
ヴィットリア ZAFFIRO EVO 価格据え置きで基本性能が大幅進化した高耐久ロードタイヤ|Vittoria
Bicycle Club編集部
- 2026年05月31日
イタリアのタイヤブランド、ヴィットリア(Vittoria)から、ロード用トレーニングタイヤの定番モデルをアップデートした新作「ZAFFIRO EVO(ザフィーロ エボ)」が発表された。前作から価格を据え置きとしながらも、ケーシングを60TPIへアップグレードし、コンパウンドを改良。大幅な軽量化と転がり抵抗の削減を実現したハイコストパフォーマンスモデルだ。
毎日のハードユースに応える次世代のスタンダード

長距離のエンデュランスライドやベースメイキングのための走り込み、あるいは毎日の通勤・通学。そうした過酷な日常的ライドにおいて、タイヤに最も求められるのは「耐久性」と「信頼性」だ。荒れたアスファルトや予期せぬ落下物、急な天候の変化にも動じないタフさが不可欠となる。
今回ヴィットリアが発表した「ZAFFIRO EVO」は、まさにそうしたリアルワールドのロードサイクリストに向けて開発されたオールコンディション・ロードトレーニングタイヤ。長年、エントリーユーザーからシリアスレーサーの練習用として親しまれてきた名作「ZAFFIRO PRO」の正当進化モデルであり、ワールドツアーで培われたレースタイヤのテクノロジーが惜しみなく落とし込まれている。
性能チャート(レーダーチャート)を見ても、スピードや軽量性といったパラメーターに対して、「MILEAGE(耐久性・寿命)」と「PROTECTION(耐パンク性)」が突出して高く設定されているのがわかる。このタイヤが何を目指して作られたのかが、一目で理解できる設計思想だ。

ケーシングを60TPIへ強化、走りを磨き上げた改良版コンパウンド

ZAFFIRO EVOの最大のトピックは、タイヤの骨格となるケーシングと構造の大幅な見直しだ。前作ZAFFIRO PROでは26TPIだったナイロンケーシングを、今作では一気に60TPIへと高密度化。これにより、圧倒的な耐久性を維持したまま、しなやかさが増し路面追従性が向上している。さらに、ビード部分には「Bead Shield」と呼ばれる追加の保護層が設けられ、リム打ちパンクや擦れに対する防御力も底上げされた。

コンパウンドには、前作から引き続きヴィットリアの代名詞とも言える「Graphene(グラフェン)」を配合(1C Formulation powered by Graphene)。日常使いに必要なタフさをキープしつつ、コンパウンド自体の成分改良とケーシングの進化が相まって、基本性能を劇的に引き上げている。

前作ZAFFIRO PROとの比較テストでは、その進化が数値として明確に表れている。
- 転がり抵抗:13%削減(スピードアップ)
- ウェットグリップ性能:17%向上
- 重量:16%軽量化
単に頑丈なだけでなく、走りも圧倒的に軽く、雨上がりのようなウェットコンディションでも安全にコントロールできるタイヤへと進化した。なお、トレッドパターンについては、直進安定性と転がりの軽さを生むセンターグルーブと、交互に並ぶV字パターンを組み合わせた、前作で定評のある優れたデザインをそのまま継承している。

現代的なフックレス対応と、ユーザーフレンドリーな据え置き価格
もう一つ見逃せないのが、現代のホイールトレンドに合わせたアップデートだ。ZAFFIRO EVOはチューブを入れて使用するクリンチャー(チューブタイプ)仕様でありながら、700×28C以上の太めのサイズにおいて「フックレスリム」への装着に対応している。
最新のロードバイクやオールロードに採用が増えているフックレスリム・カーボンホイールを履き、日々のトレーニングを行っているサイクリストにとって、この対応は非常に朗報だろう。
ラインナップは700×23Cから、エンデュランスロードやクロスバイクにも最適な700×32Cまで全5サイズ(7バリエーション)の展開。カラーは精悍なオールブラックを基本とし、25Cと28Cには足元をクラシカルに彩るパラサイド(Black/Tan)カラーも用意される。
そして特筆すべきは価格だ。世界的な資材高騰によりあらゆる自転車パーツの価格上昇が続く中、ZAFFIRO EVOは前作ZAFFIRO PROから価格を据え置き、3,993円(税込)という驚異的なコストパフォーマンスを維持している。基本性能をここまで大幅にアップデートしながらも、ユーザーフレンドリーなプライスを継承したヴィットリアの姿勢は高く評価されるべきポイントだ。
発売は2026年6月13日(土)を予定(※Black/Tanカラーは6月末発売予定)。初めてのスポーツバイクのタイヤ交換から、シリアスレーサーのハードなデイリートレーニングまで、ZAFFIRO EVOは日々のライドに欠かせない確かな相棒となるだろう。
Vittoria ZAFFIRO EVO
価格:3,993円(税込)


- タイヤタイプ:クリンチャー(チューブタイプ) / フォールディング
- コンパウンド:1C Graphene
- ケーシング:Nylon 60 TPI
- フックレスリム対応:700×28C、30C、32Cのみ対応
- 発売時期:2026年6月13日(土)※Paraカラーは6月末
サイズ / カラー / 重量リスト
- 700×23c(23-622)/ Black / 230g
- 700×25c(25-622)/ Black / 260g
- 700×25c(25-622)/ Para / 250g
- 700×28c(28-622)/ Black / 280g
- 700×28c(28-622)/ Para / 270g
- 700×30c(30-622)/ Black / 300g
- 700×32c(32-622)/ Black / 320g
問:ブイ・ティー・ジェイ https://www.vittoriajapan.co.jp/
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