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ヒップな山パンツの珍ギミックが光る!|ホットな新興ブランドやガレージブランドを調査!【山好きが惚れた気鋭のアイテム vol.5】|PEAKS 2025年9月号

国内外のガレージブランド人気が年々高まり、ファッションブランドの機能服をうまく活用する登山者も増えた。
そんな多くの“ネクストブランド”をどのような視点で取り入れているのか。
今回は関西在住の岡本さんによる、ローカルな装備をご紹介。

編集◉PEAKS編集部
文◉平野美紀子
写真◉熊原美惠

今回の山好きさん:美容師・岡本義寛さん

1979年生まれ。奈良で美容室のオーナーを務める。9年前、いち客として通っていたアウトドアショップ「ヨセミテ」の店長に誘われて登山の世界へ。北・南アルプスを中心に1泊2日のテント泊が常套スタイル。

迷迭香/ナイロンハーベストトレーナー 2024モデル

デザイナー・坂下史郎氏によるアパレルブランド。その代表作ハーベストトレーナーは、軽量かつ丈夫なナイロン素材を使用。ほどよく緩いシルエットは歩きやすく、街でもラフに着られる。

・¥15,400
・サイズ:0 ~ 4
・カラー:ネイビー、他6色
・素材:ナイロン100%
・問)迷迭香

 

見た目はローテク、機能美が光る山パンツ。

友人が山で穿いているのを見かけて、「なんと読むのだろう?」と気になったのが、迷迭香(マンネンロウ)のハーベストトレーナーとの出会いでした。ルーズなシルエットが可愛くて、一見すると山ブランドらしからぬ佇まい。「これなら人と被らなさそう」と購入しました。

素材はクラシックなナイロン。生地自体にストレッチ性はありませんが、そのかわり股周りにゆとりをもたせ、脇線をやや前寄りに設定した独自パターンによって、足さばきのよさが確保されています。実際に山を歩いていても動きにくさを感じることはなく、むしろ快適でした。生地は薄すぎず厚すぎず。真夏は少し暑いかもしれませんが、それ以外のシーズンは個人的にはちょうどよい体感温度を保てています。

ユニークなのが、大ぶりのヒップポケットに施されたギミック二重の袋布を表に出すと、サコッシュに変身! 小物や500㎖のペットボトルも収まるので、山頂アタック時に手ぶらで行動できます。またカラビナを引っ掛けられるループやスマートフォン用ポケットも装備し、細部まで気が利いています。

ハーベストトレーナーを象徴する最たるディテールが、正面斜めに垂れるウエストのドローコード。デザイナーがガーデニング作業でじゃまにならないように設計した仕様だそうで、機能的でありながらデザインのアクセントにも。必要に応じてコードを抜き、別用途に使える柔軟さも持ち合わせています。さらに裾のファスナーで靴を履いたまま着脱しやすいうえ、登山中は閉じてソックスにイン、街では開けてラフに穿くなど、シーンに応じて着こなしの幅も広がります。

なにより、いかにもテクニカルな感じではなく、あくまでローテクに見えるのがこのパンツの魅力。古着やヴィンテージと合わせても違和感がなく、’90年代アウトドアスタイルで山を楽しむのがブームの僕にとって、非常に使い勝手のいい一本です。もちろんハードな環境ではよりテクニカルなウエアを着ますが、僕のお気に入りである台高山脈の明神平など、ライトに登れる場所ではちょうどよく、自分らしい山のスタイルを叶えてくれる存在ですね。

▲ループや大型のヒップポケットを装備。ヒップポケットの袋布は表に出すとサコッシュのように使え、食料や500㎖ペットボトルも収まる。
▲裾はファスナー付きスリット&ゴム仕様で靴のまま脱ぎ穿きが可能。
▲雪山でも重宝するパンツ。「生地の厚みが絶妙で、中にメリノウールのタイツを穿いてちょうどよかったです」
▲明神平から約60分の桧塚奥峰にて。「奈良の大峰山脈や大台ヶ原が一望でき、関西で密かに人気を集めるピークです」
▲スキー場の名残が残る明神平は、開けた山頂付近に草原とブナ林が広がり、秘境のような雰囲気。

岡本さんの装備はコチラ!

①バックパック ライトエーエフ/ウルトラ30Lカーブ フレームレス  ②レインウエア 山と道/オールウェザーロングフーディ  ③防寒着エンライテンドイクイップメント/トリッドプルオーバー ④アクシーズクイン 凌/アグラスカート、ソーファーグッド/アミュレット ⑤ペンドルトンの古着シャツ  ⑥センチデザイン/アルファ 60Dフ ーディ  ⑦キャップ コブラ/キャップ  ⑧グローブ エクストリミティーズ/シニータッチグローブ  ⑨寝袋 ナンガ/UDD180DX  ⑩アクシーズクイン 凌/モグ350  ⑪スタッフサック ハイテール デザイン/ウルトラライトドローストリングスタッフサック  ⑫テーブル カスケードワイルド/ウルトラライトテーブル  ⑬カトラリー ウィルドゥ/フォールダ―カップ  ⑭火器 SOTO /マイクロレギュレーターストーブフュージョントレック ⑮浄水器 ソーヤー/ミニSP128  ⑯クッカー エバニュー/ウルトラライトクッカー1  ⑰ライト レッドレンザー/ ML4ウォームライト、ナイトコア/デュアルビーム  ⑱アンジョー/アイコンウォレット  ⑲トイレットペーパー  ⑳エマージェンシーキット  ㉑手ぬぐい ハローコモディティ/ハンカチ手ぬぐい  ㉒グラウンドシート ハイカーラット/ドブネズミシート  ㉓焚き火台 パーゴワークス/ニンジャファイヤースタンド  ㉔タープ ジンダイジマウンテンワークス/ PBタープ  ㉕ハンモック イーノ/スーパーサブ  ㉖枕 クライミット/ピロ―X  ㉗折りたたみチェア

いま狙っている“NEXT” は!?「maunawear のアロハシャツ コバイケイソウ」

山好きのオーナーが立ち上げた、山で遊べるジャパンメイドのアロハシャツブランド。「山で得たインスピレーションをもとにオーナー自ら起こした斬新なデザインが魅力です。長袖を愛用していますが、半袖もゲットしたい!」(¥20,000、問:マウナウェア)

 

※この記事はPEAKS[2025年9月号 No.174]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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