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標高3275mの武嶺へ挑むヒルクライムレース「2026 Taiwan KOM Challenge」が復活

11月1日(日)と11月2日(月)の2日間、台湾が誇る世界最高峰のヒルクライムレース「Taiwan KOM Challenge」が開催される。標高3,275mの頂を目指すこの大会は、世界中のサイクリストが一度は挑戦したいと夢見る舞台だ。記念すべき第15回大会は、個人タイムトライアルが追加された充実の2日間イベントへと進化する。

「Taiwan KOM Challenge」とは? 世界が認めるヒルクライムの聖地

サイモン・イェーツと森本 誠 2023臺灣KOM_中華民國自行車騎士協會提供

「Taiwan KOM Challenge(台湾KOMチャレンジ)」は、単なるアマチュアレースではない。プロ・アマ問わず世界中のサイクリストが一堂に集い、同じコース・同じ条件で頂点を競う、真剣勝負の舞台だ。いままでヴィンチェンツォ・ニバリやカデル・エヴァンス、サイモン・イェーツなど多くの有名ライダーも参加、日本からも金子宗平や森本誠といったトップクライマーがその賞金を目指してチャレンジしてきた。

伝統の花蓮〜武嶺105km、標高3,275mが復活

地震や水害などでここ数年走ることができなかった花蓮から武嶺へのコースが復活した。

舞台となるのは、台湾東部・花蓮。スタート地点の花蓮徳興運動公園から、世界遺産級の景観を誇る太魯閣(タロコ)峡谷へと入り、険しい断崖と清流が織りなす絶景の中をひたすら登り続ける。途中、天祥・新白楊・碧緑神木・関原といった補給ポイントを経て、最大の難所である大禹嶺の激坂へ。そしてゴールとなる合歓山・武嶺(ウーリン)の標高は3,275m。これは台湾の公道における最高地点であり、日本の富士山(3,776m)にも迫る高さだ。総距離105km、累積獲得標高は約3,300mに達するこのコースは、「世界で最も過酷なヒルクライムのひとつ」として世界中のサイクリストから畏敬の念を持って語られている。

日本からも多くのクライマーが集う人気大会

金子宗平(中央)をはじめ、バイシクルクラブ編集長山口(左)も参加 2023臺灣KOM_中華民國自行車騎士協會提供

大会が初めて開催されたのは2012年。以来、毎年11月に開催されてきたこのレースは、回を重ねるごとに規模と注目度を高め、今や世界50カ国以上からライダーが集結する国際的なビッグイベントへと成長した。特筆すべきは、エリート選手とアマチュアライダーが同じコースを走るという点だ。世界トップクラスのプロ選手と肩を並べてスタートラインに立てる機会は、世界広しといえどもそう多くはない。それだけに、完走したときの達成感と感動は計り知れない。

日本のサイクリストにとっても、台湾KOMはすでに特別な存在だ。フライト時間わずか約3〜4時間という地理的な近さに加え、台湾の食文化や人々のホスピタリティも日本人に親しみやすく、初めての海外レース挑戦先としても人気が高い。

ゲストライダーのサイン会には長蛇の列ができた。2023臺灣KOM_中華民國自行車騎士協會提供

ヒルクライムを始めたばかりの人には「自分には無縁の世界」と感じるかもしれない。しかし台湾KOMの魅力は、トップを目指すことだけにあるわけではない。制限時間内に完走を目指す「フィニッシャー」として参加するライダーも多く、それぞれのペースで武嶺の頂を目指す姿がこのレースの本質でもある。標高3,275mのフィニッシュラインを越えた瞬間に広がる合歓山の絶景と、全身で感じる達成感は、自転車人生において一生モノの記憶になるはずだ。

第15回は2日間の「ステージレース形式」へ大幅アップデート!

2023臺灣KOM_中華民國自行車騎士協會提供

記念すべき第15回大会となる「2026 Taiwan KOM Challenge」は、新たに2日間の「双日賽(2daysレース)」へと進化を遂げて開催される。

11月1日(日)の個人タイムトライアル、そして11月2日(月)はヒルクライムが行われる。

花蓮をスタートし、雄大かつ険しい太魯閣(タロコ)峡谷を抜け、台湾の道路最高地点である標高3,275mの合歓山・武嶺(ウーリン)を目指す感動のヒルクライムが再び帰ってくる。15年にわたり受け継がれてきたこの頂への挑戦の道が、新たな挑戦者を待っている。

標高3,275mのフィニッシュラインを越えた瞬間、走り抜いてきたすべての道のりと、目の前に広がる合歓山の壮大な景色は、一生忘れられない宝物になるはずだ。

Day 1 | 11月1日(日) 花蓮 個人タイムトライアル(ITT)

▸ 2km 極速ショートコース | 花蓮徳興運動公園

2kmの高強度タイムトライアルでKOMの幕が開ける。翌日の武嶺決戦を前に、ペダリングのリズムとコンディションを整える絶好のウォームアップステージ!

