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船に乗って会いに行く山~花の浮島・礼文島を歩く~|百名山を終えたわたしが、いま登りたい山#02

2025年7月に日本百名山を完登し、「さあ次はどんな山に登ろう」と考えました。もちろん、もう一度登りたい百名山もたくさんあります。けれど、わたしの気持ちが向かったのは、船に乗って訪ねる離島の山や、花を追いかける山旅でした。

百名山という大きな目標を達成したからこそ見えてきた、新しい山の楽しみ方。いまのわたしが心惹かれる山々とその魅力を、不定期で紹介していきます。

船に乗ってたどり着く、花の浮島・礼文島

礼文島は、北海道稚内市の西方60㎞の日本海上に浮かぶ、日本最北端の離島です。冷涼な気候や強い海風といった特異な環境によって、海抜0mから高山植物が咲き誇り、「花の浮島」と呼ばれています。

昨年の夏、初めて礼文島を訪れたとき、天気は雨や霧の日が続き、楽しみにしていた礼文島ならではの景色はところどころで垣間見ることしかできませんでした。それでも足元に咲く可憐な花々の美しさは忘れられず、「いつか青い海と色とりどりの花が咲く礼文島を歩いてみたい」、そんな想いが心に残りました。

そして今年、もう一度あの景色に会いたくて礼文島へ。今回は5日間滞在し、島のさまざまなトレッキングコースをゆっくり歩いてきました。

花に導かれて歩く、礼文島トレッキング

▲「岬めぐりコース」のスタートはスコトン岬から。

礼文島には、個性豊かな7つのトレッキングコースがあり、自身の技術や体力に合わせて楽しむことができます。今回わたしが歩いたのは、「桃岩展望台コース」「岬めぐりコース」「礼文岳コース」の3コースです。どのコースも高山植物と礼文島らしい雄大な景色が楽しめ、それぞれ違った魅力がありました。

なかでも印象に残ったのは「岬めぐりコース」で、礼文島最北端のスコトン岬をスタートして、ゴロタ岬、澄海岬をめぐる約13㎞、所要時間約5時間のコースです。変化に富んだ景色が続き、礼文島の魅力を存分に味わうことができました。

▲ゴロタ岬に向かう道は天国の道。うしろはスコトン岬。

とくにわたしがいちばん心を奪われたのは、コース最高地点のゴロタ岬(ゴロタ山・標高176m)に向かう上り坂。道の両側には色とりどりの高山植物が咲き乱れ、ふり返ればスコトン岬とどこまでも続く青い海。「ここは天国?」そう思えるほど、美しく幸せな景色が広がっていました。

遠く、時間をかけてたどり着いた最北の島、礼文島。一度歩いたら終わりではなく、「また帰ってきたい」そう思わせてくれる特別な場所でした。

▲切り立った崖とコバルトブルーの海が美しい澄海岬。

〇礼文島へのアクセス
稚内港からハートランドフェリーで香深港まで約2時間。

〇スコトン岬へのアクセス
香深港からバスで約55分(帰りは浜中から香深港までバスで約45分)。

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Mt.ランドネメンバー

Mt.ランドネメンバー

山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。

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