
「霊峰・八海山」~神の領域を歩く~
宇宙HIKE
- 2026年10月26日
越後三山のひとつ、八海山。数々の鎖場や険しい岩稜歩きが楽しめる人気の霊峰。その歴史は古く、開山は1200年前にもなるという。米どころ新潟にそびえ立つ八海山は、独立峰ではなくいくつもの峰が連なる霊峰となり、今回そんな神の領域を歩いてみたいフォトグラファー松本茜さんと宇宙HIKEメンバー・みっちーと一緒に、急峻な岩場が待ち受ける神の領域「霊峰・八海山」にチャレンジしてきました。
朝方まで降った雨も上がり、この日は暑いくらいの天候になった

スタートは、八海山ロープウェイに乗り約7分ほどで山頂駅(四合目半)に到着。山頂駅からの展望はすばらしく、米どころ南魚沼の街が一望できる。今回の登山はここから始まる。まず目指すは9合目にある千本檜小屋まで、2時間ほど歩く。

今回はフイルムカメラを使い、心動いた瞬間にシャッターを切っていく。どんな構図の写真を撮ったのかとても楽しみ。


豪雪地帯の清らかな雪解け水

八海山の地層から湧き出る水は、神さまからの贈りもの。この湧き水が「雷電様の清水」につながり、地元の人々を潤わせてきた。もちろんあの有名なお酒の蔵では、この雷電様の清水を使い酒を造る。地元のおなじ米、おなじ手順で酒を造っても、水が変わればお酒の味に大きな影響を与えるので、とても大切にされている八海山の湧き水なのである。
ロープウェイ山頂駅から歩き、9合目にある千本檜小屋に到着。のんびりハイクはここまで。この先を進む登山者たちは、ヘルメット、グローブをつけて本格登山モードへ切り変わる。

山頂付近は、約2㎞にわたって切り立った岩が続く八ツ峰(やつみね)と呼ばれる岩峰群。案内図を見ただけで少し気が遠くなってしまうが、そのぶん楽しみも多い山だ。

いよいよ八ツ峰へチャレンジ!ミスは許されないので慎重に。しかし、おふたりは怖いもの知らずで、ワイワイと楽しみながら進んでいく。
いよいよ、「神の領域」八ツ峰へ

八ツ峰は、その名前のとおり8つのピークが連なる。連続する険しい鎖場やハシゴ、そして垂直に近い岩場が続く。上級者向けの非常にスリルある岩稜帯。慎重に一歩ずつ進む。気の抜けない難所が続く。

鎖やハシゴを使って、登ったり降ったりのくり返し。手と足を使い岩をよじ登る。きっと全身筋肉痛になるに違いない。

一本の鎖を握りしめて岩を下る緊張の連続。いつの間にかほかのパーティの方々とも心強い声のかけ合いが始まった。そして、大日岳山頂に到着。入道岳まであと少し。
八海山の最高峰は入道岳(1,778m)

八ツ峰は以下の8ピークが連なる。
第1峰:地蔵岳(じぞうだけ)
第2峰:不動岳(ふどうだけ)
第3峰:七曜岳(しちようだけ)
第4峰:白河岳(しらかわだけ)
第5峰:釈迦岳(しゃかだけ)
第6峰:摩利支天(まりしてん)
第7峰:剣が峰(けんがみね)
第8峰:大日岳(だいにちだけ)

前日、土偶が好きな茜さんは十日町市博物館にてガチャガチャで引き当てた土偶と記念撮影。マスカットを持って、無事に難所終わりホッとした瞬間、みんな笑いが止まらなかった(笑)。

入道岳山頂で、ホットコーヒーで乾杯。軽く食事をすませて体が冷えないうちに下山を開始。

下山途中、登山道から池を見つけて立ち寄った「漕ぎ池」。なんでも、この池にはサンショウウオが生息していると登山者の方から教えてもらい、池を覗いてみると……。

本当にいました、サンショウウオの子ども。八海山の豊かな自然環境と冷涼な水場が、彼らの貴重な繁殖地となっているのですね。


八海山ロープウェイのシルエットが、いい感じ。
八海山の紅葉(10月中旬から11月上旬が見頃)

山頂から山麓へかけて劇的に色が変化していくグラデーションと、360度の大パノラマが最大の特徴。こちらの画像は、以前登った時の紅葉の時期の八ツ峰。10月下旬頃に山頂で初冠雪を迎えると「三段紅葉」と呼ばれる、山の「白(雪)」・紅葉の「赤・黄」・杉の木の「緑」が織りなす圧倒的な美しさが楽しめる。

山頂付近では9月中旬頃から、ナナカマドやカエデ、ブナなどが色づき始めカラフルに。すばらしい景色にとても感動しました。

スリルを感じながら、美しい紅葉の景色を見に行ってみませんか!
写真&テキスト◎竹内 満(宇宙HIKE)
https://www.instagram.com/0326photo/
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PROFILE
宇宙HIKE
Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。
Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。
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