BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • VINAVIS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

古代から続く大自然の鼓動を五感で感じる屋久島トレッキング

人生で一度は訪れたい、世界自然遺産の屋久島。深い森のなか、遥かなる時間の流れとともに刻まれた生命の記憶をめぐる島旅へ。

屋久島への憧れ

山歩きを始めて間もないころ、掲げた目標のひとつが屋久島を訪れることでした。この島は豊富な雨量と山々が育んだ、多種多様な動植物の宝庫です。世界最古の縄文杉を見るために、山の経験を積んできたと言っても過言ではありません。

屋久島と言えばいつも雨

▲「杉に会う日はぁ 不思議なくらい〜 雨がおおくってぇ〜」

屋久島はひと月で35日雨が降ると言われるほど、雨が多いことで有名です。いつ行くのがベストか悩むところ。7月に行くことをすすめめられたので、梅雨明けの7月下旬に計画を立てましたが……結果、見事に雨でした!丸1日雨のなかの縄文杉日帰りトレッキングは結構な修行体験で、10時間歩き切った達成感と、ゴール直後からロボット歩行しかできなくなったのはいい思い出です(笑)。

鹿児島空港からプロペラ機に乗り換えて、屋久島空港へ。空港からはレンタカーで移動しました。

初めて降り立つ屋久島の地

▲新鮮な魚に舌鼓。

初めて見る屋久島の景色は緑がうっそうと茂り、色も香りも濃厚な印象でした。初日は移動で時間を費やしたので、軽く町散策をして翌日に備えました。

▲島の名物・トビウオのから揚げ。

雨を楽しむ縄文杉トレッキング

▲朝のお弁当。

翌朝、窓の外を見ると、天気予報通りの雨雲で覆われた白灰色の空。最初から雨は覚悟していたのと雨対策もしっかりしていたので、雨の屋久島を思い切り堪能することにしました。多くの宿泊先から屋久杉自然館(荒川登山口へ行くバス乗り場)まで送迎車があるので、レンタカーがなくても安心です。朝昼のお弁当も宿で用意してもらいました。朝5時のバス乗り場は、すでにたくさんの登山者で賑わっていて、バスを待ちながらの朝ごはんタイムとなりました。

▲昼のお弁当。

小雨のなかで食事する方もいましたが、足を伸ばして高塚小屋へ。持参した温かいお味噌汁が体に沁み渡る!

50分ほどバスに揺られ、登山口へ到着。長丁場の始まりはトロッコ道からスタート!

トロッコ道は登山口から約8.5kmあり、縄文杉へ続く約10~11時間のトレッキングコース(往復22km)のうち約3時間を占め、平坦で歩きやすいなかにもトンネルや手すりのない橋もあり、スリルな気分を味わえます。かつて、木材搬出に使われた森林鉄道の軌道跡であり、林業を生業としていた集落がありました。

豊かな自然に身を置き、生命の源を見つめる

自然の恵みをたっぷり受けた草木が、うれしそうに手を伸ばしています。辺りを見回すと苔に覆われた倒木が多く見られました。苔むす倒木から育まれた新しい命も。生命の循環をレインスーツで湿った肌から直接感じ、ひたすら歩く。この鬱陶しさも天の恵みがもたらしたものだと思ったら、なんてことない煩わしさに変わりました。

トロッコ道の終点、大株歩道入口。いよいよ本格的な登山道に入ります。縄文杉への最後のトイレポイントになるので忘れずに。ハート型のウィルソン株は幸運のパワースポットとして人気があり、大王杉や夫婦杉は展望デッキから眺めるほどの巨木でした。

▲ハートに見えるように撮るのが難しい。

静寂に包まれて佇む縄文杉

5時間かけてたどり着いた縄文杉が、ようやく目の前に現れました。これまで見た屋久杉とは圧倒的に桁違いの大きさ。ひっそり佇むその姿は森羅万象を司どり、この世のすべてを美しくも悲しく、あらゆるものを見据えているかのようでした。雨がより一層憂いを運んできて、私たちの刻を止めてゆく……。

心も体も満ちてゆく。たえずゆらいでいる自然や人間が、ここでは調和するような感覚。樹齢2000年〜7000年を超える縄文杉が見てきた悠久の時がそこにはありました。

本来、杉の寿命は500年ほど。屋久島のもつ独自の気候からゆっくりと成長する屋久杉は、樹齢が長いようです。しかし、縄文杉も徐々に朽ちており、数十年後には倒れてしまうかもしれないとも言われています。また、屋久島には未踏の地もあり、縄文杉を超える巨大木がまだあるのかもしれません。

仮にあったとしても、それらももう長くはないのでしょう。若い杉が今後、何百年何千年と屋久島の大地を潤してゆくのだと思うと、ほんの一瞬の時を共生していることが奇跡のように感じました。太古の息吹を感じる屋久島、その魅力は尽きることはありません。

写真&テキスト◎豊岡美世(宇宙HIKE)
https://www.instagram.com/koharubiyori_m?igsh=ZWFobXl6cGk3NDA3&utm_source=qr

SHARE

PROFILE

宇宙HIKE

宇宙HIKE

Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。

宇宙HIKEの記事一覧

Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。

宇宙HIKEの記事一覧

No more pages to load