
プレイベントの和歌山城クリテリウムはジェームズ・ガードナーがスプリントを制す|ツール・ド・熊野
福光俊介
- 2026年05月06日
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和歌山県と三重県にまたがる熊野地域をめぐる国際ステージレースイベント、ツール・ド・熊野の2026年大会が5月6日に開幕。まずはプレイベントとして和歌山市内での和歌山城クリテリウムが行われ、ジェームズ・ガードナー(ニュージーランド、トレンガヌ・サイクリングチーム)がスプリントを制して優勝。本戦のステージレースは翌7日から始まる。
5人の逃げが集団の猛追を振り切る
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として知られる熊野地域を舞台とし、険しい山岳や丘陵地帯を走りながら、熊野路の荘厳さを感じられる伝統のステージレース。
大会は25回を数えた昨年から規模を拡大し、開幕を彩るイベントとして和歌山城クリテリウムをセッティング。和歌山県の県庁所在地である和歌山市の中心部を駆け抜けるスピードレースは、より多くの人々にロードレース競技の魅力を感じられるものとなった。
今年もこのクリテリウムからツール・ド・熊野の関連イベントがスタート。翌日からの本戦ステージレースに臨む選手たちが、顔見せを兼ねて和歌山城へと集まった。

お城の北側を東西に走るけやき大通りを使ってのレースは、1周1.5kmのコースを20周回・30km。2つの直線と2カ所のヘアピンコーナーが控えるが、アップダウンはほとんどなし。ハイスピードなレース展開が予想された。
その見立て通り、スタート直後から高速で進行。数人が仕掛けて集団から飛び出す状況が連続するが、いずれもレースを決定づけるものとはならない。この間に5周回終了時に設置される1回目の周回賞で、ファーガス・ブラウニング(オーストラリア、トレンガヌ・サイクリングチーム)が1位通過している。
9周回目から10周回目へと移るタイミングで新たなアタックがかかり、5選手がレースをリード。そのまま10周回終了時に設けられる2回目の周回賞を争い、キャメロン・スコット(オーストラリア、リーニン・スター)が先着。

この直後から数周回をかけて、先頭グループのメンバーがシャッフル。やがてガードナーのほか、スコット、エリオット・シュルツ(オーストラリア、ヴィクトワール広島)、ニコロ・ガリッポ(イタリア、チーム右京)、ニルス・シンシェク(オランダ、リーニン・スター)が集団に対して約15秒先行。メインの集団ではキナンレーシングチームやヴィクトワール広島が追走を試みるが、一時10秒を切ったタイム差は最終盤に入って拡大。
結局、先頭5人が集団の追撃を振り切って逃げに成功。優勝争いはガードナーが制し、スコット、シュルツと続いた。また、日本人最上位は7位で終えた岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)だった。

本戦は4ステージ
翌7日からは、本戦のステージレースが行われる。第1ステージは和歌山県印南町を走る125.3km。その後、同古座川町での第2ステージ(126.7km)、三重県熊野市での第3ステージ(107.7km)、和歌山県太地町での第4ステージ(104.5km)と続き、2026年大会の王者が決まる。
大会はUCIアジアツアー2.2クラスにカテゴライズされ、和歌山城クリテリウムと同じ16チームが覇権を争う。
和歌山城クリテリウム2026結果(30km)

1.ジェームズ・ガードナー(ニュージーランド、トレンガヌ・サイクリングチーム)39分15秒
2.キャメロン・スコット(オーストラリア、リーニン・スター)+0秒
3.エリオット・シュルツ(オーストラリア、ヴィクトワール広島)+0秒
4.ニコロ・ガリッポ(イタリア、チーム右京)+0秒
5.ニルス・シンチェク(オランダ、リーニン・スター)+4秒
6.ルーカス・カーステンゼン(ドイツ、キナンレーシングチーム)+19秒
7.岡篤志(日本、Astemo宇都宮ブリッツェン)+19秒
8.アレクサンダー・サルビー(デンマーク、リーニン・スター)+19秒
9.キム・ユーロ(韓国、LXサイクリングチーム)+19秒
10.中尾涼介(日本、チームユーラシア-iRCタイヤ)+19秒
特別周回賞
5周目 ファーガス・ブラウニング(オーストラリア、トレンガヌ・サイクリングチーム)
10周目 キャメロン・スコット(オーストラリア、リーニン・スター)
15周目 ニコロ・ガリッポ(イタリア、チーム右京)
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