
一度は回りたい日本の絶景ゴルフ場7選 富士山を望む天空のリンクスから島ゴルフまで
フクダトモオ
- 2026年10月22日
INDEX
この秋プレーしたい絶景コース BEST COURSE SELECTION 2026 Autumn
澄んだ空気、鮮やかに色づく木々、最高のゴルフシーズンの到来だ。その風景の中へ放つ一打は、いつもより特別に感じられることは間違いない。景観に心を奪われ、戦略性がゴルファーの魂を刺激する。さあ、最高の18ホールを探しに出かけよう。
富士を描く、天空のリンクス

標高約1,200m、雄大な富士山を間近に望むロケーションだけでも、ここを訪れる価値は十分。鬼才デズモンド・ミュアヘッドが葛飾北斎の「富嶽三十六景」から着想を得て描いたリンクス風のコースは、美しさと戦略性を高次元で融合している。高原を渡る風を読み、大胆な造形のフェアウェイやグリーンに挑む時間は、まるで一枚の絵の中でゴルフをしているかのよう。絶景と知的なコース攻略、その両方を存分に楽しめる唯一無二の18ホールだ。
富士クラシック
山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺2-2
(0555-89-3300)
富士と森が誘う至福のラウンド

富士山の麓、標高約1,100mの高原に広がるチャンピオンコース。豊かな赤松林にセパレートされた18ホールは、雄大な富士を望む景観美と、プレーヤーの思考を刺激する戦略性を兼ね備える。自然の地形を生かしたレイアウトに加え、池やバンカーが絶妙に配され、一打一打に確かな決断を求めてくるのも魅力だ。澄んだ空気、鮮やかな緑、そして視線の先にそびえる富士山。リゾート感とゴルフの醍醐味を存分に味わえる、富士山麓を代表するコースである。
鳴沢ゴルフ倶楽部
山梨県南都留郡鳴沢村5224
(0555-85-3611)
東京湾を望む天空のリゾート

眼下に東京湾を望む、房総半島屈指のパノラマが魅力の丘陵コース。晴れた日には三浦半島や富士山、横浜みなとみらいまでを一望でき、豪快な打ち下ろしや谷越えなど、景観を生かしたホールがプレーを盛り上げる。アンジュレーションの効いたグリーンは攻略意欲を刺激し、眺める楽しさだけでなくゴルフそのものの面白さも十分。南欧リゾートを思わせるクラブハウスも含め、東京湾を舞台に非日常の一日を楽しめるコースだ。
東京ベイサイドゴルフコース
千葉県富津市竹岡4277-2
(0439-67-2611)
海と富士を望む島ゴルフへ

青い海の向こうに富士山を望み、大島の雄大な自然と一体になってプレーする。そんな“島ゴルフ”ならではの体験が待つ、伊豆大島リゾートゴルフクラブ。自然の地形を生かして丸毛信勝氏が設計したコースは、開放感あふれるオーシャンビューが何よりのご馳走だ。Tシャツでもラウンドできる自由なスタイルも、この島らしい魅力。潮風を感じながらクラブを振れば、いつものゴルフとはひと味違う旅の記憶になる。東京・竹芝から高速船でアクセスできる、非日常のゴルフデスティネーションだ。
伊豆大島リゾートゴルフクラブ
東京都大島町岡田大久保26
080-7445-6638
富士に挑む麗しき18ホール

富士北麓、標高約1,000mの富士桜高原に広がる名コース。ほとんどのホールから雄大な富士山を望むロケーションは圧巻で、静かな森に包まれたフェアウェイには凛とした空気が漂う。一方、その美しさとは裏腹に、プレーヤーの知略とショット力を問う戦略性も大きな魅力。男女ツアーの舞台として知られるトーナメントコースだけに、コンディションへのこだわりも格別だ。富士を眺めるだけでなく、富士に挑む。そんな濃密な18ホールを堪能したい。
富士桜カントリー倶楽部
山梨県南都留郡富士河口湖町小立7187-4
(0555-73-2211)
断崖と絶景が描く圧巻の景色

