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日本初開催「ワールドマスターズゲームズ2027関西」、自転車競技(ロードレース・トラック)が鳥取で開催

2027年5月、生涯スポーツの国際総合競技大会「ワールドマスターズゲームズ2027関西」の自転車競技のうちロードレースとトラックの2種目が鳥取県倉吉市・北栄町を舞台に開催される。ここではワールドマスターズゲームズ、そして参加方法を紹介する。

そもそも「ワールドマスターズゲームズ」とはどんな大会か

写真:鳥取県

ワールドマスターズゲームズ(WMG)は、ワールドマスターズスポーツ(WMS)が4年に一度主宰する、生涯スポーツのための国際総合競技大会だ。参加資格は「概ね30歳以上」のみで、代表選考やエリート資格は一切不要。一般のスポーツ愛好者が、世界各国から集まるアスリートたちと同じ舞台で競い合えるのが最大の特徴である。1985年のカナダ・トロント大会を第1回として、デンマーク、オーストラリア、アメリカ、イタリア、ニュージーランドなど世界各地で開催を重ねてきた、歴史あるムーブメントだ。

今回自転車競技ではロードレース、トラック、そしてBMXとマウンテンバイクが開催れるほか、トライアスロン競技なども行われる。

前回大会2025年「台北市・新北市大会」が示した熱量

撮影: 林建宏

直近の第10回大会は、2025年5月17日から30日までの14日間、台湾・台北市と新北市で開催され、アジア初の開催地として大きな注目を集めた。陸上競技、水泳、自転車をはじめとする35競技以上が、台湾北部6つの県・市の69会場で実施され、約2万6,000人ものアスリートが世界各国から集結。日本からも700人以上の選手が参加している。

会期中はスポーツイベントの枠を超え、開会式・閉会式での豪華なステージパフォーマンス、各地でのウェルカムパーティー、観光と連携した特典プログラムなど、地域全体を巻き込んだ「お祭り」として盛大に展開された。閉会式では次回開催地である関西へのバトンが渡され、日本のアニメソングとともに関西地域のPR映像が上映されるなど、すでに2027年関西大会への期待感を高める演出も行われている。

このように、ワールドマスターズゲームズは競技の真剣勝負だけでなく、開催地の文化や観光と結びついた「スポーツ×交流×地域振興」の祭典であることが、台湾大会からも見て取れる。2027年の関西大会、そして自転車競技の舞台となる鳥取県倉吉市・北栄町でも、競技の魅力に加えて地域を挙げたおもてなしの輪が広がることが期待される。

自転車(ロードレース) 2027年5月22日(土)〜23日(日)

ロードレースは、倉吉市立久米小学校前をスタート・フィニッシュ地点とする「倉吉市・北栄町特設ロードコース」で実施。1周16.2km、標高差180m、獲得標高272mのコースを、参加カテゴリーに応じて2〜5周回するレイアウトとなっている。

写真:鳥取県

大会概要

期日:2027年5月22日(土)〜23日(日)(競技日数1日間)
5月22日(土)12:00〜17:00 競技受付・公式練習
5月23日(日)7:00〜17:00 男女個人ロードレース

会場:倉吉市・北栄町特設ロードコース(スタート地点:倉吉市立久米小学校前)

募集枠:1,100人(障がい者の参加を含む)

種目:個人ロードレース(一般部門は30歳以上の年齢区分ごとに実施。男性は30+〜95+、女性は30+〜85+の各カテゴリー。障がい者部門「パラ・コンペティションクラス」「パラ・オープンクラス」も実施)

自転車(トラック) 2027年5月18日(火)〜22日(土)

トラック競技は、鳥取県倉吉市の倉吉自転車競技場で4日間にわたって開催。スプリント、個人追抜競走、スクラッチ、タイムトライアル、チームスプリントなど、トラック種目を幅広くラインナップする。

写真:鳥取県

大会概要

期日:2027年5月18日(火)〜22日(土)(競技日数4日間)
5月18日(火) 競技受付(13:00~随時)・公式練習
5月19日(水) 男女スプリント予選、男女個人追抜競走予選
5月20日(木) 男女チーム・スプリント予選、男女スプリント1/4・1/2決勝、男女スクラッチ予選 ほか
5月21日(金) 男女チーム・スプリント順位決定戦、男女タイムトライアル決勝
5月22日(土) 男女スクラッチ決勝、男女スプリント決勝
※日程は変更の可能性あり

会場:倉吉自転車競技場(鳥取県倉吉市桜字後口山68-24)

募集枠:852人(障がい者の参加を含む)

種目:1km(500m)タイムトライアル、スプリント、3Km(2Km)個人追抜競走、スクラッチ、チームスプリントなど。障がい者部門「パラ・コンペティションクラス」「パラ・オープンクラス」も実施

「ワールドマスターズゲームズ2027関西」エントリー方法を解説。仮申込から本登録までの流れ

写真:鳥取県

参加資格は、UCI加盟国で2027年の競技者登録(国内選手はUCI-IDまたはJCF登録番号付きのマスターズ登録ライセンス、国外選手はUCI-ID付きのマスターズ登録ライセンス)を保持していること。年齢基準は30歳以上(1997年12月31日以前生まれ)で、2027年12月31日時点の年齢で該当カテゴリーに参加する。

