
あの日泊まれなかった沢のほとりの三条の湯へ|モデル仲川希良の「親子でやさしい外あそび」#9
仲川 希良
- 2026年07月29日
モデルでフィールドナビゲーターの仲川希良さんによる親子連載。大人も子どもも、がんばりすぎずに外あそびを楽しむヒントをゆるりとご紹介。今回は、東京・奥多摩の山深くにある山小屋「三条の湯」での親子泊について綴ってくれました。
あの日泊まれなかった沢のほとりの三条の湯へ
三条の湯をはじめて訪れたのは、2017年。夫と雲取山でテント泊をし、お祭バス停へと下山中のことでした。ふもとまで降りてきたことにひと安心しつつ、これから延々林道歩き、という場所。もうここで泊まりたい……なんて気持ちになったものです。


食事に温泉、さらに心惹かれたのは、小屋のそばを流れる沢でした。あそこで水遊びしたらさぞ楽しかろうと思うも、目指すバスに向けてふたたび歩き出すしかありませんでした。


山頂を目指さない計画というのは、目指す体力や時間があるときには意外と難しいものです。三条の湯を目的地として再訪できたのは、8年後の晩夏。息子が生まれ、水遊びが楽しめる山を思い返していて浮かんだのでした。あそこがゴールなら、5歳でも歩き切れるのでは……!


ほぼ平らな10kmの林道。コースタイム3時間のところを5時間かけて。息子の集中力的にはギリギリでした。


しかし着いてしまえば極楽そのもの。温泉に入り、布団に寝転ぶ。途切れることない沢音に包まれウトウト。山のなかで、もう移動しなくていい、という時間のぜいたくさを堪能します。


山麓の村の野菜をたっぷり使った夕食のあとは、小屋番である北爪さんの弾き語りに耳を傾け、息子は適当ウクレレでセッション。


そして翌日、小屋前の沢で水遊びという夢も叶えることができました。カキ氷とコーヒーのオヤツをいただいてから帰路へ。ふもとにも満ちる山の魅力を味わえた、特別な2日間。次は2泊したいな、そんな計画も浮かんだ帰り道でした。

親子に役立つプチ情報
水道水源林


今回歩いた後山林道周辺は、東京都水道局の水源林として守られています。私たちの使うお水は山から来ているんだよ、そんな話を子どもとしながら歩くのもオススメ。
PORT OKUTAMA


三条の湯の最寄り、奥多摩駅2階にあるPORT OKUTAMA。カフェや雑貨店などが揃い、電車待ちをしながらくつろぐのにピッタリの場所です。私は奥多摩産の燻製ニジマスや、オリジナルコーヒーをお土産にゲット。
お役立ちアイテム
水陸両用サンダル

安心して水遊びするために、モンベルのロックオンサンダルを持参。水辺だけでなく電車に乗るときなどに履き替えると、足が軽く、子どもの気分転換にもなります。
手拭い


湯上がりや水遊びのあと、手拭いがあればサッと水気が拭けて、パッと乾かせる。親子それぞれ手拭い1枚ずつで済ませられるようになると、どんな旅も楽ちんです。この日は後藤郁子さんの切り絵が素敵な2枚をチョイス。三条の湯には郁子さんデザインのオリジナル手拭いもあります!
クマ対策


まずは自治体や山小屋が発信する最新の情報を確認。その上で、熊鈴とホイッスルを持参しました。沢沿いのルートなので、水音で掻き消されることを考え、鈴の音は2種類(シャンシャン騒がしいタイプと、チーンと澄んだタイプ)。ホイッスルは災害時用に日頃から息子に持たせています。見通しがきかない登山道ではホイッスルを鳴らしてから通過しました。
SHARE
PROFILE
ランドネ / モデル/フィールドナビゲーター
仲川 希良
テレビや雑誌、ラジオ、広告などに出演。登山歴はランドネといっしょの14年。里山から雪山まで幅広くフィールドに親しみ、その魅力を伝える。一児の母。著書に、『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』
テレビや雑誌、ラジオ、広告などに出演。登山歴はランドネといっしょの14年。里山から雪山まで幅広くフィールドに親しみ、その魅力を伝える。一児の母。著書に、『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』
RECOMMEND ITEM
[ 公式オンラインショップおすすめアイテム ]



















