
ダボス初となるチタンフレーム「ONE WAY」誕生 40C対応とUDH規格の最新オールロード|DAVOS
Bicycle Club編集部
- 2026年10月14日
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日本のツーリングカルチャーやグラベルシーンを牽引してきたフカヤのオリジナルブランド「DAVOS(ダボス)」から、ブランド初となるチタンフレームセット「ONE WAY(ワンウェイ)」が登場した。チタン特有の極上のしなやかさと現代的なレスポンスを併せ持ち、最大40CタイヤやUDH規格に対応した意欲作をご紹介しよう。
ツーリングを知り尽くしたDAVOSが挑む、新たなマテリアル

ランドナーやツーリングバイク、近年では本格オールロードの「D-309」や「ネオランドナー」など、旅と走りを愛するサイクリストの心をつかむプロダクトを世に送り出してきたDAVOS。そのラインアップに、ブランド初となるチタン合金製オールロードフレームセット「ONE WAY All-road Ti」が加わった。
これまでクロモリやカーボンなど、それぞれの素材の持ち味を活かしたフレーム開発を行ってきたフカヤが、満を持して選んだ素材が「チタン」だ。高い耐食性と軽量性、そして金属フレームならではの美しい素材感を持ち、一生モノの相棒として愛好家垂涎のマテリアルであるチタンを、現代のライディングスタイルに最適化したパッケージとして具現化した。
「走る場所を限定せず、日常の舗装路から荒れた路面、週末のロングライドまで軽快に駆け抜ける」。そんな現代サイクリストの欲求に応えるべく、ロードバイクの軽快感とオールロードバイクの走破性を高次元でクロスオーバーさせた一台となっている。
「しなやかに受け止め、パリっと加速する」上質なライドフィール
ONE WAYの開発において徹底して磨かれたのが、走行フィーリングの質感だ。開発コンセプトとして掲げられたのは「しなやかに受け止め、パリっと加速する」という絶妙なバランス。
チタンフレーム特有のバネ感と高い振動吸収性は、路面から伝わる微細なギャップやざらつきを角の取れたマイルドなショックへと減衰。フレーム自体が持つ優れた追従性により、長距離を走っても身体への疲労が蓄積しにくい。プロトタイプテストでも「振動吸収性が極めて高く、乗り味が非常に良い」と高い評価を得ている。

カスタムメイドのスティールメタルフレーム(クロモリ・チタン)を何台も所有する、イギリスのシューズブランド「QUOC」の創業者クオック・ファム。
プロトタイプのテスト期間中、1日の獲得標高650mほど、距離にして約70~80kmのライドを2日間、計150km程度のライドを実施し彼に乗ってもらった。
テストライド序盤から終盤まで、常に笑みを浮かべながら何度も絶賛し、「市販されたら購入したい」との感想を漏らすほどの完成度の高さを見せる。
社内テストでは様々な路面、状況でテストを繰り返し、プロトタイプから製品版へのブラッシュアップを行っている。
一方で、ただ柔らかいだけのフレームではない。ペダルに力を込めた瞬間にはチタンチューブとコンパクトなリアバックがしっかりとトルクを受け止め、心地よい反発とともに「パリっ」と切れ味鋭い加速感へと変換。踏み込んだスピードがそのまま綺麗に伸びていく推進力を獲得しており、オンロードを高速巡航するシーンでもロードバイクらしい俊敏な反応性を存分に味わうことができる。
最大40CタイヤクリアランスとUDH規格 現代のトレンドを完全網羅

足回りには、最新のバイク設計トレンドがしっかりと盛り込まれている。
タイヤクリアランスは最大40C(40mm幅)まで対応。軽快さを重視した30〜32Cのロードタイヤを履かせれば極上のエンデュランスロードとして機能し、38〜40Cのエンデュランスロードタイヤやスリックのグラベルタイヤをセットすれば、整った路面から荒れた舗装路まで軽々とこなす万能マシンへと変貌を遂げる。走るフィールドや好みに合わせて、キャラクターを自在に変えられる懐の深さが魅力だ。
リアエンドには、昨今フレーム設計のデファクトスタンダードとなりつつある「UDH(Universal Derailleur Hanger)」規格を採用。万が一のハンガー破損時にもどこでも補修パーツが手に入りやすいという、旅バイクとしての大きな安心感をもたらしている。
あえて外装ルーティングを選んだ理由 実用性とメンテナンス性へのこだわり

