
ピナレロ新型「X SERIES」発表 快適性と走りを高次元で融合した次世代エンデュランスロード|PINARELLO
Bicycle Club編集部
- 2026年09月03日
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ピナレロがエンデュランスロード「X SERIES(Xシリーズ)」のフルモデルチェンジを発表した。フラッグシップのDOGMA Xに息づく設計思想を受け継ぎつつ、インテグレーテッド・ストレージの採用や進化したX-STAYS 2.0など、リアルな路面環境で真価を発揮するためのテクノロジーを凝縮。一日中走り続けるサイクリストのための究極のロングライドバイクへと進化を遂げた。
ピュアにライドを楽しむための次世代エンデュランスロード


ピナレロが新たに発表した第2世代の「X SERIES」は、長時間のロングライドを心ゆくまで楽しむライダーに向けて再設計されたエンデュランスロードだ。先日リリースされたばかりのレーシングフラッグシップ「DOGMA X」と並ぶラインナップでありながら、そのキャラクターは明確に区別されている。
コンセプトは「MULTIPLY THE RIDE(走りの可能性をもっと広げる)」。ヒルクライムでコンマ1秒を削ることよりも、純粋に走ることそのものを楽しむサイクリストのために開発された。完璧に舗装されたレーストラックだけでなく、ひび割れや起伏のある現実世界の様々な路面において、身体的な疲労を抑えながら速さを維持する。ピナレロならではの卓越したクラフトマンシップと鋭い反応性はそのままに、速さと快適性という相反する要素をかつてない高い次元で融合させたモデルとなっている。
ファウスト・ピナレロ社長は、新モデルについて次のように自信を覗かせる。
「新型X SERIESは、ピナレロのエンデュランスコレクションにおける大きな飛躍を意味します。我々は、リアルワールドのサイクリストが日常のロングライドで真に必要としているもの、つまりパフォーマンスを一切犠牲にすることのない『比類なき快適性』と『振動吸収性』に焦点を当てました。最新の革新的なソリューションを組み込んだX SERIESは、サイクリストがより遠くへ、荒れた路面でも自信を持って探索し、走る喜びを心から味わうことができる完璧な選択肢です」
振動吸収性を極めた「X-STAYS 2.0」と新開発アダプティブ・シートポスト


新型Xシリーズの最大のトピックの一つが、リアトライアングルに採用された「X-STAYS 2.0」だ。DOGMA Xからインスピレーションを得たダブルアーム・4ポイント・トップステーは、さらに効果を高めるためにリファインされた。シートチューブへの接合ポイントを従来よりも下方に配置することで路面からの振動をより効率的に分散。さらに、下側のリンクがフレームのリバウンド(跳ね返り)を抑制することで、シルキーでコントロール性に優れた乗り心地を実現している。
このX-STAYS 2.0と連動して機能するのが、新たに開発されたアダプティブ・シートポストだ。前後方向に10mmのフレックス(しなり)を生み出すよう設計されており、従来モデルよりも軽量でありながら、強い衝撃や微振動を効果的に吸収し、ライダーへの負担を大幅に軽減する。

また、ジオメトリーは前世代から高く評価されている「ENDURANCE+ ジオメトリー」を継続採用。DOGMA Xと比較してやや短めのリーチと高めのスタックに設定されており、長時間のライドでも首や腰への疲労が蓄積しにくい理想的なアップライトポジションを提供する。
ブランド初となるダウンチューブ内蔵ストレージとフル内装ステアリング


ロングライド派にとって朗報なのが、「インテグレーテッド・ストレージ」の採用だ。ダウンチューブに専用のアクセスポートが設けられ、コンパクトな専用ツールバッグを内蔵できるようになった。スペアチューブや携帯工具、補給食などの必需品をスマートに収納可能。バイクの美しいクリーンなデザインや空力性能を損なうことなく、実用性を飛躍的に高めている。
フロント周りにも大きなメスが入れられた。新たに楕円形のステアリングチューブ(コラム)が導入され、ケーブル類の完全フル内装を実現。この進化したデザインにより、ねじれ剛性とフロントエンドの精度が大きく向上し、長い下り坂や荒れた路面でもより確実で安定したハンドリングを可能にしている。
足周りは最新のトレンドを網羅し、最大40mmの広大なタイヤクリアランスを確保。チューブレスレディ(TLR)テクノロジーの恩恵を最大限に引き出すことができ、優れたグリップと振動吸収性でちょっとしたグラベルさえも走破できる多様性を手に入れた。さらに、リアディレイラーハンガーはSRAMのUDH(ユニバーサル・ディレイラー・ハンガー)規格に完全対応し、将来的なコンポーネントのアップデートにも抜かりはない。
T900とT700、目的に応じてチューニングされたカーボンラインナップ


新型Xシリーズは、ターゲットとするサイクリストのニーズに合わせて異なるカーボン素材を使い分けている。
トップモデルである「X9」および「X7」には、高い応答性と軽量性、振動吸収性の理想的なバランスを持つ東レの「TORAYCA T900」カーボンを採用。一方、「X5」と「X3」には、ピナレロらしい反応性を保ちつつも、さらに高い振動減衰能力を誇る「TORAYCA T700」カーボンが奢られている。
日本国内で展開される新型は3グレード。シマノ Dura-Ace Di2とMOST ULTRAFAST 45 DBホイールを搭載したフラッグシップ仕様の「X9」(受注発注)、シマノ Ultegra Di2を搭載する「X7」、そしてシマノ 105 Di2を搭載する「X5」がラインナップされる。それぞれに「SHADOW VIOLET」や「TITAN PULSE」など、美しいペイントワークを際立たせる新色が用意されている(なお、前世代の「X3」および「X1」は継続して販売される)。
走りの可能性をもっと広げたいと願うすべてのサイクリストに向けた、ピナレロの新たな意欲作。その圧倒的なコンフォート性能とスピードの融合を、ぜひ体感してほしい。
PINARELLO NEW X9
価格:2,080,000円(税込)※受注発注モデル

- フレーム:TORAYCA T900 カーボン
- メインコンポーネント:シマノ Dura-Ace Di2
- コクピット:MOST TALON ULTRA FAST E-TiCR
- ホイール:MOST ULTRAFAST 45 DB
- サイズ:43、46、49、51.5、53、54.5、56、58、60(C-C)
- カラー:J260 SHADOW VIOLET
PINARELLO NEW X7
価格:1,100,000円(税込)


- フレーム:TORAYCA T900 カーボン
- メインコンポーネント:シマノ Ultegra Di2
- コクピット:MOST TALON ULTRA FAST E-TiCR
- ホイール:MOST ULTRAFAST 45 DB
- サイズ:43、46、49、51.5、53、54.5、56、58、60(C-C)
- カラー:J270 TITAN PULSE、J272 ATLAS GLOW
PINARELLO NEW X5
価格:850,000円(税込)


- フレーム:TORAYCA T700 カーボン
- メインコンポーネント:シマノ 105 Di2
- コクピット:MOST TIGER CLAW ULTRA AERO E-TiCR AL STEM / JAGUAR CLAW ULTRA E-TiCR AL HANDLEBAR
- ホイール:MOST FAST 45 DB
- サイズ:43、46、49、51.5、53、54.5、56、58、60(C-C)
- カラー:J271 IRON BLUE、J282 AMBER TRACE
問:ピナレロジャパン(カワシマサイクルサプライ) https://www.riogrande.co.jp/pinarello/
- BRAND :
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