
山のヘリテージを、ニューヨークの日常へ。THE NORTH FACE × Aimé Leon Doreが描く、街とフィールドの交点
VINAVIS 編集部
- 2026年09月28日
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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)と、ニューヨーク発のライフスタイルブランドAimé Leon Dore(エメ レオン ドレ)が、再び手を組んだ。
コラボレーション第2弾となる2026年秋冬カプセルコレクションの根底にあるのは、ザ・ノース・フェイスが長年培ってきたアルパインのヘリテージ。そこへエメ レオン ドレならではの都市的な感性と、どこかノスタルジックなディテールが重ねられている。
ブランドを象徴するプロダクトから、新たに生まれたシルエット、フットウエアまで。山で磨かれてきた機能や歴史は、ニューヨークの視点を通すことでどんな表情へと変わるのか。ふたつのブランドが交差する、その現在地を見ていく。
文◉VINAVIS
山のヘリテージを、ニューヨークの視点で再解釈する

ふたつのブランドをつなぐのは、プロダクトの表層だけではない。
エメ レオン ドレの創設者兼クリエイティブディレクター、Teddy Santis(テディ・サンティス)は、両ブランドに共通するものとして「ヘリテージ」「目的」、そして「アウトドアに対する深いリスペクト」を挙げる。その基盤をエメ レオン ドレの視点からさらに発展させ、「細部まで考え抜かれ、機能的で、長く愛用できるプロダクト」を目指したという。
そこから見えてくるのは、アウトドアウエアの外見だけをアレンジするのではなく、ザ・ノース・フェイスが培ってきた技術やヘリテージを、現代の都市生活へと読み替えようとする姿勢だ。

全30アイテムで構成される今季は、アルパインのヘリテージとニューヨークの感性、モダンなデザインとノスタルジックなディテールを融合。そのなかでもひとつのトピックとなるのが、ゴアテックスの再採用だ。ザ・ノース・フェイスとのコラボレーションでゴアテックスが採用されるのは2019年以来となる。
アウトドア由来の機能を、都市のスタイルへどう組み込んでいくのか。その姿勢は、ブランドを象徴するプロダクトにも表れている。
都市の日常へと読み替えられた、THE NORTH FACEのアイコン

見なれたプロダクトを大きく作り変えるのではなく、素材やシルエット、用途を少しずつずらしていく。今回のコレクションを眺めていると、ザ・ノース・フェイスのヘリテージに対する、そんな距離の取り方が見えてくる。
Mountain Jacket 2000|山のシェルを、少しだけ街へ

マウンテンジャケット2000は、山岳シェルとしての輪郭を残しながら、ゆとりのあるシルエットとレトロなムードを加えた。機能そのものを変えるより、見え方を現在へ引き寄せる。

エメ・レオン・ドレ 2000マウンテンジャケット
- ¥110,000
- サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
- カラー:サミットネイビー、TNFレッド
GTX Trench|街の服に、山の機能を持ち込む

GTXトレンチは、その逆方向から生まれた一着だ。クラシックなトレンチコートという都市の服型に、ゴアテックスの防水性を重ねた。

エメ・レオン・ドレ GTX トレンチ
- ¥209,000
- サイズ:XS〜XXL
- カラー:ティーグリーン
Nuptse|表と裏、そのどちらも正面になる

ヌプシは、フード付きのリバーシブル仕様へと姿を変えた。
アイコンとして定着した輪郭は残したまま、裏返すことで別の表情をつくる。その変化は大胆というより、こちらの見なれた感覚を少しだけ裏切る。その匙加減がおもしろい。

エメ・レオン・ドレ 026ヌプシフーディ
- ¥116,600
- サイズ:XS〜XXL
- カラー:サミットゴールド、フロストグレー
Baltoro Jacket|異素材がずらす、見なれたダウン

バルトロジャケットは、ダウンジャケットのなかにレザーを差し込むことで印象を変えている。
形そのものではなく、素材の記憶をずらす。ヌプシとはまた違った方法で、見なれたザ・ノース・フェイスから少し距離を取っている。

エメ・レオン・ドレ バルトロジャケット
- ¥134,200
- サイズ:XS〜XXL
- カラー:ニュートープ
Nylon Denali Jacket|知っているデナリ、知らない手触り

ナイロンデナリジャケットは、デナリの輪郭を残しながら、フリースではなくナイロンで仕立てる。
見たことのある形なのに、触れたときの記憶が違う。その小さな違和感が、このコレクションの再解釈をよく表している。

エメ・レオン・ドレ ナイロンデナリジャケット
- ¥64,900
- サイズ:XS〜XXL
- カラー:TNFブラック×TNFブラック
1/2 Zip Denali Jacket|形を変えて残す、もうひとつのデナリ

