
礼文島で出会った高山植物16種|花の浮島の山歩きガイド
ランドネ 編集部
- 2026年07月26日
日本最北端に位置する礼文島。「花の浮島」と呼ばれるこの島では、冷涼な気候により、本州では高山帯でしか見られないような植物が海抜0m付近から見られます。約300種以上もの高山植物が息づく島で、海を望むトレイルを歩けば、季節ごとにさまざまな花との出会いを楽しむことができます。
礼文島で出会った高山植物16種
ここでは、ランドネ最新号の旅で実際に出会った高山植物のなかから、16種を紹介します。
トウゲブキ
キク科。フキに似た葉をもち、高さ40〜80cm。根元から茎を伸ばして、先端に黄色の花が複数咲く。礼文島の草原に広く見られる

ウメバチソウ
ニシキギ科。葉はハート形で直径2〜2.5cmほどの花を咲かせる。花びらと雄しべのあいだに糸状に裂け黄色い粒をもつ仮雄しべが並ぶ

クルマバナ
シソ科。高さ約50cmで、数段にわたり輪生に5〜6mmの小さな花が咲く。礼文島では、やや開けた場所や、道端などに咲く

ツリガネニンジン
キキョウ科。高さ約1mで、つりがね状の青紫色の花が下向きに密集して咲く。礼文島で見られるものは、花冠にふっくらと丸みがある

チシマアザミ
キク科。葉や茎に鋭いトゲをもつ。赤紫色の花が横向きから下向きに咲くのが特徴。6〜8月の島内で、山だけでなく町中にも広く咲く

ヤナギタンポポ
キク科。ヤナギに似た細長い葉の縁に、鋭い突起をもつ。まっすぐ伸びた茎の先に、黄色い花を複数咲かせる。高さは50cm〜1m

エゾゴマナ
キク科。名称は葉がゴマの葉に似ていることが由来。高さ1.5mほどの大型種で、茎先に白い小花を多数咲かせる

ミソガワソウ
シソ科。葉は対生し、上部の葉の間から紫色の唇形の花を多数咲かせる。下唇は白っぽく3つに裂け、紫の斑点があるのが特徴

チシマフウロ
フウロソウ科。葉は円形で、手のひらのように5〜7に裂けている。薄紫色の花が複数咲き、濃い紫色の葯(雄しべの先端)が映える

エゾノコギリソウ
キク科。葉は長楕円形で鋸歯のような切れ込みがある。ほかの種よりも切れ込みが浅いのが特徴。茎先に2cm前後の白い花が多数付く

キタノコギリソウ
キク科。エゾノコギリソウに比べて、切れ込みが浅く、花色はピンク。葉の付け根に小さな葉片が付く。島内の海岸沿いにも多く咲く

エゾカワラナデシコ
ナデシコ科。葉は線形で対生。1〜3個咲く花は、5枚の花びらが先端から糸状に裂ける。色はピンク色だが、まれに白も見られる

オオヤマサギソウ
ラン科。茎先に白〜淡緑色の花を多数咲かせる。左右のガクが鎌のように横へ開き、下の花びらが後方へ反り返る花の造形が特徴的

ネジバナ
ラン科。小花が茎をらせん状に囲み、下から順に咲きあがる。ねじれは右巻きと左巻きがあり、中にはねじれない個体も存在する

オトギリソウ
オトギリソウ科。葉は対生し、黄色で直径2cm前後の小さい花が咲く。葉と花びらともに、黒点と黒線が多い。高さは40cmほど

ヨツバヒヨドリ
キク科。長楕円形の葉が3〜4枚輪生する。茎先に薄いピンク色の花が密集して咲き、アサギマダラがその蜜を求めて飛来する

▼ランドネ最新号では、礼文島のトレッキングルートや島の高山植物・固有種の図鑑など、「花の浮島」礼文島の魅力を紹介しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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