磐梯朝日国立公園の雄大な自然に抱かれ、磐梯山や安達太良山を望む高原コース。広々とした景観と自然の地形を生かした18ホールは、美しさの中に確かな戦略性を秘めている。ハイライトは、深い断崖に沿ってフェアウェイが伸びる名物3番パー5。大胆に崖越えを狙うか、安全に刻むか、その選択からドラマが始まる。秋には木々が鮮やかに色づき、コースはさらにフォトジェニックな表情へ。ダイナミックな景観と挑戦心を刺激するレイアウトを、一度は味わいたい。
ボナリ高原ゴルフクラブ
福島県耶麻郡猪苗代町大字蚕養字沼尻山甲2855-434
(0242-67-1234)
世界が挑んだ黒松の名舞台

宮崎の雄大な黒松林に抱かれた、日本を代表する名門コース。27ホールを擁し、国内外のトッププレーヤーが競う「ダンロップフェニックストーナメント」の舞台としても知られる。美しくセパレートされたフェアウェイは一見穏やかだが、松林や巧みに配されたハザードがショットの精度と戦略を要求。南国・宮崎の開放感を味わいながら、世界のトッププロが挑んできた舞台を自ら攻略する高揚感まで含めて、一度は体験したい特別なゴルフがここにある。
フェニックスカントリークラブ
宮崎県宮崎市塩路字浜山3083
(0985-21-1301)
どこへ運び、次をどこから打つか
本誌編集長が「コトブキゴルフアマチュアゴルフ選手権」の予選に参加した。会場は日本オープンなど数々のトーナメントの舞台にもなった大洗ゴルフ倶楽部。自然美と戦略性が濃密に交差する名門への挑戦でつかんだものとは?

自然美と戦略性が濃密に共存するシーサイドコース
結論から言うと、カットラインに4打届かず予選落ち。悔しい。しかし、悔しさ以上に「やっぱり大洗は面白い」という感情が強く残った。
1953年開場、設計は井上誠一。鹿島灘に面した砂丘地に広がる18ホールは、自然の地形と黒松林を巧みに生かした、日本を代表するゴルフ場のひとつだ。「日本オープンゴルフ選手権」をはじめ、数々のトーナメントの舞台となってきた歴史も、その存在の大きさを物語っている。
大洗の魅力は、自然美と戦略性が濃密に共存していることだろう。松林の間を縫うようにホールが連なり、砂丘地特有のアンジュレーションがショットに変化を与える。そして、海に近い立地ゆえの風。単純な飛距離だけでは攻略できず、どこへ運び、次をどこから打つのかという「一手先」が常に問われる。
特に印象的なのが、松の存在だ。ただ景観を美しく見せる背景ではなく、ティーショットの視界を絞り、セカンドショットのルートをいやらしく限定する。きっちりフェアウェイをとらえたはずなのに「あれ、グリーンが狙いにくい」という場面も数知れず。ナイスショットを打てばご褒美がもらえるほど、大洗は甘くないのである。
これに風が加われば、クラブ選択も弾道のイメージもさらに複雑になる。同じホールでも風向きや強さによって表情が変わり、ショット精度だけでなく状況を読む力も試される。だからこそ、一打一打に「考える楽しさ」がある。力任せに攻めるより、コースと会話しながらルートを探す。そんなゴルフが求められる。
良いコースとは、良いスコアを約束してくれる場所ではない。自分のゴルフを試され、悔しい思いをして、それでも「もう一度」と思わせる場所だと思う。大洗を後にしながら考えていたのは、落とした4打のこと。どこでその4打を取り返すか、だ。

悠然と立つ黒松林と海から吹き抜ける風そのものがハザードとなり、ショットの精度はもちろん、攻め方も問われる奥深さが魅力だ。
大洗ゴルフ倶楽部
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231-1
(029-266-12340)
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PROFILE
EVEN / EVEN編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て『EVEN』編集部へ。186センチの長身で、自称“青山のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。2025年4月に『EVEN』編集長に就任。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て『EVEN』編集部へ。186センチの長身で、自称“青山のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。2025年4月に『EVEN』編集長に就任。
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