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ファイントラックの「無償補修キット」対象が拡大。ドライレイヤー、ベースレイヤーも自宅で補修可能に

山で使うウエアには、ときに小さな穴が開いたり破れたりすることがある。
ファイントラックの「無償補修キット」の対象にドライレイヤーとベースレイヤーが加わり、
肌に近いレイヤーふたつも自宅で補修できるようになった。

文◉PEAKS編集部

無償補修キットの対象が拡大し、L1、L2が追加

ファイントラックがアフターサービスとして無償で提供している「補修キット」の対象が拡大され、「L1:ドライレイヤー」と「L2:ベースレイヤー」が加わった。

この無償補修キットは、ウエアにできた小さな破れや穴あき(5cm未満が対象)を自宅で補修するためのもの。専用フォームから申し込むと、補修用のキットが無料で送られてくる。

ファイントラックは以前から、修理や撥水復活サービスなど製品を長く使い続けるためのアフターサポートを展開しており、今回の対象拡大も、そうした取り組みのひとつとなる。

小さな穴や破れを家庭用アイロンで補修できる

キットには、ファイントラックの軽補修サービスで使用されるのと同じ接着シートや生地など、補修に必要な部材がすべて入っている。

 

家庭用アイロンで破れ目に補修生地を圧着できるので、専門的な補修道具がなくても自宅で作業できるのが特徴だ。

 

今回の拡大で、無償補修キットの対象カテゴリは、

  • L1:ドライレイヤー
  • L2:ベースレイヤー
  • L4:ミッドシェル
  • L5:アウターシェル
  • トレッキングパンツ
  • スカイトレイル(パンツ・フーディ・ジャケット)
  • アセントビヨンフーディ

となった。これまでアウターやパンツなどが中心だった無償補修の対象が、今回、肌に近いレイヤーにも広がった形だ。
※「L3:ミッドレイヤー」は無償補修キットの対象外。

 

では、今回加わった「L1:ドライレイヤー」と「L2:ベースレイヤー」は、ファイントラックのウエアシステムのなかでどんな役割をもっているのか。ファイントラックの「5レイヤリング」という考え方を、あらためて押さえておこう。

ファイントラックの「5レイヤリング」とは

登山では、体を濡らす要因がひとつではない。

雨や雪は外からやってくるが、行動中には自分自身も汗をかく。レインウエアで外からの雨を防いでも、内側が汗で濡れてしまえば、ウエア内のコンディションは悪化する。

ファイントラックの「5レイヤリング」は、それぞれ異なる役割をもった5つのレイヤーを状況に合わせて重ねることで、外からの雨や雪、内側からの汗で生じる濡れを肌から遠ざけ、快適なコンディションを保つレイヤリングシステムだ。

5レイヤリング

  • L1:ドライレイヤー(撥水)
  • L2:ベースレイヤー(吸汗・拡散)
  • L3:ミッドレイヤー(吸汗・保温・蒸散)
  • L4:ミッドシェル(耐水・透湿)
  • L5:アウターシェル(防水・透湿)

たとえば、L1ドライレイヤーとL2ベースレイヤーを重ねれば、肌にもっとも近いL1が肌から汗をすばやく遠ざけ、L2が吸汗・拡散し、肌をドライに保つ。

その上にL3ミッドレイヤーを重ねると、汗を吸い上げて蒸散させ、保温しながらウエア内をドライに保つ。

悪天候時や雪山などではL4ミッドシェルとL5アウターシェルを重ねることで、外からの雨や雪を防ぎつつ、ウエア内の結露を抑える。さらに透湿性を備えるため蒸れにくい。

このように、それぞれの機能に特化したウエアを環境や状況に合わせて重ね着することにより、ウエア内の快適なコンディションをキープするというものだ。

ファイントラックの
「5レイヤリング」

 

これまでは補修キットの対象外だった「L1:ドライレイヤー」と「L2:ベースレイヤー」が新たに加わったことで、アウターやパンツだけでなくレイヤリングの下層を担うウエアも、自分で補修して長く愛用するという選択肢が増えた。

無償補修キットを利用するときの注意点

ただし、補修すれば新品とまったく同じ状態に戻るわけではない。

補修箇所の肌当たりがやや硬くなるため、L1とL2の場合は着用感が低下する可能性がある。圧着箇所は撥水性・吸汗性・通気性がない点にも注意が必要だ。

また、下記は補修キットの対象外となっている。

  • 破れの大きさが5cm以上
  • 縫製部分やシームテープにかかっている破れ
  • ストレッチパネル、アイゼンガード、エッジガードなど本体生地以外のパーツの破れ

 

山で使うウエアに傷や穴ができるのは、それだけ愛用してきた証でもある。小さなダメージなら、自分で手を入れて、また次の山へ。今回、ドライレイヤーとベースレイヤーまで無償補修の対象が広がったことで、ウエアを自分で手入れしながら長く使うという選択肢は、より身近になったといえそうだ。

ファイントラック
「無償補修キット」

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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