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愛車のメンテから本格整備まで学ぶ 東京サイクルデザイン専門学校「自転車メカニック夜間コース」

スポーツバイクを趣味として長く楽しんでいると、誰もが一度はぶつかる壁がある。「愛車のメンテナンスや調整を、もっと自分の手で完璧にこなしたい」という想いだ。

パンク修理やチェーンへの注油といった日常的な手入れはできても、ディレイラーのシビアな変速調整やワイヤー・ブレーキホースの交換、異音の解消、そしてホイールの振れ取りとなると、どうしてもプロショップ任せになってしまいがち。「本やYouTubeの整備動画を見ても、締め付けトルクの感覚や細かいコツが掴めない」「構造の理屈が分からないまま自己流で触って壊してしまうのが怖い」と二の足を踏んでいるサイクリストも少なくないだろう。

そんな自転車愛好家の「知りたい・触りたい・自分で直したい」という知的好奇心と探究心に応えてくれる本格的な学びの場がある。日本初の自転車専門学校として知られる「東京サイクルデザイン専門学校(TCD)」が開講している社会人向け夜間講座、「キャリアスクール 自転車メカニック夜間コース」だ。

現在、同校では2026年10月期生(および2027年4月期生)の受講生を募集中。仕事帰りに週2回、プロ仕様の設備と工具が揃う最高の環境で、愛車の構造を一から解き明かす半年間の充実したカリキュラムを紹介しよう。

プロ仕様のツールと充実の設備 「自己流」を脱し、一生モノの技術を身につける

プロショップさながらの作業スタンドと工具が並ぶ実習フロア。1人1台のワークスタンドが割り当てられ、集中して作業に打ち込める

東京・渋谷と原宿の間に位置する東京サイクルデザイン専門学校(TCD)。校舎内に一歩足を踏み入れると、そこにはプロショップさながらの本格的なワークスタンドや、美しく整頓された専門工具、様々な規格のフレームやパーツ類がずらりと並ぶ。

本コース最大の魅力は、プロの現場と同じ機材を使い、第一線で活躍するプロ講師から手取り足取り直接指導を受けられる点にある。講師には、ハンドメイドバイクを幅広く手掛ける「大槻輪業社」代表の大槻正並氏をはじめ、熟練のメカニックが登壇。工具の正しい握り方や回し方、ボルトを均等に締め込むトルク管理の感覚、適材適所のケミカル(油脂類)の使い分けといった“整備のイロハ”から丁寧にレクチャーしてくれる。

「自転車は人の命を乗せて走る乗り物だからこそ、感覚頼みではなく、構造の理屈を正しく理解することが何より大切」と講師陣は語る。自己流のメンテナンスでありがちなネジ頭のナメや締めすぎによるパーツ破損のリスクを無くし、安全で確実なメカニック技術をゼロから体系的に修得できるのだ。

PBスイスツールのヘックスレンチやケーブルカッターなど、プロ現場で信頼される上質な専用工具を実際に使いながら学べる

【初級講座(全25回)】1台を全分解して組み上げる! 基礎からDi2、フィッティング理論まで網羅

初級講座のハイライトである全分解。クランクやBB、ディレイラー、チェーンまでボルト1本単位でバラし、機械の構造を骨の髄まで理解する

カリキュラムは「初級講座(全25回)」と「上級講座(全15回)」の2ステップ(計40回)で構成されており、初級のみの受講も可能となっている。

初級講座では、まず自転車の基本構造、コンポーネントの規格や互換性、ヘッドパーツやボトムブラケット(BB)のベアリング構造といった基礎知識を座学と実習でインプット。続いて、素早く確実に行うプロのパンク修理手順を学ぶ。

そして講座のハイライトとなるのが、「ロードバイクの全分解と組み立て」だ。
完成車をボルト1本に至るまで完全にバラし、フレームの下処理(BBやディレイラーハンガーのタップ立て・フェイシング)から、コンポーネントの組み付け、ワイヤーの最適なルーティング(取り回し)、ディレイラーの可動範囲やインデックス調整、バーテープの美しい巻き方まで、1台のバイクを一から仕上げていく。