Day 2 | 11月2日(月) 台湾KOM 自行車登山王挑戰

▸ 105km ロングクライム | 花蓮徳興運動公園スタート

花蓮を出発し、壮大な太魯閣峡谷を通過。天祥、新白楊、碧緑神木、関原を経て、クライマックスとなる大禹嶺の激坂へ。そして標高3,275mの合歓山・武嶺の頂点へと一気に駆け上がる伝統の105kmロングコース。

タイムスケジュール・制限時間

Day 2(11月2日)のタイムスケジュールは以下のとおり。制限時間は8時間00分(06:00スタート→14:00関門閉鎖)となる。

時刻 内容 場所
05:00 参加者集合開始・フィニッシュ地点への防寒着袋預け入れ 花蓮徳興運動公園
05:40 開会式・安全注意事項説明 花蓮徳興運動公園
06:00 スタート 花蓮徳興運動公園
10:00 トップ選手フィニッシュ予定・完走メダル授与・計時チップ返却/預り金返金・預け荷物受け取り・昼食 合歓山・武嶺(南投)/花蓮塩寮
11:00 表彰式 合歓山・武嶺
14:00 フィニッシュ関門閉鎖(制限時間) 合歓山・武嶺

※制限時間はスタートから8時間00分(06:00〜14:00)。完走メダル・計時チップ返却・預り金(NT$500)の返金はフィニッシュ地点にて行われる。

※武嶺フィニッシュ後、自転車での下山は禁止。必ず大会提供の送迎バスを利用すること。防寒着は事前にスタート地点で預け入れ、フィニッシュ地点で受け取る。標高3,275mの山頂は気温が低いため、防寒対策を忘れずに。

エントリー費用

※エントリー時に計時チップ預り金としてNT$500(約2,300円)が別途必要。フィニッシュ地点でチップ返却時に返金。

項目 費用(台湾ドル) 含まれるもの
台湾KOM 自行車登山王 エントリー費 NT$3,000 KOM One day bagバックパック、記念Tシャツ、ゼッケン、完走メダル、計時チップ、電子完走証明書、保険、補給・昼食など
11/1(日)個人タイムトライアル NT$200
エントリー費+CCNコラボジャージセット NT$5,500 上記と同じ
エントリー費+CCNコラボベストセット NT$5,000 上記と同じ
記念Tシャツ 追加購入 NT$700

エントリー締切:2026年9月30日(水)
エントリーサイト:https://www.taiwankom.org/news_detail.asp?pno=11076

賞金(総合・台湾人総合)

男子総合・女子総合・台湾人総合の各カテゴリーにおいて、上位6名に賞金が授与される。

カテゴリー 1位 2位 3位 4位 5位 6位
男子総合 NT$100,000 NT$50,000 NT$40,000 NT$30,000 NT$20,000 NT$10,000
女子総合 NT$100,000 NT$50,000 NT$40,000 NT$30,000 NT$20,000 NT$10,000
台湾人総合 NT$100,000 NT$50,000 NT$40,000 NT$30,000 NT$20,000 NT$10,000

※各総合1位にはトロフィーと賞金に加え「台湾登山王チャンピオンジャージ」が贈呈される。
※NT$20,000以上の賞金には税金が課せられる(台湾国籍10%、外国籍20%)。

参加カテゴリー

参加資格は13歳以上。エリートおよび年齢別カテゴリーが設けられている。

  • エリート:19歳以上(1996年以前生まれ)
  • U13(男子):12〜13歳(2013〜2014年生まれ)
  • U14(男子):14歳(2012年生まれ)
  • U15(男子):15歳(2011年生まれ)
  • W15(女子):12〜15歳(2011〜2014年生まれ)
  • M16(男子):16〜19歳(2007〜2010年生まれ)
  • M20(男子):20〜24歳(2002〜2006年生まれ)
  • M25(男子):25〜29歳(1997〜2001年生まれ)
  • M30(男子):30〜34歳(1992〜1996年生まれ)
  • M35(男子):35〜39歳(1987〜1991年生まれ)
  • M40(男子):40〜44歳(1982〜1986年生まれ)
  • M45(男子):45〜49歳(1977〜1981年生まれ)
  • M50(男子):50〜54歳(1972〜1976年生まれ)
  • M55(男子):55〜59歳(1967〜1971年生まれ)
  • M60(男子):60歳以上(1966年以前生まれ)
  • W35(女子):35歳以下(1991〜2010年生まれ)
  • W36(女子):36歳以上(1990年以前生まれ)

エントリー時に以下のオプションサービス、宿泊や送迎バスなども合わせて申し込むことができる。

大会概要・エントリー情報

2023年に優勝した樫木祥子 2023臺灣KOM_中華民國自行車騎士協會提供
  • 大会名:第15回 台湾KOMチャレンジ(2026 Taiwan KOM Challenge / 臺灣自行車登山王挑戰)
  • 開催日:2026年11月1日(日)〜11月2日(月)
  • 主催:交通部観光署、中華民国自行車騎士協会(Taiwan Cyclist Federation)
  • エントリー締切:2026年9月30日(水)
  • 公式サイト・エントリー:www.cyclist.org.tw

自分自身の新たな記録を刻むために。2026年、武嶺の頂で逢おう!

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PROFILE

山口

Bicycle Club / 編集長

山口

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

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バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

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