BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • VINAVIS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

国内最大級のマウンテンバイクシリーズ戦「ENS」のサポーターたち ~vol.1 輪娯館~

国内唯一のマウンテンバイク(MTB)エンデューロシリーズ戦「ENS(イーエヌエス)」。2026シーズン最終戦となる第4戦・富士見高原(長野県富士見町)が、11月14日、15日に開催される。バイシクルクラブでは最終戦を前に、このシリーズを陰で支えるサポーターのショップ/ブランドを連載で紹介。第一弾は、会場でいちばん賑わうテントの主、名物ショップ「輪娯館(りんごかん)」だ。シマノのMTB関連情報を発信する「ENSマガジン」から紹介する。

そもそも「ENS」とは? 国内唯一のMTBエンデューロシリーズ戦

SHIMANO ENS 2026 第2戦の模様

ENSは「Enduro National Series(エンデューロ・ナショナル・シリーズ)」の頭文字をとった名称。国内で唯一のMTBエンデューロ競技シリーズ戦だ。

エンデューロは、下り基調のコースに設定された複数の「ステージ」のタイム合計で順位を競う競技。ステージ間の移動区間は「リエゾン」と呼ばれ、こちらはタイム計測の対象外だ。つまり上りは自分のペースで走ってよく、勝負どころは下りだけ。ゴンドラやリフトで登り返すダウンヒルとは異なり、ふだんトレイルで乗っているバイクとフルフェイスヘルメットなどの装備があれば挑戦できる、間口の広さが人気を集めている。

カテゴリーはAA(プロ)、A(上級者)、B(中上級者)、C(中級者)、D(初級者)の5クラス。さらに年齢別、女性、ハードテイル、E-BIKEといった表彰も用意され、トップライダーから初参加のホビーレーサーまでが同じコースを走る。

2026シーズンは、1月のENS Lites(滝沢サイクルパーク/埼玉・秩父)を皮切りに、第1戦・富士見高原(4月)、第2戦・八海山麓(5月)、第3戦・野沢温泉(8月)、そして第4戦・富士見高原(11月)というスケジュール。主催は株式会社ダイナコ、シマノが特別協賛を務めている。

そんなENSの会場を、レースそのものとは別のかたちで支えているのが、シリーズをサポートするショップやブランドだ。

「輪娯館へ行けば全部見れる」ENSを支える出張ショップ・輪娯館の3年間

ENS会場に出展する輪娯館の出張ブース

ENSの会場に足を運ぶと、ひときわ賑わうテントがある。栃木県足利市に店舗を構える輪娯館(りんごかん)の出張ブースだ。豊富な品揃えとお得な現地価格で、多くの参加者が「レースついでの買い物」を楽しみにしている、いわばENSの名物ショップ。この出張出展を続けて3年、その舞台裏には、ショップとメーカー、そしてレースの現場をつなぐ確かな役割があった。

輪娯館ブースに並ぶMTBパーツとウェア

輪娯館は、サイクルショップタジマの姉妹店として足利市今福町に店を構えている。店頭に150台、倉庫と合わせて300台という在庫を抱え、マウンテンバイクに強いのが特徴。近隣で唯一のTREK取扱店でもあり、地域随一の品揃えを誇る。

年8戦、月1〜2回のペースで全国へ

レース会場に設営された輪娯館の出張ブース

輪娯館の出展は年間8戦。月に1回、多いときは2回というハイペースで、地元のパークで開催されるレースも含め、各地のイベントに足を運んでいる。栃木・足利から長野や関東圏の会場まで、その移動距離は決して短くない。宿泊費、人件費、交通費などかかる経費は相当なものだ。

それでも経営として成り立っているのか? という質問に対し、スタッフはこう答える。「今のところ、ありがたいことにそれ以上の売り上げがあるので、マイナスになることはありません。特に大きい規模のレースのときは、びっくりされるくらいの売り上げになることも」。ブース出展そのものが、しっかりとビジネスとして機能しているようだ。

