
ザ・ノース・フェイスのロングディスタンスハイキング。60周年の原点と「ツインサレート」に見る現在地
PEAKS 編集部
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60周年を迎えたザ・ノース・フェイス。
ブランドの原点であるバックパッキングと、数年来取り組んできたロングディスタンスハイキングは、現在のものづくりにどう受け継がれているのか。
新たな機能中綿「ツインサレート」を採用したジャケットをはじめ、「着る」「背負う」「歩く」を支える3つのプロダクトから、その現在地を探る。
編集◉PEAKS
文◉小川郁代
写真◉出口貴裕
ザ・ノース・フェイスが60周年にあらためて見つめる、“ロングディスタンスハイキング”
1966年に誕生したザ・ノース・フェイス。その歩みは、バックパッキングとともに始まった。以来60年、クライミングやアルパイン、トレイルランニングなど多様なフィールドへ領域を広げながら、自然のなかで行動するための道具を磨き続けてきた。
60周年を迎えたいま、ザ・ノース・フェイスは数年来取り組んできた「ロングディスタンスハイキング」を、あらためてブランドの原点であるバックパッキングと重ねて提示している。深く山に分け入り、自然の奥行きに触れるには、変化する天候や多様な地形を、安全かつ快適に歩きとおせる道具が欠かせない。軽さ、タフネス、使いやすさといった要素を、限られた荷物でいかにバランスよく成立させるかが、ロングディスタンスを歩く道具選びの鍵になる。
その現在のものづくりを象徴する一着が、「リバーシブルツインサレートアクションジャケット」だ。荷物を背負い、歩いたり止まったりを繰り返す間、体感温度や衣服内の環境は刻々と変化する。そのなかで快適な状態を保つため、化繊とウール、それぞれの特性を一着で使い分けられるようにしている。
「ツインサレート」とは? ウールとポリエステルを重ねた2層構造
シーンに合わせて機能を選ぶ「内側」が主役のリバーシブル。
化繊の中綿は、水濡れに強く保温力を維持しやすい反面、湿気を吸収しにくく、汗ばむ環境ではムレを感じやすい。ウールは、優れた吸放湿性によって衣服内のムレを抑える一方、発汗量が多い場面では吸湿が追いつかないことがある。
双方の利点を生かし、弱点を補い合うために開発されたのが、ポリエステルとウールを重ねた2層構造の機能中綿「ツインサレート(TWINSULATE)」だ。
そして、「リバーシブルツインサレートアクションジャケット」の特徴を決定づけているのが、その名のとおりリバーシブル仕様であること。発汗量が少ない場面では、バッフル仕様のウール側を内側にして着用。発汗量が増える場面では裏返して、フラットなポリエステル側を内側にする。耐久撥水加工を施した生地が中綿への汗の浸透を抑え、濡れによる保温性の低下を軽減する。
表裏を返すだけで、場面に応じたふたつの機能を引き出せる。ロングディスタンスハイキングのように、長時間の行動で衣服内環境が変化し続ける状況にも対応しやすいアクティブインサレーションだ。
リバーシブルツインサレートアクションジャケット

- ¥30,800
- サイズ:XS ~ XL
- カラー:サミットゴールド、TNFブルー、スモーキーブラウン
- 重量:365g(L)



ロングディスタンスを支える、3つのプロダクト
上記のリバーシブルツインサレートアクションジャケットを含め、今回紹介する3つの製品は、それぞれ異なるアプローチから、自然のなかをより快適に歩くための課題に向き合っている。
長時間の歩行に必要な性能と履き心地を両立し、幅広い山行に対応する「クレストンハイク ミッドウォータープルーフ2」。軽さを追求しながら、必要な荷物を快適に背負うことを突き詰めた「サム25」。そして、変化する環境に一着で柔軟に対応する「リバーシブルツインサレートアクションジャケット」。
役割は異なっても、その根底にあるのは、自然のなかで人がより自由に行動するために、道具はどうあるべきかという問いだ。
創業から60年。道具の素材や構造、ものづくりの技術は大きく進化してきた。一方で、自分の足で自然のなかへ分け入り、まだ知らない景色や体験を求めて歩くという探求の精神は変わらない。バックパッキングをものづくりの原点のひとつとしてきたザ・ノース・フェイスは、さまざまなフィールドで培った知見と技術を取り込みながら、その道具を更新してきた。
原点へ戻るのではなく、60年の蓄積を携えて、いまのロングディスタンスハイキングを考える。その姿勢が、現在の3つの製品にもつながっている。
クレストンハイク ミッドウォータープルーフ2
長距離歩行の安心感を山を歩くすべての人へ。
安定性と歩行性を高い次元で両立する、軽快な着用感の防水ライトトレッキングシューズ。クッション性の高いミッドソールと適度な剛性が生む安定感が、長距離歩行を快適にサポート。日帰り登山からロングディスタンスハイキングまで、幅広い山行に対応する一足だ。

- ¥23,980
- サイズ:US5 ~ 11(23.0 ~ 29.0cm相当)
- カラー:カラカッタ×カラカッタ、コンクリート×コンクリート、TNFブラック×TNFブラック
- 重量:510g(US9片足)


サム25
軽さと背負い心地で「背負う」をデザインする。
疎水性モノメッシュ素材と防水パックライナーを組み合わせた、二重構造のトレッキングパック。軽量でシンプルな構造と、フィット感に優れた背負い心地により、ロングディスタンスを含む幅広いハイキングで、自由度の高いパッキングを実現する。

- ¥33,000
- サイズ:ワンサイズ
- 容量:26ℓ(パックライナー25ℓ)
- カラー:キュムラスクラウド、TNFオレンジ
- 重量:725g(本体610g、パックライナー115g)


「サム25」開発インタビューはこちら
企画協力◉ゴールドウイン
0120-307-560
thenorthface.jp
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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