BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • VINAVIS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

シマノ 新規格ペダル「SPD-SLR」発表 2.3mm低スタック化したデュラエース&アルテグラ|SHIMANO

シマノから、ロードバイク用ビンディングペダルの次世代システム「SPD-SLR」が発表された。2003年の登場以来、20年以上にわたりロード界のデファクトスタンダードとして君臨してきた「SPD-SL」を根本から見直し、ペダル・クリート・シューズの三位一体で再構築。スタックハイトを2.3mm低減し、ペダル軸との距離を極限まで近づけたDURA-ACE「PD-R9300」とULTEGRA「PD-R8200」、そして最大22%の軽量化を果たした4種の専用クリートを詳しく紹介する。

20余年の歴史を経て進化するロードビンディングの金字塔「SPD-SLR」

DURA-ACEクランクに装着された新型PD-R9300。極限まで研ぎ澄まされたロープロファイル設計が目を引く

2003年に登場して以来、プロロードレースの最前線からホビーサイクリストの週末ライドに至るまで、圧倒的な信頼とシェアを獲得してきたシマノのロード用ペダルシステム「SPD-SL」。確実な固定力、広い踏み面によるダイレクトな踏み心地、そして過酷な環境にも耐えうる堅牢な耐久性は、現代ロードバイクの「標準」として長く愛され続けてきた。

しかしシマノはその実績に甘んじることなく、ライダーの推進力を生み出す最大のインターフェースをゼロベースで見直す挑戦へと乗り出した。そうして生み出されたのが、新システム「SPD-SLR」だ。

「シューズからペダルまで」をひとつのシステムとして捉え、最初の一踏みから最後のスプリントまで効率的なライディング体験を提供する

コンセプトは「ライダーとバイクの一体感を高める新システム」。個々のパーツを単体で再設計するのではなく、シューズからクリート、クリートからペダル、そしてクランクへとトルクが伝達されるすべての接点を「一体型プラットフォーム」として統合開発。その核となるペダルとクリートが、DURA-ACEおよびULTEGRAグレードから待望のデビューを果たす。

スタックハイト2.3mm低減 ペダル軸へ近づくことで生まれる異次元のダイレクト感

SPD-SLRにおける最大の技術的トピックが、ペダルプラットフォームとクリート双方の形状を一体で見直すことによって達成された「スタックハイト2.3mm低減」だ。

シューズソールとペダル踏み面の隙間が極限まで詰められ、足裏がペダル軸に吸い付くような一体感を実現

スタックハイト(ペダル軸中心からシューズソール面までの距離)が2.3mm縮まるということは、足裏がペダル軸へと大幅に近づくことを意味する。ペダリング時の支点と力点の距離が縮まることで、踏み込み時の不要なねじれやパワーロスが排除され、ダイレクト感とペダリングの安定性が劇的に向上。

ヒルクライムでのシッティングの高トルク伝達はもちろん、ゴールスプリントでのもがき、平坦路での高速巡航時など、あらゆるライディングシーンでバイクとの一体感とコントロール性の向上を体感できる設計となっている。

ステップイン角度を10.5°へと狭小化 より素早く直感的なキャッチが可能に

レースのスタート時や信号待ちからのリスタートにおいて、ペダルへのステップインのスムーズさはライダーのストレスを大きく左右する。SPD-SLRでは、この嵌合アクションにもメスが入った。

ステップイン角度が10.5°へと狭小化されたことで、走り出しのクリートキャッチが驚くほどスムーズに決まる

従来のSPD-SLではエンゲージメント角度が15.5°だったのに対し、SPD-SLRでは10.5°へと大幅に狭小化。さらにクリート先端を迎え入れるキャッチゾーン自体がワイドに拡大された。これにより、クリートをペダル先端に滑り込ませてからロックがかかるまでのストロークが短縮され、足裏を滑らせるように踏み込むだけで「カチッ」と瞬時に吸い込まれるような、迅速かつ確実なステップインを実現している。