メーカーが頼る「ショールーム」としての機能

輪娯館ブースで商品を選ぶENS参加者

この3年間で、輪娯館を取り巻く環境は大きく変わった。出展を始めた当初は知名度も低かったものの、年を重ねるごとに「東側のイベントや長野・関東圏のレースには輪娯館が出展している」という認識が参加者に広がっていった。いまでは「これを買いたいから、次の出展のときに持ってきてほしい」という事前の依頼も増えている。

背景には、マウンテンバイク業界特有の事情がある。国内にはメカニックとして高い技術を持つプロショップは数多くあるものの、物販に力を入れる店は意外と少ない。コロナ禍で業界が不安定だった時期、多くのメーカーが在庫を抱えるなか、輪娯館のように「たくさん売る」スタイルの店は貴重な存在だった。

ブースに並べられた最新のMTBパーツ

「メーカーさん側が、ある意味頼ってくださっている部分もあって。『これを目玉商品に使ってもらえませんか』というお話が、去年あたりからかなり増えました。お互いにメリットがあるので、普通では出せないような価格で商品を出しています」。新商品をいち早く持ち込んで実物を見せる、そうしたショールームとしての役割も担っている。

現地だから見られる「実物」の価値

実物を手に取って商品を選べる輪娯館のブース

ネット全盛の時代だからこそ、実物を見られる価値は大きい。「画像だと分かりにくいカッコよさとか、そういうものを実際に伝えられる場になっているかなと思います」。A&Fが手がけるトロイリーデザインズなどは在庫が国内屈指で、必要とあらばトロイリーデザインズのサポートライダーの機材まで輪娯館の在庫から供給されることもあるほど。「輪娯館へ行けば全メーカー見れる」と言われ、あるメーカーが枠の都合で出展できなかったときも「輪娯館に行けば見れるよ」と案内された、という逸話も残っている。

シマノのメカニックサポートと生まれた、自然な連携

レース会場でのトラブルに対応する輪娯館スタッフ

輪娯館がENSで果たすもう一つの役割が、トラブル対応だ。忘れ物や機材トラブルは、レース会場につきもの。ゴーグルやウェアを忘れてしまった選手、朝の滑りやすい路面で転倒してウェアが破れてしまった選手、チェーンが切れたりディレイラーが曲がったりした選手、さらには現地でシューズが壊れて予備も履けず途方に暮れていた選手。そうした「困った」に、輪娯館の品揃えが応えてきた。

興味深いのは、現地でのシマノメカニックサポート(メカサポート)との連携だ。ENSではシマノがメカサポートを提供しているが、商品の販売そのものは行っていない。そこで予期せぬトラブル発生時には、輪娯館で部品を購入し、シマノに取り付けてもらうという流れが自然に生まれていった。これは狙って作った連携ではなく、自然な形でそうなったのだと輪娯館のスタッフは語る。

輪娯館ブースで買い物を楽しむENS参加者

「こうした連携は、参加者の方からとても感謝されています。『トラブルのときに出展していてくれて助かった』と来店客のアンケートに意見をくださったり、そのほかにも数多く感謝の声が寄せられたりと、それが出展を続ける大きな励みになっています。もちろんショップとしての売り上げもありますが、それ以上に、レースの現場を支えているという実感が、この活動を続ける原動力になっています」

物販の場を超えた、ENSに欠かせない存在「輪娯館」

ENS会場で賑わう輪娯館の出張ブース

豊富な品揃え、お得な現地価格、そしていざというときの安心感。輪娯館の出張ブースは、単なる物販の場を超えて、ENSというレースコミュニティに欠かせない存在となっている。11月14日、15日の富士見高原でも、あのテントのにぎわいが参加者を迎えてくれるはずだ。

ENS 2026 第4戦(最終戦)開催概要

・日程:2026年11月14日(土)、15日(日)
・会場:富士見高原(長野県諏訪郡富士見町)
・主催:株式会社ダイナコ
・大会公式サイト:https://ensjapan.net/

問:シマノセールス https://bike.shimano.com/ja-JP/home.html

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load