
雨ならではのアウトドアフェス|アウトドアタウンときがわで里山遊び#43
青木達也(アオ)
- 2026年10月10日
「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような“アウトドアタウン”にしたい!」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。
雨ならではのアウトドアフェス
年に一度、私たちNONIWAと、地域の事業者であるジェムズグリル、松本建設が主催する「ときがわ outdoor fes」。こんな日もいつかは来ると思っていたが、ついに来てしまった。
そう、雨開催だ。朝からしっかり降る雨を目の前にすると、やっぱり少し身構える。

人が雨を避けながらすごせるように、会場にはタープをたくさん用意した。いっぽうで、地面はどんどんぬかるんでいく。楽しみにしていた川床ハンモックやカヤックなど、川を使ったアクティビティも実施することができなかった。
もちろん、晴れていたら見られた景色もたくさんあったと思う。それでも、会場を歩いてみると、思っていたのとは少し違う風景が広がっていた。出店者同士がタープの下でいつもよりゆっくり話していたり、毎年来てくれるお客さんが、傘を差しながらのんびり会場を歩いていたり。雨だからこそ、いつもより少しゆっくり流れている時間があった。

そんな会場で、誰かがこんなことを言っていた。
「雨なのに、こんなに人がいるんですね。普通、これだけ降ったらもっと少ないですよ」
確かに、そうなのかもしれない。アウトドアフェスだからこそ、雨でも楽しんで来てくれる人がいた。雨のなかでも、それぞれの場所で、それぞれの楽しみ方が生まれていたのが印象的だった。
ランドネさんも、地図芸人の小林知之さんと一緒に、現地で配布した会場マップを使ったワークショップを開催してくれた。会場で良かったところを参加者さんたちがマップに記していく。時間がたつにつれて、だんだんとみんなの好きな場所が可視化されていくのがおもしろい。

もちろん運営としては晴れてほしいし、雨ならではの大変さも山ほどある。それでも、傘やレインウエアが並ぶ会場で笑っている人たちを見ていると、これもまた「外で遊ぶ」ということなのだと思った。
終わってみれば、今年のフェスを思い出すとき、きっと雨の景色も一緒に浮かんでくる。晴れた日にはつくれなかった景色もまた良いものだった。
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PROFILE
ランドネ / NONIWA
青木達也(アオ)
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/
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