さらにロードバイクだけでなく、Vブレーキや機械式ディスクブレーキを搭載したMTB(マウンテンバイク)の分解・組立・調整も実施。昨今のスポーツバイクで標準となりつつある電動変速システム「SHIMANO Di2」の構造や配線・セッティングを学ぶグループワーク、さらには身体に合わせたポジションを導き出すフィッティング理論、不調の原因を突き止めるトラブルシューティング実習まで盛り込まれている。

初級講座を終える頃には、日常のメンテナンスはもちろん、パーツ交換やフレームからの組み付けまで自信を持ってこなせるスキルが身についているはずだ。

リアエンドの精度やディレイラーハンガーの微妙な歪みなど、自己流では見落としがちな細部のチェックポイントも講師がマンツーマンで指導
フロントフォークやホイールのセンター出し、ガタつきの有無を指先の感覚で確かめる受講生。実践的な触診スキルが身につく

【上級講座(全15回)】手組みホイール、油圧ディスク、サスペンション…奥深きプロ領域へ

初級講座を修了した受講生、またはさらなるステップアップを目指すサイクリストのために用意されているのが「上級講座(全15回)」だ。ここでは、自転車安全整備士や自転車技士といったプロの資格試験にも劣らない、ハイレベルな専門技術に挑む。

1. 手組みホイールの組み立て&ハブのオーバーホール

上級講座の目玉「手組みホイール実習」。ハブにスポークを通し、交差パターンを理解しながら自分の手でホイールを編み上げていく

スポークの種類(プレーン、バテッド等)や長さ計算、ニップル、ハブの構造を理解した上で、実際に自分の手でホイールを編み上げていく。仮組みから本組、振れ取り台とダイヤルゲージを用いた縦振れ・横振れの除去、センター出し、テンションメーターでのスポークテンション均一化まで、ホイールビルドの奥義を徹底追求。カップ&コーンやシールドベアリングハブのオーバーホール・玉当たり調整もマスターする。

2. チューブレス・チューブレスレディタイヤのマスター

近年主流となったチューブレス(TL)およびチューブレスレディ(TLR)、そしてクラシックなチューブラータイヤの構造と扱い方を学習。リムテープの貼り方からシーラントの注入、ビード上げのコツまで、トラブルが起きやすい最新足回りのノウハウを実践的に学ぶ。

3. 油圧ディスクブレーキのブリーディング&ホースカット

現代のスタンダードである油圧ディスクブレーキのブリーディング実習。シマノのファンネルを用い、気泡を完全に追い出すプロの技法を習得

現在ロード・グラベル・MTBを問わず業界標準となった油圧ディスクブレーキ。ブレーキレバーへのホース接続、オリーブやコネクターインサートの圧入、専用ファンネルやシリンジを用いたオイル注入とブリーディング(エア抜き)作業を実践。オイル漏れのない確実な制動力を引き出すプロの技を習得する。

4. サスペンションフォークの構造とセッティング

FOXサスペンションやシマノのアイステクノロジー・ローターなど、最新スポーツバイクを構成するハイエンドパーツの機構にも深く迫る

MTBに不可欠なフロントサスペンションの内部構造(エアー式/コイル式)、ダンパーピストン、リバウンドやコンプレッションの減衰機構を分解しながら学ぶ。ライダーの体重や走行フィールドに応じたサグ出しやセッティングの真髄に迫る。

受講生の声:年齢も目的も多彩 「整備が至福の時間になった」

教室には、20代から50代以上まで、会社員から自営業、フリーター、女性サイクリストまで多彩な仲間が集う。受講の動機も「愛車をもっと深く楽しみたい」というホビーライダーから「将来ショップを開業したい」という本格派まで様々だ。

