてくれる店舗がなかった」というケースも少なくありません。

長く安心して乗り続けるためにも、購入後のサポートを受けられる正規販売店や専門店で購入することをおすすめします。

一般車タイプの電動アシスト自転車とスポーツタイプの違い

今回の取材では、以前から気になっていた一般車タイプの電動アシスト自転車と、BESVのようなスポーツタイプの電動アシスト自転車との違いについても伺いました。

「フレーム形状や重量が違うだけ」と思われがちですが、実際には設計思想やアシスト特性そのものが大きく異なります。

一般的な電動アシスト自転車は、街乗りや買い物などの日常利用を重視した設計が中心です。低速域での扱いやすさや、安心感のあるアシストフィーリングを重視しているモデルが多く見られます。

一方、スポーツタイプの電動アシスト自転車は、サイクリングやロングライドを快適に楽しめるよう設計されています。軽量なフレームやスポーツバイクらしいジオメトリーに加え、より自然なペダリングフィールや走行性能を重視している点が特徴です。

また、スポーツタイプではセンターモーターやリアハブモーターなど、それぞれの車種に適した駆動方式が採用されています。

センターモーターはクランク付近でペダリングをアシストするため、自分の脚力が自然に増幅されたような感覚で走ることができます。

一方、リアハブモーターは後輪を直接駆動するため、後ろから押し出されるような独特の加速感が味わえます。

さらに、一般的な電動アシスト自転車では24V仕様のモデルも多く見られますが、BESVでは36Vシステムを採用するモデルもあります。電圧が高いほど瞬間的な出力性能に余裕が生まれやすく、スポーツライドとの相性も良いとされています。

もちろん、価格だけを見れば一般車タイプの方が購入しやすいモデルも多くあります。しかし、スポーツタイプには軽快な走行性能や自然なアシストフィールなど、価格以上の魅力が詰まっています。

モーターによる乗り味の違い

電動アシスト自転車の乗り味を大きく左右するのがモーターです。

大きく分けると、

  • 前輪ハブモーター
  • 後輪ハブモーター
  • センターモーター

の3種類があります。

前輪ハブモーターは、前から引っ張られるような感覚で加速していくのが特徴です。

一方、後輪ハブモーターは後ろから押し出されるような加速感があり、スポーティーなフィーリングを楽しめます。

どちらにもメリットがありますが、スポーツライドを楽しみたい方には後輪ハブモーターやセンターモーターが人気です。

特に坂道やダンシングでは、モーター方式による違いを感じやすくなります。

センターモーターは、モーターの力をチェーンを介して後輪へ伝えるため、登坂性能に優れているのが特徴です。その反面、駆動ユニットが高価になるため、車体価格も高くなる傾向があります。

