
福岡・天神が自転車レースのフィニッシュに驚嘆の声! ツール・ド・九州2026記者説明会で明かされた全貌
Bicycle Club編集部
- 2026年06月10日
2026年6月10日、東京都内の毎日ホールにて「マイナビ ツール・ド・九州2026記者説明会」が開催された。大会ディレクターの中川信治氏によるコース詳細の解説をはじめ、新たに大会アンバサダーに就任した元プロ野球選手の川﨑宗則氏のビデオメッセージ、そして大会関係者による熱を帯びたトークセッションが行われ、前例のないスケールで開催される本大会の全貌が浮き彫りとなった。
よりスリリングに、より壮大に。アップデートされた全4ステージ

説明会の冒頭、中川信治大会ディレクターから各ステージのコース詳細が発表された。今年は長崎・佐賀・福岡・大分・熊本・宮崎の6県を舞台とする全4ステージ(エキシビション1+本戦3)が設定されている。
10月9日(金) EXHIBITION:佐世保クリテリウム(長崎県)

大会のオープニングを飾る佐世保クリテリウムは、前回大会からマイナーチェンジが施された。商業施設「させぼ五番街」周辺のコースにおいて、北西側のプロムナード部分を斜めにショートカットすることでコーナーの数を削減。直線区間が長くなったことで、よりハイスピードでスリリングなスプリント勝負が展開される見込みだ。
10月10日(土) STAGE 1:佐賀・福岡ステージ

唐津市の「世界海洋プラスチックプランニングセンター(プラプラ)」をスタートし、玄界灘の美しい海岸線を望む「ルート・グランブルー」を駆け抜ける。九州大学の広大なキャンパス内を通り抜けた後、プロトンは一気に大都会・福岡市の中心部「天神」へ。渡辺通りや明治通りといったメインストリートを完全封鎖して行われる福岡市役所付近でのフィニッシュは、まさに圧巻の一言。中川ディレクターも「本場ツール・ド・フランスのシャンゼリゼ通りさながらの興奮を届けたい」と自信をのぞかせた。
10月11日(日) STAGE 2:大分・熊本ステージ

豊後大野市を出発し、阿蘇の雄大な自然へと向かうクイーンステージ。ハイライトの一つは「東洋のナイアガラ」と称される原尻の滝の真上(沈下橋)を選手たちが駆け抜けるという、ロードレースファンならずとも息を呑むような驚きのコースレイアウトだ。その後、九重連山や箱石峠の厳しい山岳を越え、復旧を遂げた阿蘇神社の歴史ある楼門前を通過してフィニッシュへと向かう。
10月12日(月・祝) STAGE 3:宮崎日南ステージ

最終日は、ひなた宮崎県総合運動公園を出発し、風情ある飫肥(おび)の城下町を周回。日南海岸や堀切峠の南国情緒あふれる絶景を巡りながらも、後半には「黒潮ロード」や「大戸野越(おおとのごえ)」といった最大勾配10%を超える厳しいアップダウンが選手たちを待ち受ける。過酷なサバイバルレースの末、栄光の総合優勝者は宮崎県庁前のフィニッシュラインで決定する。
新アンバサダーに川﨑宗則氏!くまモンも黄色いジャージで応援

説明会の中盤では、第1回大会からアンバサダーを務める「ミスター競輪」こと中野浩一氏に加え、元プロ野球選手の川﨑宗則氏が新たな大会アンバサダーに就任したことが発表された。
スクリーンに映し出されたビデオメッセージで川﨑氏は、「普段から移動やトレーニングで自転車に乗っており、自転車は僕の生活の一部です。ロードレースはエースを勝たせるために風よけになったり、水を運んだりと、野球と同じく完全にチームプレーのスポーツ。九州のど真ん中をトップレーサーが走る姿を、皆さんと一緒に全力で応援し、盛り上げていきたいです!」と、“ムネリン”らしい持ち前の明るさと熱い言葉でエールを送った。
さらに会場には、大会応援隊長を務める「くまモン」が、大会テーマカラーである鮮やかな黄色の特製ジャージを身にまとって元気いっぱいに登場。愛らしいポーズでカメラのフラッシュを浴び、会場の雰囲気を大いに和ませた。
「天神のど真ん中を走るなんて信じられない」熱を帯びたトークセッション
説明会の後半は、ブリヂストンサイクル株式会社ブランド推進担当部長の飯島誠氏、大会公式カメラマンの辻啓氏、UCI公認選手代理人の山崎健一氏によるトークセッションが行われた。

長年日本のロードレースシーンを見つめてきた飯島氏は、コースレイアウトについて「日本国内でこれだけ長距離のラインレース(都市間移動型レース)を、しかも公道を封鎖して開催できること自体が奇跡に近い。特に第1ステージの天神のど真ん中でのフィニッシュは、選手目線で見ても『あそこを本当に自転車で走れるのか?』と信じられないほどのエキサイティングな設定です」と、そのスケールの大きさを絶賛した。

数々の海外レースを撮影してきたフォトグラファーの辻氏は、「カメラマンの視点から言わせてもらえば、これほど“画になる”コースは他にありません。原尻の滝の上を駆け抜けるダイナミックなシーンや、阿蘇のカルデラが織りなす大自然、そして大都会・天神でのフィニッシュと、毎日がハイライトの連続。ヨーロッパのビッグレースに匹敵する美しい写真が撮れると確信しています」と目を輝かせた。

また、海外チームの招聘に携わる山崎氏は、「ツール・ド・フランス常連の『トタルエナジーズ』やワールドチームの『XDS・アスタナチーム』など、世界トップクラスの強豪が九州に集結します。海外の選手たちにとっても、これほど美しく、そして沿道の観客の熱気が素晴らしいレースは大きなモチベーションになります。各チームとも、本気で総合優勝を狙う強力なメンバーを揃えてくるはずです」と、レースのハイレベルな激戦を予想した。
日本のロードレースの歴史に新たなページを刻む『マイナビ ツール・ド・九州2026』。大自然と大都会が交錯する類まれなるコース設定、世界トップチームの参戦、そして豪華なアンバサダー陣のサポートにより、10月の本番が楽しみだ。
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