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富山湾から世界遺産へ!富山競輪場を起点に約530名が走り抜けた「グランフォンド富山2026」

2026年5月31日(日)、富山県を舞台にしたロングライドイベント「グランフォンド富山2026」が開催された。「自転車の活用でウェルビーイング!海抜ゼロメートルの富山湾から世界遺産・五箇山へ」をテーマに掲げ、県内外から約530名のサイクリストが集結。富山競輪場「ドリームスタジアムとやま」をスタート・ゴール拠点とし、富山の豊かな自然と絶景、そして競輪場ならではの特別な体験を堪能した1日をレポートしよう。

活気あふれるスタート!ドリームスタジアムとやまにサイクリストが集結

青と白のスタートアーチが設置された富山競輪場「ドリームスタジアムとやま」。続々と参加者がスタートを切る
スタート前、コースごとに整列して出走を待つ参加者たち。会場は熱気とワクワク感に包まれていた

大会当日の早朝、スタート・ゴール会場となる富山競輪場「ドリームスタジアムとやま」には、色とりどりのサイクルジャージに身を包んだ参加者たちが次々と集まった。本大会の運営に協力・協賛し、競輪場の包括運営を行う株式会社JPFのサポートのもと、広い敷地を活用したスムーズな整列・スタート進行が行われた。

今大会は、ロードバイクを本格的に楽しむ層からファミリー層まで、誰もが楽しめるように複数のコースを設定。最長距離を走る「ロングコース」をはじめ、「ミドルコース」「サイクリングコース」「ファミリーコース」、さらには電車に自転車をそのまま載せられる「サイクルトレイン」など、参加者の走力や目的に合わせた多彩な選択肢が用意され、それぞれのペースで自転車の旅へと出発していった。

海抜0mから山間部へ。富山ならではの絶景コースを堪能

初夏の爽やかな風を受けながら、緑豊かな山間部を駆け抜ける参加者たち

グランフォンド富山の最大の魅力は、なんといってもそのダイナミックなロケーションだ。ロングコースでは、海抜ゼロメートルの海王丸パーク(富山湾岸)を出発点に、庄川水記念公園を経て、世界遺産・相倉集落(五箇山)、利賀、八尾、常願寺方面といった山間部へと駆け上がる。

富山湾から一気に山々へと向かう、富山県ならではの急峻な地形を活かしたタフなルート設定。参加者たちは、息を呑むような大自然のパノラマや、昔ながらの美しい集落の景観を楽しみながらペダルを回し、各エイドステーションでの地元の方々の温かいおもてなしに力をもらいながら、長い道のりを走破した。

ゴールは競輪場のバンク!プロ気分を味わう特別なフィニッシュ

美しいブルーとグリーンのコントラストが映える、ドリームスタジアムとやまのバンク
ゴール直前、普段はプロの競輪選手が走るバンクを実際に走行する感動の体験
チェッカーフラッグが振られるなか、笑顔でフィニッシュゲートをくぐる参加者

長い道のりを走り終え、ドリームスタジアムとやまに帰還した参加者を待っていたのは、本大会ならではの特別な演出「バンクフィニッシュ」だ。
参加者はゴール直前に、競輪場のバンク(走路)内に入り、カント(傾斜)を感じながら1周を走行してフィニッシュゲートへ。普段はプロの競輪選手しか走ることのできない神聖なトラックを自らの自転車で走るという非日常の体験に、多くの参加者が興奮と喜びの笑顔を見せていた。

宿泊企画からキッズエリアまで。地域に開かれた競輪場の新たな形

丸太などの障害物が並ぶ「アドベンチャーエリア」。子どもたちのスキルアップと自転車の楽しさを伝える

本大会は当日のライドだけでなく、前日から競輪場の施設をフル活用した多様な企画が催された。
特にユニークだったのが、競輪開催時に選手が実際に利用する「宿舎」での宿泊企画だ。プロ選手と同じ環境で一晩を過ごすという、ファンにはたまらない体験が提供された。
また、自転車安全活用講座や「33.3m一本橋チャレンジ」、自転車安全啓発活動など、安全にサイクルスポーツを楽しむためのコンテンツも充実。

さらに、会場内のゴールゲート付近には「アドベンチャーエリア」が常設されており、丸太の迷路などで子どもたちが自転車のスピードコントロールやバランス感覚を遊びながら学べる工夫も。競輪場が単なるギャンブル施設にとどまらず、世代を問わず地域住民が自転車に親しめる「開かれた場所」として機能していることが伺えた。

サイクルスポーツと地域振興をつなぐJPFの想い

富山競輪場の包括運営を担い、本大会のスタート・ゴール会場整備の責任者も務める株式会社JPF。競輪事業を通じた地方財政や自転車産業への寄与だけでなく、こうしたイベントを通じて競輪場と地域社会を強く結びつける取り組みを推進している。

今回の大会開催にあたり、株式会社JPF 執行役員の吉田祐介氏は次のように語っている。
「JPFはグランフォンド富山実行委員会に参画し、長年にわたり地域の皆さまとともにこのイベントをつくってきました。現在は、スタート・ゴール会場整備の責任者も担当しています。
2011年からはスタート・ゴール地点を富山競輪場に変更し、富山競輪場を公営競技の開催施設としてだけでなく、サイクリストが集い、富山の魅力に触れる交流の場として活用する取り組みを続けています。参加者の皆さまには、最後にバンクを1周してからゴールするという、競輪場ならではの体験も楽しんでいただいています。今後も、富山競輪場を地域に開かれた場として活用してまいります」

美しい自然、走りがいのあるコース、そして競輪場という特別なインフラ。地域資源が見事に融合した「グランフォンド富山2026」は、参加者にとって忘れられないウェルビーイングな1日となったに違いない。

大会概要

  • 大会名:グランフォンド富山2026
  • 開催日:2026年5月31日(日)
  • 会場:ドリームスタジアムとやま(富山市東岩瀬/富山競輪場)
  • 主催:グランフォンド富山実行委員会、NPO法人富山サイクル交流倶楽部
  • 共催:チューリップテレビ、北日本新聞社
  • 協力:ドリームスタジアムとやま ほか
  • 参加者数:約530名
  • 公式サイト:https://tcec.jp/gf-toyama/

問:ドリームスタジアムとやま https://www.toyama-keirin.com/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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