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【山小屋泊・テント泊登山】黒部ダム最奥の秘境宿。「奥黒部ヒュッテ(おくくろべひゅって)」|北アルプス山小屋大全

奥黒部ヒュッテの立地は地図を見ただけでも秘境感が漂う。黒部湖の最奥に佇む小屋前には黒部川源流の上ノ廊下と東沢谷が流れ込み、登山道は玄人好みの読売新道が先へと延びているだけだ。

10時間かけてたどり着ける水晶小屋へと登り下りする登山者にとってはなくてはならない小屋だが、小屋までのアプローチも一筋縄ではいかず、黒部湖畔沿いの足場の悪いトラバース道をトータル6時間歩き、さらに平乃小屋から渡し船で湖を渡らなければたどり着けないとくれば、なかなかハードルは高い。

しかし、そのぶん静かな山歩きを楽しめる。黒部の深い森に囲まれ、轟々と流れる源流の水音に包まれてすごす時間は格別だ。宿泊者のなかには黒部のイワナと対峙する釣り人も多く、登山に収まらない多様な話題で語らうひとときも奥黒部ヒュッテの魅力だろう。

\スタッフボイス/

メジャーな山域と比べ、圧倒的に静かな山時間をすごせます。小屋周辺の黒部の深い森を散策したり、イワナ釣りに行ったり、いろいろな楽しみ方ができますよ

インフォメーション

テント場 個室 自炊室 乾燥室 お風呂 生ビール
ドコモ au ソフトバンク 楽天 公衆電話
× × × × ×

■連絡先
076-463-1228
http://www.murodou.co.jp/kurobe/kurobe.htm/

■営業期間
7月25日~9月30日

■収容人数
20人

■標高
1,500m

■宿泊料金
1泊2食:¥14,300
素泊まり:¥11,000
お弁当:¥1,100

■水
宿泊者無料

館内施設

1.極楽! 癒しの源流風呂

黒部水系の豊かな水を利用した風呂に入ることができる。意外にもアメニティが用意され、洗い場の蛇口からお湯が出るのもおどろきだ。風呂上がりの外気浴も最高に気持ちいい。

2.山奥なのにテレビがある食堂

食堂には広い窓が設けられ、黒部の深い森が眺められて気持ちがいい。朝はセルフの飲み物コーナーが用意され、天気予報などが確認できるテレビもある。

3.風呂とあわせて使いたい乾燥室

連泊の釣り人や読売新道帰りの登山者には、お風呂も服のリセットができる乾燥室もありがたい。ストーブとファンを回すスタイルで、効率よく乾燥を促す。

アスレチック街道

黒部湖畔のトラバース道は、平乃小屋周辺と、渡し船で渡った先、奥黒部ヒュッテまでの区間がとくに険しい。
高度感のある桟橋やハシゴが連続しており、滑落しないよう意識して行動しなければならない区間が長いので要注意だ。

食事

【夕食】
取材時はおかわり自由な野菜たっぷりシチュー、おでん7種、スモークサーモンサラダ、パイナップル、豆腐とワカメの味噌汁とご飯が並ぶ、ボリューム満点な献立だった。

【朝食】
朝は卵料理のメインプレートがレギュラーメニュー。キャベツの千切りツナサラダ、オレンジの生食材もうれしい。おかず4品の小皿、さらにとろろ芋が並ぶバランスのとれた献立。

部屋

一階に3部屋、2階に2部屋あり、大きめな窓のある各部屋には畳マットが敷かれ、敷布団掛け布団が用意されている。

トイレ

トイレは本館から一段下がった増築部分にあり、土足でも入れる。水洗トイレはきれいに管理されていて洗面所もある。

お土産・売店

奥地の小屋だが、おつまみから行動食まで売店の品揃えは豊富だ。オリジナルてぬぐいの販売もあり、お風呂のおともに。

テント場

地面:土、砂
テント設営数:50
利用料金:1人¥2,000

小屋から一段下がった台地に整備されており、全体的にフラットでテントも張りやすい。ロケーションは森に囲まれた静かな空間。豊富な水があるだけに、水場のない読売新道帰りの縦走登山者には堪らなく嬉しいテント場といえる。

「奥黒部ヒュッテ」公式HPをご確認ください。

※この記事はPEAKS[2024年9月号 No.167]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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