
シマノ 新ラスト「ダイナラスト2.0」採用のロードシューズ S-PHYRE RC910&RC810登場|SHIMANO
Bicycle Club編集部
- 2026年09月18日
シマノから、ロードシューズの最高峰「S-PHYRE SH-RC910」およびセカンドグレード「SH-RC810」が発表された。新ペダル規格「SPD-SLR」との完全な統合設計に加え、シマノのフットウェアの根幹を支えてきた足型が10余年ぶりにフルモデルチェンジ。「SHIMANO DYNALAST 2.0」へと進化を果たし、高いホールド性を維持しながら前足部の快適性を劇的に向上させた。新ラストの全貌と、グラベルモデル「SH-RX710」を含む注目ラインアップを徹底解説する。
10余年ぶりの足型刷新 前足部にゆとりを生み出す「SHIMANO DYNALAST 2.0」
シマノのサイクリングシューズが誇る高いペダリング効率とフィット感を決定づけてきたシューズラスト(足型)「SHIMANO DYNALAST(ダイナラスト)」。10年以上にわたり世界のプロツアーを支えてきたこの基盤が、膨大な3次元足形スキャンデータと圧力分布マッピング、バイオメカニクス研究に基づき、「SHIMANO DYNALAST 2.0」へと待望の進化を遂げた。

新ラスト開発の焦点となったのは、「高負荷ペダリング時の前足部の解放」だ。人間が強いトルクでペダルを踏み込む際、足指は無意識のうちに外側へと自然に広がる。従来のタイトなレーシングラストではこれが圧迫ポイントとなり、長距離走行時の痛みや痺れの原因となっていた。
DYNALAST 2.0では、踵からアーチ(土踏まず)にかけての強固なホールド性能はそのままに、つま先(トゥボックス)周辺のスペースを再設計。つま先幅で+3mm、母指球部で+2mmのゆとりを確保した。これにより、足指が自然に広がるスペースが生まれ、高負荷時でも痺れのない極めてナチュラルなフィット感を実現している。

フィット感の向上は数値にも明確に表れている。
- スタンダードフィット: 前足部スペースが約4%増加(サイズ43)
- ワイドフィット: 既存のワイドモデル比で前足部が約6mm拡幅、スペースは約7%増加(サイズ43)
これまで「足幅がきついから」とあえて大きめのシューズサイズを選んでいたサイクリストも、DYNALAST 2.0であれば実際の足長に合ったジャストサイズを選択可能。適正なアーチサポートとヒールホールドが得られ、快適性とペダリング効率の両立という大きな恩恵を享受できる。
妥協なきフラッグシップの極致 S-PHYRE SH-RC910
価格:69,300円(税込)
ワールドツアーの頂点で勝利するために開発されたシマノの最高峰ロードシューズが「S-PHYRE SH-RC910」だ。




新型RC910最大の特徴は、踵のねじれを極限まで抑え込む「アンチツイストスタビライゼーション付きカーボンファイバーヒールカップ」だ。スプリントやアタックなど爆発的なパワーが加わる瞬間でも踵がブレず、入力したエネルギーを余すことなくソールへと伝達する。
アッパーには、足を包み込むようにフィットする「サラウンドラッピングアッパー」の最新版を採用。重なり部分の段差を極限まで減らし、足とシューズが完全に一体化したかのような極上の履き心地を提供する。前足部やアッパー各所には新しいベンチレーションホールが追加され、酷暑のステージレースでもシューズ内のオーバーヒートを防ぐ。


アウトソールには、中空構造によって軽さと剛性を極めた「カーボンホローコアミッドソール(剛性指数12)」を配置。新規格「SPD-SLR」のペダルおよびクリートと組み合わせることで、ペダル軸との距離が2.3mm縮まる超低スタックハイトを実現し、最初の一踏みからダイレクトな加速フィールを体感できる。
- 特徴:DYNALAST 2.0、アンチツイストスタビライゼーション付きカーボンヒールカップ、カーボンホローコアミッドソール、サラウンドラッピングアッパー、SPD-SLR対応
- ソール剛性指数:12
- ラスト仕様:スタンダード / ワイド(※ナローは国内未展開)
- カラー展開:ブルー、ホワイト、ブラック
レース性能を身近にするセカンドグレード SH-RC810
価格:52,800円(税込)
フラッグシップS-PHYREの血統を色濃く受け継ぎ、トレーニングからレース、ファストライドまで高い戦闘力を発揮するセカンドグレードが「SH-RC810」だ。




アッパーのクロージャーには、上位モデル同様に微調整が可能な「デュアル BOA Li2 ダイヤル」を惜しみなく搭載。ミリ単位の締め付け調整によって、甲と前足部それぞれのテンションを瞬時に最適化できる。
ヒール部には踵を確実に保持する外部ヒールスタビライザーを配し、アウトソールには通気性と排水性に優れた「ホローチャンネルカーボンミッドソール(剛性指数10)」を採用。硬すぎない絶妙な剛性感は、ロングライドにおける脚の疲労を軽減しつつ、確かなパワー伝達を両立している。
さらに、長く履き続けるための配慮として、擦り減ったヒールパッドを交換できる「リプレイス式ヒールパッド」を採用しているのもホビーレーサーにとって嬉しいポイントだ。

※なお、グローバルで発表されたピンクとオレンジのグラデーションカラー(上記写真)は国内未展開となり、日本国内ではホワイトとブラックの2色展開となる。
- 特徴:DYNALAST 2.0、デュアルBOA Li2ダイヤル、外部ヒールスタビライザー、ホローチャンネルカーボンミッドソール、交換可能ヒールパッド、SPD-SLR対応
- ソール剛性指数:10
- ラスト仕様:スタンダード / ワイド(※ナローは国内未展開)
- カラー展開:ホワイト、ブラック(※ピンクカラーは国内未展開)
問:シマノ https://bike.shimano.com/ja-JP/home.html
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