現代のハイエンドバイクではフル内装ルーティングが主流となりつつあるが、ONE WAYはあえて「ワイヤー・ホース外装ルーティング」を採用した。
これには、旅先でのトラブルシューティングやポジション調整、そして遠征時の輪行パッキングを容易にするというDAVOSの確固たる哲学が反映されている。専用ステムや一体型ハンドルに縛られることなく、好みのコクピットパーツを自由にアッセンブルでき、ブレーキホースの脱着やワイヤー交換もスムーズに行える。フレームにはホース類をスマートに固定する専用ケーブルクリップが付属する。
ボトムブラケットには、高い信頼性と整備性を誇る「BSA(ねじ切り)」規格を採用。音鳴りトラブルを防ぎつつ、豊富なクランク選択肢に対応する。
さらに、フロントディレイラーはバンド式取付を採用し、フロントシングル(1x)とダブル(2x)のどちらでも美しいセットアップが可能。シマノ12速Di2(セミワイヤレス)にも対応(※ダウンチューブにDi2用配線穴はなく、フル有線Di2には非対応)しており、最新の電動コンポーネントからメカニカルコンポーネントまで、オーナーの理想に応じた一台を組み上げることができる。
ヘッドチューブは上下外出しカップ対応の「EC34(上) / EC44(下)」規格とし、フレームセットにヘッドセットを付属させないことで高精度ヘッドセットを組み合わせる楽しみも残されている。
日本人の体躯に寄り添う3サイズ展開とジオメトリー
フレームサイズはS(470)、M(510)、L(550)の3サイズがラインアップされる。
ジオメトリーはオールロードながら、もたつきのないハンドリングを実現。チェーンステイ長は全サイズ共通で420mmに設定され、40Cタイヤを飲み込みつつもキビキビとした旋回性とトラクションを確保。BBドロップは70mmと、安定した重心とコーナリングの軽快さを両立した絶妙なプロポーションだ。
各サイズに適したフロントセンターを確保することで、太幅タイヤ装着時におけるつま先のホイール干渉リスクにも配慮されている。
価格はカーボンフォークおよび前後スルーアクスルが付属して349,800円(税込)。UDHハンガー、ヘッドセット、シートクランプは付属しないが、これにはライダーがお気に入りのパーツで組んで欲しいという思いが込められている。
チタンフレームとしては極めてコストパフォーマンスが高く、手の届きやすいプライス設定も代理店のプライベートブランドDAVOSならではの大きな魅力だ。
週末のロングライドや山岳ライド、そして日々の日常まで――。金属の放つ無垢な輝きとともに、どこまでも走り続けたくなる相棒になってくれるはずだ。全国のフカヤ取扱店にて予約受付中だ。
DAVOS One Way All-road Ti
価格:349,800円(税込)
- フレーム素材:チタン
- フォーク:カーボンフォーク(フォーク肩にホース入口あり)
- サイズ:S(470)、M(510)、L(550)
- 最大タイヤ幅:40C(40mm)
- ヘッドチューブ規格:EC34 / EC44
- BB規格:BSA(ねじ切り)
- リアエンド規格:UDH(Universal Derailleur Hanger)対応
- シートポスト径:φ27.2mm
- ブレーキ規格:フラットマウントディスクブレーキ
- ケーブルルーティング:ワイヤー・ホース外装
- ディレイラー対応:
- FD:バンド式取付
- 12速Di2対応(※ダウンチューブDi2用穴なし、フル有線Di2非対応)
- 付属品:カーボンフォーク、前後スルーアクスル、ケーブルクリップ
- 別売り品:UDHハンガー、ヘッドセット、シートクランプ
ジオメトリー表(参考値)

| 項目 | 記号 | S(470) | M(510) | L(550) |
| シートチューブ長 | A | 470 mm | 510 mm | 550 mm |
| シートアングル | B | 74.5° | 74.0° | 73.5° |
| ホリゾンタル換算トップチューブ長 | C | 513 mm | 535 mm | 554 mm |
| ヘッドチューブ長 | D | 95 mm | 120 mm | 150 mm |
| ヘッドアングル | E | 71.5° | 72.0° | 72.0° |
| ホイールベース | F | 983 mm | 997 mm | 1011 mm |
| リアセンター(チェーンステイ長) | G | 420 mm | 420 mm | 420 mm |
| BBドロップ | H | 70 mm | 70 mm | 70 mm |
| フォーク長 | I | 379 mm | 379 mm | 379 mm |
| フォークオフセット | J | 47 mm | 47 mm | 47 mm |
| フロントセンター | K | 573 mm | 587 mm | 601 mm |
| リーチ | L | 370 mm | 380 mm | 385 mm |
| スタック | M | 516 mm | 542 mm | 570 mm |
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