参加方法、エントリーは大きく分けて2段階

2027年に関西各地で開催される「ワールドマスターズゲームズ2027関西」。自転車競技(ロードレース・トラック)への参加には、公式エントリーサイトでの手続きが必要だ。手続きは大きく「仮エントリー」と「本エントリー」の2段階に分かれている。

仮エントリー:メール認証→参加者情報の登録

まず、エントリーサイト(https://entry.wmg2027.jp/provisional-entry/language)で氏名・メールアドレスなどを入力し、認証メールを受け取る。メール内のURLから参加者情報(氏名・住所など)を入力すれば、仮エントリーは完了。マイページにログインできるようになる。

注意点:認証メールは「@wmg2027.jp」からのドメイン指定受信を設定しておくこと。メール内のURLが途中で切れて反応しない場合は、URLを全文コピー&ペーストしてブラウザに貼り付けるとよい。

競技選択→抽選→本登録→支払いで本エントリー完了

仮エントリー後は、マイページから出場したい競技・種目・カテゴリを選択する。人気種目は抽選制のため、結果発表を待つ必要がある。当選したら、本人確認書類などを登録する「本登録」を行い、クレジットカードまたはコンビニ払い(国内在住者のみ)で参加費を支払えば、エントリー完了となる。

注意点:支払い前には、画面に表示される氏名・性別・生年月日が自分の情報と一致しているか必ず確認すること。フィッシング詐欺対策として大会側も注意を呼びかけている。

締め切りは2027年2月28日(日)まで、ただし満員の可能性あり

公式サイトの記載では、エントリー全体の締め切りは2027年2月28日(日)まで。ただし実際には複数回に分けて申込期間が設定されており、回ごとに結果発表日や支払期限が異なる。なお、満員だった一部競技は定員増により受付が再開されている。自転車競技の最新の受付状況・締め切りは、必ず公式サイトで確認してほしい。

エントリー情報
https://wmg2027.jp/entry/

エントリーフォーム
https://entry.wmg2027.jp/provisional-entry/language

※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報は必ず大会公式サイトでご確認ください。

参加料(税込・手数料込)

  • 競技出場者(基本料金:5種目参加可能)
    日本国外在住者:34,000円/人
    日本国内在住者:15,000円/人
  • 競技関係者(基本料金)
    日本国外在住者:20,000円/人
    日本国内在住者:5,000円/人

参加申込は、大会参加申込(エントリー)専用の公式ウェブサイトから行う。詳細はワールドマスターズゲームズ2027関西大会参加規約を確認のこと。

UCIポイント保持者・現役プロ選手の扱いについて

ワールドマスターズゲームズは「誰もが参加できる」大会である一方、ロードレース・トラックともに、現役のトッププロ選手が無条件に出場できるわけではない点には注意が必要だ。実施要項では、以下に該当する選手は参加資格から除外されると定められている。

  • ・自転車競技の世界選手権、大陸別選手権・総合競技大会、ワールドカップ(ネイションズカップ)に2026年・2027年に出場する選手
  • UCI国際カレンダーに掲載され、UCIポイントが付与される2026年・2027年の大会(プロツアーなど)に出場する選手(グランフォンドなどUCIポイントの付かない大会やマスターズカテゴリーの大会は対象外)
  • 2026年または2027年にUCI登録チームに所属する選手
  • UCIまたは提携国内競技連盟から出場停止・処分を受けている選手

つまり、「現在進行形でUCIポイントを獲得するレースを戦っているプロ選手」は対象外となるが、引退後にレースから離れた元プロ選手や、UCIポイントの付かないグランフォンド・市民レース中心で活動する選手は、年齢条件(30歳以上)さえ満たせば出場が可能だ。マスターズカテゴリーならではの「かつてのトップ選手と同じ舞台で走れる」という魅力は、こうした線引きのもとに成り立っている。なお、障がい者部門の選手については、出場停止・処分を除き、この除外規定は適用されない。

WMG2027関西交流イベントも開催

自転車競技(トラック・ロードレース)の開催期間中には倉吉市内で交流会を開催するほか、各会場周辺には飲食ブース・おもてなしブースも設置される予定。地域を挙げての歓迎ムードのなか、世界各国からのマスターズアスリートを迎える。

ワールドマスターズゲームズ2027関西について

本大会は、2021年に開催予定だった「ワールドマスターズゲームズ2021関西」が新型コロナウイルスの影響で再延期されたのち、2027年に日本初開催として実現するもの。オリンピックの翌年に開催されるのが通例で、自転車競技を含む多数の競技が関西各地を舞台に展開される。

  • 主催:公益財団法人ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会、ワールドマスターズゲームズ2027関西鳥取県実行委員会、WMG2027関西自転車競技倉吉市・北栄町実行委員会、鳥取県自転車競技連盟
  • 共催:公益財団法人日本自転車競技連盟
  • 協力:一般社団法人日本パラサイクリング連盟

詳細・参加申込は大会公式ホームページを参照。
https://wmg2027.jp/

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