最大22%の軽量化を達成 細分化された4種類の「SPD-SLR専用クリート」

ペダルシステム刷新に伴い、クリートも新設計の専用形状へとアップデートされた。新世代クリートはプロのハードな使用に耐えうる耐久性を維持しつつ、現行SPD-SLクリート(SM-SH12:71g)と比較して最大22%の軽量化(CL-SL120:55g)を達成。ペアで約32gもの回転マス削減に貢献している。

ラインアップはライダーの好みや関節の可動域に合わせて選べる4種類を展開する。

CL-SL100(Red)

価格:2,859円(税込)

完全固定のCL-SL100(Red)

フロート:0°(完全固定)
一切の遊びを排し、入力したパワーを100%推進力へと変換する固定クリート。スプリンターや完全固定のダイレクト感を好むピュアレーサー向け。

CL-SL110(Yellow)

価格:2,859円(税込)

6°フロートのCL-SL110(Yellow)

フロート:6°(±3°)
左右にそれぞれ3度ずつの回転フロートを備え、膝や足首関節への負担を最小限に抑える。長距離のエンデュランスライドからビギナーまで、最も幅広いサイクリストに適したスタンダード。

CL-SL120(Blue)

価格:2,859円(税込)

2°フロートのCL-SL120(Blue)

フロート:2°(±1°)
左右1度ずつの限定的なフロートを持たせ、高い安定性と関節の自由度を高次元でバランスさせたモデル。シマノ契約のトッププロからも支持を集めるレーシングフロート。

CL-SL130(Gray / 調整幅拡大タイプ)

価格:2,923円(税込)

前後調整スロット付きのCL-SL130(Gray)

フロート:6°(±3°)
クリート自体に前後スライド用の調整スロットを備えたモデル。フロートは6度(±3度)。
※従来の前後調整幅が狭いシューズと組み合わせるためのタイプであり、スタックハイト低減や軽量化は対象外となる。

各クリートの中央部には視認性に優れたアライメントマークが刻まれており、シューズ交換時やクリート交換時にもライダー好みのセッティング位置を正確かつ容易に再現できる工夫が施されている。

最先端のレーシング性能を凝縮した最高峰 DURA-ACE PD-R9300

価格:
・ノーマルタイプ:41,787円(税込)
・ロングタイプ(+4mm軸):42,264円(税込)

SPD-SLRのフラッグシップとして登場するのが、DURA-ACEグレードの「PD-R9300」だ。ワールドツアーを走るトッププロの勝利のために開発された、シマノ史上最も先進的なロードレーシングペダルとなる。

DURA-ACE PD-R9300 全景
圧倒的な薄さを誇るサイドプロファイル
一体型ステンレスコンタクトプレート
インジェクションカーボンコンポジットボディ裏面

ボディにはインジェクションカーボンコンポジットを採用し、極限の軽さと高剛性を追求。ペダル踏み面には一体型のステンレススチールコンタクトプレートが配置され、クリートとの接触剛性を飛躍的に高めている。

アクスル内部にはベアリング間隔を広げた「ワイドベアリング」を採用し、高負荷時の荷重を均等に分散。これにより、後述のULTEGRA PD-R8200と比較しても剛性が11%向上している。

さらに、最適に熱処理されたアクスルと改良型ベアリング表面処理技術を投入することで、PD-R8200比で回転抵抗を53%も低減。指で弾いただけで滑らかに回り続ける圧倒的な低フリクション性能を手に入れた。

最大負荷がかかるスプリントや登坂でも、たわみのないソリッドなパワー伝達を誇る

ライダーの体格やペダリングのクセに合わせてQファクターを調整できるよう、スタンダードなノーマル軸に加え、軸長を4mm延長したロングタイプ(+4mm軸)の2仕様が用意される。

