
2025年自転車10大ニュースを自活研が発表!青切符導入と自転車新技術に注目
Bicycle Club編集部
- 2025年12月30日
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特定非営利活動法人自転車活用推進研究会(以下、自活研)は、2025年の自転車関連トピックスから理事会が重要と考える30本を抽出し、投票でトップ10を決める「2025年 自転車十大ニュース総選挙」を実施。その集計結果を発表した。
“青切符制度”関連が全体の半数、関心は「安全」と「運用」へ

2025年は、翌年4月施行が見込まれる「青切符制度」に関連するニュースが上位の多くを占めた。付け出し(11本目)として追加された「自転車の交通安全教育ガイドライン(最終案)の公表」も青切符関連で、制度導入に伴う教育・啓発、通行環境整備の必要性がより鮮明になっている。
Velo-city 2027愛媛開催決定、国交大臣人事など“自活研らしい”投票傾向も

国際会議「Velo-city 2027」が愛媛県で開催決定となったニュースが2位にランクイン。さらに、自転車活用推進本部長を兼任する国土交通大臣に、金子恭之自転車議連幹事長が就任したニュースが上位に入るなど、政策・推進体制への注目が高い結果となった。
ホンダ・シマノの新技術にも票、産業面の“次の可能性”に期待

後付け電動ユニットの製品化や、充電不要のオート変速システムの発表など、技術革新を感じさせるニュースも上位に。政策の動きと並行して、自転車そのものの進化に期待が集まった一年だった。
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2025年「自転車」10大ニュース 一覧(投票結果)
※投票者が5本を選んだ合算のため、割合の合計は100%にならない。
| 順位 | ニュース | 得票率 |
| 1 | 警察庁が50ページに及ぶ自転車ルールブックを公表 | 78.7% |
| 2 | 国際会議Velo-City2027が愛媛県で開催決定 | 68.5% |
| 3 | 高市政権で自転車議連の金子恭之幹事長が国交大臣へ | 60.6% |
| 3 | 青切符パブコメで歩道通行容認の要求意見が殺到する | 60.6% |
| 5 | 警察庁が自転車交通違反の反則金案を公表し炎上する | 59.8% |
| 6 | 普通自転車歩道通行可の標識を撤去する動きが継続中 | 53.5% |
| 7 | 国家公安委員長が自転車のルール遵守へ働きかけ強化 | 41.7% |
| 8 | ホンダが後付け電動ユニットSmaChariを製品化 | 39.4% |
| 9 | シマノが充電不要オート変速システムQ’AUTO発表 | 31.5% |
| 10 | 第三次自転車活用推進計画策定開始、ビジョン前面に | 30.7% |
特別に11本目のニュースとして「交通安全教育ガイドライン」の公表

投票開始後の重大ニュースとして「ガイドライン最終案の公表」を付け出しとすべき、との意見を受け、今回は特に11本目のニュースとして扱われた。
- 警察庁が「自転車の交通安全教育ガイドライン」公表
2025年は“夜明け前”――安全関心の高まりと環境整備の矛盾が可視化

2025年は、翌年4月施行が見込まれる青切符制度に関連するニュースが上位の半数を占めた。安全への関心の高まりは歓迎すべき一方、ルール通りに走ることのできる通行環境整備の遅れが、解決の難しい矛盾を浮き彫りにした一年でもあった。また、Velo-cityが2027年に愛媛で開催されること、国交大臣人事など、推進体制・国際イベントへの注目が上位に入るのは“自活研らしい”傾向と言える。さらに、ホンダやシマノの新技術に票が集まったことは、産業面での可能性への期待も示した。
政策的な重要度という観点では、第三次自転車活用推進計画が「ビジョン」を前面に押し出したことの意味は大きい。この“地味だが重要”なニュースが10位に入ったことは、投票参加者の見識の高さを伺わせる。
来年は大きな変革が予想される。今年はその準備を進め、変化を待ち受ける「夜明け前」を感じさせる一年だった。
このほか自活研の理事会が選んだ候補一覧

このほか自活研の理事会が抽出した候補ニュース(全30本)を紹介する。以下の通り。
- 参議院の滋賀選挙区で宮本和宏氏が初当選し議連入り
- ハローサイクリングのポート数が全国10,000超え
- シェアサイクルのチャリチャリがkotobike事業承継
- ホンダが後付け電動ユニットSmaChariを製品化
- サイクリングイベントの「富士グラベル」が初開催
- 横浜市でシェアサイクル大手2社の共同ポート始まる
- 万博会場に駐輪場整備されたが、途中の橋は押し歩き
- 国際会議Velo-City2027が愛媛県で開催決定
- 自転車利用環境向上会議が追い風の吹く名古屋で開催
- 国家公安委員長が自転車のルール遵守へ働きかけ強化
- 警察庁が50ページに及ぶ自転車ルールブックを公表
- 警察庁が自転車交通違反の反則金案を公表し炎上する
- 高市政権で自転車議連の金子恭之幹事長が国交大臣へ
- 自転車活用推進本部6代目参事官に土田宏道氏就任
- 国交省道路局長にツーキニストの沓掛敏夫氏が就任
- 大阪・関西万博オランダ館で自転車フォーラムを開催
- 青切符パブコメで歩道通行容認の要求意見が殺到する
- 鳥取県でサイクルトレイン&バスのシンポジウム開催
- 電動アシスト自転車バッテリー盗難補償サービス開始
- シマノが充電不要オート変速システムQ’AUTO発表
- 第三次自転車活用推進計画策定開始、ビジョン前面に
- 名古屋競輪場に国際基準BMXレース専用コース誕生
- しまなみ今治〜尾道間航路26年ぶり期間限定で復活
- JAFが自転車の安全利用を啓発する特設サイトを開設
- 堺市消防局が開発協力したレスキューバイクが電動化
- 自転車の飲酒運転を防ぐため運転代行を推奨する動き
- 神戸市が自転車利活用推進本部発足、副市長トップに
- 普通自転車歩道通行可の標識を撤去する動きが継続中
- ヤマハ発等4社MTB活用社会推進連絡協議会を発足
- 東京都Bike New Yorkとパートナーシップ協定締結
- BRAND :
- Bicycle Club
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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