「ヒルクライムに向けた軽量化がきっかけでした。ホイールを交換したことで各パーツの仕組みに興味が湧き、自分でいじりたくなって受講を決意。今では授業の時間が平日最高の至福の時間です」(30代・会社員男性)

「ロードバイクのシフトワイヤーを自分の手で交換できた瞬間は本当に感動しました! 実習で様々な専用工具を実際に試せたので、自分で工具を買い揃える際にもすごく役立っています」(30代・フリーター女性)

「会社の新規事業で自転車店を開くために通っています。昔乗っていた頃とは違い、12速化や油圧ディスクなど現代の機材進化は目を見張るものがあります。感覚ではなく理論からしっかり教えてもらえるので、自信を持ってお客様の自転車を触れるレベルを目指せます」(50代・会社員男性)

「ロードを始めてすぐに受講しました。初心者の私にも先生方がフレンドリーで、自転車が動く仕組みを理屈から教えてくれるので分かりやすい。いずれはフレームを購入してゼロから自分の手で組み上げてみたいです」(50代・会社員男性)

夜の教室には、実習台を囲みながらパーツ談義に花を咲かせる受講生の姿が広がる。同じ趣味を持つサイクリスト同士のコミュニティができるのも、リアルなスクールならではの醍醐味だ。

原宿・渋谷から徒歩圏内 まずは「実際の授業見学会」へ!

校舎はJR渋谷駅(宮益坂口)・原宿駅(東口)から徒歩9分、東京メトロ明治神宮前駅から徒歩5分とアクセス抜群。仕事帰りに手ぶらで通える利便性の高さも、忙しい社会人にとって嬉しいポイントだ。学費は各種クレジットカードでの決済にも対応している。

「愛車をもっと深く知りたい」「自分の手で極上の乗り味に仕上げたい」——そう願うサイクリストにとって、この半年間は自転車人生を大きく変える特別な経験になるだろう。少人数制の実習形式のため、各クラス定員に達し次第受付終了となる。少しでも気になった方は、まずは実際の授業の熱気を体感できる「授業見学会」に参加してみてはいかがだろうか。

募集要項・コース概要

  • コース名:キャリアスクール 自転車メカニック夜間コース(全40回)
  • 受講期間
    • 2026年10月生:2026年10月〜2027年3月(週2回/計40回)
    • 2027年4月生:2027年4月〜2027年9月(週2回/計40回)
  • 授業日時:毎週 火曜日・木曜日 19:00〜21:00
  • 講座構成
    • 初級講座(全25回)
    • 上級講座(全15回)
    • ※初級講座のみの単体受講も可能
  • 学費
    • 全講座受講(初級+上級):合計 276,000円
    • [内訳:入学金 36,000円/初級授業料 128,000円/初級施設費 15,000円/上級授業料 82,000円/上級施設費 15,000円]
    • 初級講座のみ受講:合計 179,000円
    • [内訳:入学金 36,000円/初級授業料 128,000円/初級施設費 15,000円]
    • ※クレジットカード、ショッピングクレジット決済対応(手数料2.9%)
    • 教材費等(予定・昨年度実績):58,540円
    • [内訳:個人工具費 9,240円/貸出工具費 2,700円/貸出自転車費 16,200円/消耗教材費 27,300円/共通教育資料費 3,100円]
    • ※全講座受講時の金額
  • 申込期間
    • 10月生:2026年8月1日(土)〜定員まで
    • 4月生:2027年1月6日(水)〜定員まで
  • 会場:学校法人水野学園 東京サイクルデザイン専門学校(本校舎)
  • 住所:東京都渋谷区神宮前5-29-2
  • アクセス:JR渋谷駅/原宿駅 徒歩9分、東京メトロ千代田線・副都心線 明治神宮前駅(4・7番出口)徒歩5分

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:入学相談室フリーコール 0120-099-422 / 代表TEL 03-3499-0300 / E-mail: info@tcds.jp

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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