  • ボディ素材:インジェクションカーボンコンポジット
  • プレート:一体型ステンレススチールコンタクトプレート
  • ベアリング:ワイドベアリング配置(PD-R8200比で回転抵抗53%低減)
  • 剛性:PD-R8200比で11%向上
  • アクスル仕様:ノーマル / +4mm軸

フラッグシップ直系の剛性とエンゲージメント ULTEGRA PD-R8200

価格:
・ノーマルタイプ:26,131円(税込)
・ロングタイプ(+4mm軸):26,381円(税込)

セカンドグレードとなる「PD-R8200」は、DURA-ACEと同一のSPD-SLRプラットフォームを共有し、トレーニングからレース、週末のロングライドまで、あらゆるシチュエーションでレーシングレベルの性能を発揮する高コストパフォーマンスモデルだ。

ULTEGRA PD-R8200 全景
DURA-ACE譲りのロープロファイル設計
ステンレススチールコンタクトプレートを配置
堅牢なカーボンコンポジットボディ

軽量なカーボンボディとステンレススチールコンタクトプレートを組み合わせることで、上位モデルに迫る高剛性と効率的なパワー伝達を達成。ステップインの確実性やエンゲージメントのフィーリングはDURA-ACEと完全に同等の直感的な操作性を誇る。

ULTEGRAクランクと抜群のマッチングを見せるPD-R8200

こちらもライダーのフィッティング需要に応えるべく、ノーマル軸とロングタイプ(+4mm軸)の2種類がラインアップされる。

  • ボディ素材:カーボンコンポジット
  • プレート:ステンレススチールコンタクトプレート
  • アクスル仕様:ノーマル / +4mm軸

【徹底解説】購入前に知っておきたい「互換性」と「クリート調整」の注意点

新システム導入にあたり、サイクリストが最も注意すべき「既存製品との互換性」について整理しよう。

ペダルとクリートは専用設計。導入時は互換性をしっかり確認したい

1. ペダルとクリートの互換性:【完全互換なし】

  • 新型SPD-SLRペダル(PD-R9300 / PD-R8200)に、従来のSPD-SLクリート(SM-SH10/11/12)は装着不可(×)
  • 従来のSPD-SLペダル(PD-R9100 / R8000 / R7000等)に、新型SPD-SLRクリート(CL-SLシリーズ)は装着不可(×)

プラットフォーム形状と嵌合角が根本から異なるため、ペダルとクリート間での新旧互換性は一切ない。ペダルを買い換える際は、必ずSPD-SLR専用クリートを用意する必要がある。

2. シューズとの互換性:【既存の3穴シューズにも取付可能】

SPD-SLRクリートのボルト配置は一般的な3穴規格を踏襲しているため、既存のロードシューズにも取り付けること自体は可能だ。ただし、ここに重要な設計上の変更点がある。

標準のSPD-SLRクリート(赤・黄・青)は、クリート側には「左右方向の調整幅」のみが設けられており、「前後方向の調整」はシューズ側のボルト穴スライド機構に依存する設計となっている。
そのため、シューズ側のボルト受けが固定されている(あるいは前後スライド幅が小さい)旧型シューズを使用する場合、前後位置のセッティング幅が制限される可能性がある。

そうしたライダーのために用意されているのが、クリート本体側に前後調整スロットを設けた「CL-SL130(グレー)」だ。ただしこのグレーのクリートを選んだ場合、スタックハイト2.3mm低減や軽量化といったSPD-SLR本来の恩恵は得られなくなる点には注意したい。

SPD-SLRが持つ「スタックハイト2.3mm低減」「圧倒的なダイレクト感」「軽量化」を100%引き出すには、同時に発表された新型シューズ(S-PHYRE SH-RC910やSH-RC810)をはじめとするSPD-SLR対応シューズとの組み合わせがベストとなる。

問:シマノ https://bike.shimano.com/ja-JP/home.html

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load