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エアロカーボンスポークが導く新次元。マヴィックのフラッグシップ「COMETE 50」が誕生|MAVIC

フランスの老舗ホイールブランド、マヴィックより、新時代のフラッグシップレーシングホイール「COMETE 50(コメット 50)」が発表された。新たにエアロカーボンスポークを採用し、完全新設計のリムとハブを組み合わせることで、空力性能・軽量性・高剛性のすべてをかつてない高次元へと引き上げた究極の1本だ。「挑戦ではなく、帰還である」とマヴィックが自信を持って送り出す、注目の新型ホイールを紐解いていく。

エアロカーボンスポークが生み出す圧倒的な空力性能と軽さ

プロモーションアンバサダーを務めるトーマス・デヘント(Powerplus Gravel Team)も実戦でその性能をテストする

「COMETE 50」における最大のトピックは、何と言っても新たに採用された「エアロカーボンスポーク」だ。開発段階からジュネーブの風洞実験チームと密接に連携し、空力面で最も優位に働く形状を選定。従来のステンレススポークと比較して、スポーク重量単体で約40%もの大幅な軽量化を実現している。

空気抵抗を極限まで減らす新開発のエアロカーボンスポーク。単体重量で従来比約40%の軽量化を達成した

さらに、エアロ形状に成形されたこのカーボンスポーク単体でのテストでは、従来型のカーボンスポークと比較して回転抵抗を約18%低減(※速度50km/h、ヨー角+20°〜-20°での比較)。空気の壁を切り裂くような圧倒的なエアロダイナミクスを獲得している。

スポークのルーティングも見直された。リアホイールのドライブ側、フロントホイールのディスクブレーキローター側に14本のクロス組を配置し、反対側に7本のラジアル組を配置する非対称のパターンを採用。これにより、ホイール全体のスポークテンションを均一化させ、剛性バランスを最適化するとともに、レースの過酷な環境下でもへこたれない安定性と耐久性を向上させている。剛性や軽量性だけでなく、耐衝撃性においてもマヴィックの厳しい自社品質基準をクリアしている点もトピックスだ。

28mmタイヤに最適化された完全新設計のエアロワイドリム

リムもCOMETE 50に合わせて全く新しいものが用意された。外幅30mm、内幅23mmという最新トレンドを押さえたエアロワイドプロファイルは、現代のレースシーンで主流となっている28mm幅のタイヤを装着した際に、最も空力性能が高まる形状として再設計されている。ジュネーブの風洞実験エンジニアによる検証を重ね、向かい風だけでなく、実走で大きな影響をもたらす横風に対する効率性も大きく向上しているという。

外幅30mm、内幅23mmのエアロワイドリム。28mmタイヤに最適化された完全新設計だ
リムサイドのロゴはパッドプリントにより一新。より洗練されたクールな佇まいとなった

軽量化に伴う強度の確保には、「アダプティブレイアップ」と呼ばれるテクノロジーを採用。特性の異なる3種類のカーボン繊維(T700、T1000、3K)を適材適所にブレンドすることで、剛性、重量、そして振動減衰性能を最適化し、リム単体の軽量化に大きく貢献している。

なお、リム形状はメンテナンス性とホイールバランスに配慮し、フックド・チューブレス(リムテープ使用仕様)を採用。ETRTO規格に完全準拠し、確実で安全なタイヤのフィッティングを約束する。

軽量化と安全性を極めた新ハブと「MAVIC CERAMIC」ベアリング

ホイールの心臓部となるハブも進化を遂げた。マヴィックの持ち味である剛性の高さと加工精度はそのままに、アルミ合金のインゴットから削り出されるハブボディを一回りコンパクトに設計。これにより、従来品と比べて前後セットで27gの軽量化に成功している。高い剛性を誇るハブは、強いスポークテンションを受け止め、パワーロスを許さない「たわまないホイールの土台」として機能する。

アルミ合金の塊から削り出される軽量な新型ハブ。内部には「MAVIC CERAMIC」ベアリングを搭載する
カーボンスポークがリムへとスマートに繋がる。細部まで徹底的に作り込まれた究極のレーシングプロダクトだ