ハーフジップデナリジャケットは、フリースを残しながら、ハーフジップという別の輪郭を選んだ。

エメ・レオン・ドレ 1/2ジップデナリジャケット
- ¥64,900
- サイズ:XS〜XXL
- カラー:TNFレッド、エステートブルー、ティーグリーン
素材を変えるナイロンデナリと、形を変えるハーフジップ。ひとつのヘリテージに、ふたつの答えが提示されている。
アウトドアの文法を、都市の日常着へ
既存モデルを読み替えるだけではない。新しいシルエットでは、フィールドでなじみのある素材や機能を、別の服の文法へ移している。
Fleece Rugby|フリースを、ラグビーシャツとして着る

フリースラグビーは、アウトドアでは見なれたフリースを、襟付きのラグビーシャツへと置き換えた。

エメ・レオン・ドレ フリースラグビー
- ¥37,400
- サイズ:XS〜XXL
- カラー:サミットゴールド、ニュートープ
Ballistic Tech Vest|機能を消さずに、街へ

バリスティックテックベストは、1990年代のザ・ノース・フェイスのユーティリティギアを想起させる新しいシルエット。
都市的なベストの姿へ整えながら、収納やハイドレーションといったフィールド由来の機能は残す。街へ寄せることと、機能を捨てることは同義ではない。

エメ・レオン・ドレ テックベスト
- ¥96,800
- サイズ:XS〜XXL
- カラー:ニュートープ
ウエアで繰り返される「なにを残し、なにをずらすか」という感覚は、足元にも続いている。Base Camp Mule(ベースキャンプミュール)とVerto Alpine GORE-TEX Hiking Shoes(ヴェルトアルパインゴアテックスハイキングシューズ)。性格の異なる2足を並べてみると、街とフィールドをひと続きに捉える、このコレクションの距離感がよりはっきり見えてくる。
Base Camp Mule|歩き続けない時間のために

エメ・レオン・ドレ ベース キャンプミュール
- ¥33,000
- サイズ:US7〜11(25.0〜29.0cm。1cm刻み)
- カラー:サミットネイビー×サミットゴールド
ベースキャンプミュールは、ヴェルトアルパインとは対照的な存在だ。
すべての時間をフィールドのために設計するのではなく、その前後にある移動や休息まで同じコレクションのなかに置かれている。
Verto Alpine GORE-TEX Hiking Shoes|街の先まで歩いていく

エメ・レオン・ドレ ベルトアルパインゴアテックス
- ¥41,250
- サイズ:US7〜11(25.0〜29.0cm。1cm刻み)
- カラー:ニュートープグリーン×TNFブラック
ヴェルトアルパインゴアテックスハイキングシューズは、コレクションのなかでも明確にフィールド側へ軸足を置く。ベースキャンプミュールと並ぶことで、日常からその先までをひとつながりに捉える視点が浮かぶ。
アンデスからニューヨークへ。ふたつの風景をつなぐ旅

コレクションに合わせてキャンペーンフィルムも公開。舞台は、アンデス山脈の静寂と雄大な自然から、ニューヨークのエネルギーと個性へ。まったく異なるふたつの場所をつなぐ旅が描かれている。
旅の中心人物として登場するのは、俳優のKeith W. Richards(キース・W・リチャーズ)と、チリを代表する登山家Cristián García-Huidobro(クリスティアン・ガルシア=ウイドブロ)。
静かで人里離れた自然の風景から、都市のリズムや密度へ。舞台を移していくことで、ザ・ノース・フェイスのアウトドアヘリテージと、エメ レオン ドレがもつニューヨークの視点が重ねられていく。
山と街は、一見すると対極の場所にある。けれど、そのあいだを行き来する人にとって、境界は思うほど明確ではない。
アンデスからニューヨークへ。このコレクションから見えてくるのは、ふたつの風景を隔てる壁ではなく、そのあいだをつなぐ服のあり方なのかもしれない。
販売店舗
- THE NORTH FACE Alter
東京都渋谷区神宮前6-10-9
TEL:03-6427-1180 - THE NORTH FACE 堀江
大阪府大阪市西区南堀江1丁目20-1 日通南堀江ビル1F
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The North Face × Aimé Leon Dore
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VINAVIS 編集部
アウトドアフィールドへ誘うメディア、そして自然のなかにいるような心地よさと冒険心をもって生きる人々を応援する新メディア。厳しい自然環境で磨かれた「機能美」や「哲学」を、都市生活というフィールドにマッチするシーンにを訴求します。またアウトドアで使われる機能やアイテムに触れることで、意識せずに自然とフィールドへと近づいていく気運を醸成します。
アウトドアフィールドへ誘うメディア、そして自然のなかにいるような心地よさと冒険心をもって生きる人々を応援する新メディア。厳しい自然環境で磨かれた「機能美」や「哲学」を、都市生活というフィールドにマッチするシーンにを訴求します。またアウトドアで使われる機能やアイテムに触れることで、意識せずに自然とフィールドへと近づいていく気運を醸成します。



















