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暑さを乗り切る知恵から考える防災/今月のレシピ【サラダチキン冷やし茶漬け】| CAMMOCの「キャンプしてたら防災できた!」#50

キャンプの道具や知識には、防災に役立つことがたくさんあります。この連載では、防災士資格をもつCAMMOCからアウトドア好きのみなさんへ、もしものときに役立つちょっとしたヒントとアイデアレシピをお届けします。

暑さをしのぐ知恵から考える防災

夏のキャンプは楽しい反面、暑さとの付き合い方を考えさせられる時間でもあります。強い日差し。地面からの照り返し。熱を帯びた大地。自然のなかでは、暑さから完全に逃げることはできないからこそ、

・どこですごすか。
・いつ動くか。
・どうやって体を守るか。

そんな工夫を重ねるうちに、暑さと上手につきあう知恵が自然と身についていきます。
その知恵は、近年増えている猛暑や、停電時の暑さへの備えにも役立つもの。夏キャンプで身につけた工夫は、日常の暑さ対策にもつながっています。

暑さは気温だけではない

暑い日というと、つい気温ばかりに目が向きがち。でも、キャンプをしているとそれだけではないことに気付きます。

・直射日光が当たる場所
・風が心地よく抜ける場所
・木陰の涼しさ
・アスファルトと芝生の違い

同じ気温でも、すごす場所によって体感温度は驚くほど変わります。自然のなかでは、「どこが快適なのか」を五感で感じながら居場所を選ぶ。そんな経験が、暑さから身を守る感覚を育ててくれます。

日陰は自分でつくるもの

キャンプでは、木陰を選んだり、タープを張ったりして、自分たちで快適な居場所をつくります。暑さを我慢するのではなく、環境を整える。この考え方は、停電時にエアコンが使えない状況などでもそのまま生かせます。

・日陰を選ぶ
・風をとおす
・直射日光を避ける

ちょっとした工夫の積み重ねが、体への負担を減らし、熱中症のリスクを下げることなどにもつながります。

喉が渇く前に飲む

外での作業や遊びに夢中になっていると、つい水分補給をあと回しにしてしまいがち。そのまますごしていると、熱中症や脱水症状のリスクが高まってしまいます。体調が悪くなってからでは遅いこともあるため、「喉が渇いたから飲む」のではなく、

・時間を決めて飲む
・おたがいに声を掛け合う

そんな習慣を身につけておくことが大切です。暑さ対策も防災も、「まだ大丈夫」と思う前に行動することが基本。少し早めに備えることが、自分自身や家族の命を守ることにつながります。

暑さに負けない体をつくる

暑い日は、がんばりすぎないことも大切です。キャンプでは、

・木陰で休憩する
・帽子をかぶる
・風が吹き抜ける場所ですごす
・暑い時間帯は無理をしない

自然に合わせてすごし方を工夫することも。「無理をしない」ということも、暑さから身を守るための大切な技術だと実感しています。

やってみよう、もしもの体験

暑さとの付き合い方を体験してみよう

▶やってみる①家の中で「一番涼しい場所」を探してみる

【用意するもの】
・温度計(あれば)

午前と午後で、それぞれ家の中を歩いてみましょう。窓際、廊下、北側の部屋、風がとおる場所。場所によって暑さの感じ方が違うことに気付くはずです。停電でエアコンが使えなくなったとき、「どこですごせば快適か」を考えるきっかけにもなります。

▶やってみる②タイマーを使って水分補給してみる

【用意するもの】
・飲みもの
・スマートフォン

1時間ごとにタイマーをセットし、喉が渇いていなくてもひと口飲んでみましょう。「喉が渇いてから飲む」ときとの違いを感じられるはずです。この習慣は、キャンプだけでなく、日常生活や災害時の熱中症対策にも役立ちます。

暑さと上手につき合うことが、命を守る

暑さは目に見えません。だからこそ、気付かないうちに体へ負担がかかっていることもあります。

近年はさまざまな暑さ対策グッズが登場し、それらを上手に活用することも必要です。でも、なにより大切なのは、暑さを我慢するのではなく、暑さと上手に付き合うこと。

・木陰を選ぶ
・風を感じる
・こまめに休む
・水分補給をする

そんな小さな工夫を積み重ねることが、暑さから身を守ることにつながります。

防災も特別なことではありません。日々の暮らしやキャンプで身に付けた知恵を少しずつ積み重ねることが、もしもの時の備えになり、毎年やってくる夏を健やかに、心地よくすごす力にもつながっていくのだと感じています。

ランドネの記事を“声”でお届け!ラジオで深堀トークします【7/18(土)9:10ごろ~鎌倉FM82.8】

CAMMOCの「キャンプしたら防災できた!」の連載内容を、鎌倉FMにてより深掘りしてお話します。
ラジオならではの楽しい雰囲気のなかで、いつもともしもに役立つヒントを声にのせてお届けするので、ぜひ聴いていただけるとうれしいです!
※鎌倉エリアの方はラジオで、それ以外の地域の方も鎌倉FM公式サイトのネット配信でご視聴いただけます。

鎌倉FM82.8「GOOD MORNING STATION:もしもにつよいわたしになる!」

日時:7月18日(土)9:10ごろ~
ネット配信:https://www.jcbasimul.com/kamakurafm

今月のレシピ【サラダチキン冷やし茶漬け】

サラダチキンをほぐしたお茶漬けです。固くなったご飯やおにぎりも、水と白だしで作っただし汁をかければ、さらっと食べやすくなります。氷があれば入れて、キンキンに冷やすのもおすすめ。暑い日や停電時、食欲がないときにも食べやすく、たんぱく質もとれる防災ごはんです。

材料(1人分)

ごはん or おにぎり…1膳分
サラダチキン…適量
梅干し…1個
ネギや紫蘇…お好みで
いりごま…適量
水…150ml
白だし…大さじ1
氷…適量

作り方

1.サラダチキンは食べやすく裂く。
2.器にごはんを入れ、水、白だしを入れ、サラダチキン、梅干し、ネギや紫蘇、炒りごまをのせる。
3.氷があれば入れて、冷やして食べる。

クリエイターズユニット
CAMMOC(キャンモック)

左から、三沢真実、三宅香菜子、内舘綾子。
クリエイターズユニットCAMMOC(キャンモック)。

現在は三沢真実・内舘綾子を中心に活動。「キャンプのある暮らし」をテーマに、空間コーディネートや撮影監修、防災講演、ラジオなど幅広く展開。本連載では、創設メンバーの三宅香菜子がレシピを担当。
著書『ラクして備えるながら防災 フェーズフリーな暮らし方』『うまみがギュッ!干すだけ簡単 はじめてのドライフード』
HP:https://cammoc.com
Instagram:www.instagram.com/cammoc

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PROFILE

キャンモック

キャンモック

「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱。 https://cammoc.com/

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