安全性への配慮もマヴィックならではだ。新たに開発された「ロックインスポークヘッド」構造は、ハブ内部から挿入されたカーボンスポークをアクスルとカバーでしっかりと固定。万が一大きな衝撃を受けた際にも、スポークがハブから抜け落ちないフェイルセーフ設計となっており、カーボンスポークホイールの安全性を飛躍的に高めている。

回転の要となるベアリングには、マヴィックが独自開発したセラミックベアリング「MAVIC CERAMIC」を標準装備。高いハブの加工精度と相まって、極限までロスのないスムーズな回転を生み出し、どこまでも伸びるような巡航性能を実現している。フリーボディのシステムには、信頼と実績の「INSTANT DRIVE 360」を引き続き採用。40ノッチのラチェットが踏み込みに対してダイレクトに反応し、効率の良いペダリングをサポートする。

250時間の風洞テストとトッププロによる実戦証明

COMETE 50の開発におけるすべての検証は、250時間以上にも及ぶ徹底的な風洞テストを経て行われた。その結果、他社の有力モデルと比較して最大7ワット以上の空力的な優位性が確認されている。さらに、実際のコースデータに基づく自社のライドシミュレーションでは、50km走行あたり最大12秒ものタイム短縮につながるという驚異的なデータが弾き出されている。

あらゆるシチュエーションでアドバンテージとなる空力性能と圧倒的な巡航性能を誇る
現代のレースシーンで要求される速さ・軽さ・強度のすべてを高い次元でバランスさせた

その性能は既に世界最高峰のレースで実証済みだ。フランスの女子プロチーム、サン・ミッシェル・マヴィック・オーベル93のアリソン・ジャクソンや、2024年に銀メダルを獲得したパラサイクリストのハイディー・ゴーガンがいち早く実戦に投入し、好成績を収めている。

スプリントや登坂など、高い負荷がかかる場面でもパワーを逃さない高剛性を備える

「MAVIC CARE」による生涯保証。7月24日より先行50セット限定発売

一切の妥協を排し、現時点における究極を形にしたレーシングホイール「COMETE 50」。その絶対的な自信は、充実したアフターケアにも表れている。製品を購入後、保証プログラム「MAVIC CARE」へ登録することで、生涯保証の対象となる点は、長く愛用したいサイクリストにとって最大の安心材料だろう。

価格は前後セットで434,500円(税込)。重量はペアで1,315g(フロント600g、リア715g)と、50mmハイトのディスクブレーキ用ホイールとしてはトップクラスの軽さを誇る。

一般発売に先駆け、2026年7月24日(金)より全国のMAVIC特約店にて50セット限定での先行販売が開始される。次回の入荷は9月末が予定されているため、いち早く新次元の走りを体感したいライダーは早めのチェックが必要だ。また、全国の特約店には順次試乗ホイール(TRY MAVIC)も配備される予定となっている。

MAVIC COMETE 50

価格:434,500円(前後セット・税込)

  • リム素材:アダプティブレイアップカーボン(T700、T1000、3Kの組み合わせ)
  • リムプロファイル:フックド・チューブレス(リムテープ仕様、ETRTO準拠)
  • リム寸法:外幅30mm、内幅23mm(28mmタイヤ最適化設計)
  • スポーク:新開発エアロカーボンスポーク
  • スポーク数/組:F14/7(ディスク側クロス/反対側ラジアル)、R14/7(ドライブ側クロス/反対側ラジアル)
  • ハブ:アルミ削り出し、ロックインスポークヘッド構造
  • ベアリング:MAVIC CERAMIC(独自開発セラミックベアリング)
  • フリーボディ:INSTANT DRIVE 360(40ノッチ)
  • 重量:ペア 1,315g(フロント 600g / リア 715g)
  • 付属品:ホイールバッグ、ユーザーマニュアル
  • 発売日:2026年7月24日(金)※先行販売50セット限定。次回入荷は9月末予定
  • 保証:「MAVIC CARE」登録により生涯保証対象

問:マヴィックジャパン https://mavic.jp/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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