一方、BESVが多く採用しているリアハブモーターは、アシスト制御の自由度が高く、モデルごとに細かな味付けができることが特徴です。

実際に試乗してみても、急激に押し出されるような違和感はなく、自分の脚力が自然に強くなったようなフィーリングでした。

街乗りを快適に楽しみたい方も、休日にサイクリングを楽しみたい方も、用途に合わせてモーター方式を選ぶことが大切だと感じました。

気になるバッテリーやモーターの寿命

購入を検討するうえで気になるのが、バッテリーやモーターの寿命です。

バッテリーについて伺うと、一般的なリチウムイオンバッテリーは、おおよそ700〜900回程度の充放電サイクルがひとつの目安になるそうです。

これはBESVに限らず、多くの電動アシスト自転車に採用されているリチウムイオンバッテリー共通の特性です。

BESVでは予備バッテリーも販売されているため、寿命を迎えた際には交換して長く乗り続けることができます。

では、モーターはどうでしょうか。

もちろん長年使用すれば経年劣化はありますが、保管環境によって寿命は大きく変わるそうです。

モーターは防水性能を備えていますが、中身は精密な電子機器です。

そのため、雨に濡れたまま長時間保管したり、湿気の多い環境で保管したりすると、内部の劣化につながる可能性があります。

雨の日に走行した後はしっかり水分を拭き取り、自転車カバーを使用する場合も定期的に外して湿気を逃がすことが大切です。

屋外保管が多い方は、センターモーター搭載モデルを選ぶという考え方もあります。

モーター本体がフレーム中央付近に配置されるため、雨の影響を受けにくいというメリットがあります。

ただし、センターモーターはユニット構造になっているため、故障時は修理費用が高額になるケースもあります。

一方、ハブモーターはモーターやセンサーが独立しているため、場合によっては必要な部品だけを交換できるケースもあるそうです。

こうした特徴も理解したうえで、自分の使い方に合ったモデルを選ぶことが大切だと感じました。

電動アシスト自転車は、自転車の楽しさをもっと広げてくれる

今回、BESV JAPANの皆さんにお話を伺い、実際に4モデルへ試乗してみて強く感じたのは、電動アシスト自転車は「楽をするための乗り物」ではなく、「自転車の楽しみ方を広げてくれる乗り物」だということです。

坂道があるから諦めていた場所。

体力に自信がなく挑戦できなかったロングライド。

スポーツバイクに興味はあっても、「自分には無理だ」と感じていた世界。

電動アシスト自転車は、そんな不安を少しだけ後押しし、新しい景色へ連れて行ってくれる存在だと感じました。

その中でもBESVは、単に便利な移動手段としてではなく、「乗ることそのものを楽しめる電動アシスト自転車」を目指しているブランドだという印象を受けました。

洗練されたデザインに目を引かれますが、それだけではありません。

フレーム設計、モーター、バッテリー、そしてアシスト制御までを一体で開発することで、それぞれのモデルに最適な乗り味を実現しています。

実際に試乗してみると、モデルごとに個性がはっきりと感じられ、「どのモデルが自分に合っているだろう」と考えながら乗り比べる時間も楽しさのひとつでした。

スポーツモデルはもちろん魅力的ですが、PSシリーズのようなデザイン性の高いモデルなら、スポーツバイクが初めての方や女性でも気軽に乗り始められるでしょう。

今回の取材では、「デザインに惹かれて乗り始め、そのまま自転車の楽しさにハマる人も多い」というお話も印象に残りました。

確かにBESVには、これまでスポーツバイクに興味がなかった人でも「乗ってみたい」と思わせる魅力があります。

そして、実際に乗ってみると、その見た目だけではなく、自然で気持ちの良いアシストフィールにも驚かされます。

私自身、「運動が苦手だからロードバイクは難しい」と感じている人にこそ、一度電動アシスト自転車を体験してほしいと思いました。

自転車の魅力は、速く走ることだけではありません。

季節の景色を楽しみながら走ること。

お気に入りのカフェへ寄り道すること。

家族や友人と同じペースでサイクリングを楽しめること。

そして、これまで少し遠く感じていた場所へ気軽に足を延ばせること。

そうした体験すべてが、自転車ならではの楽しさです。

電動アシスト自転車は、その楽しさへのハードルをぐっと下げてくれる存在です。

年齢や体力に関係なく、「もっと遠くへ行ってみよう」「今日は少し違う道を走ってみよう」と思わせてくれる。

それこそが、電動アシスト自転車の最大の魅力なのではないでしょうか。

BESVは、その入口として非常に魅力的なブランドだと感じました。

これから初めて電動アシスト自転車を購入する方はもちろん、スポーツバイク経験者の方にも、ぜひ一度試乗して、その完成度の高さを体感してみてほしいと思います。

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AMI貧脚お姉さん

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体育の通信簿が2でも自転車は楽しい!普段はロードバイクでゆるゆる走ったり、イベントゲストをしています。運動が得意な人も苦手な人も楽しめるeバイクをご紹介していきます。

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