AIで自動変速！シマノ・Q’AUTOを搭載した次世代クロスバイク「ネスト AUTOMATE」発売｜NESTO

Bicycle Club編集部

2025年12月01日

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ホダカのスポーツバイクブランド「NESTO（ネスト）」から、シマノの新型自動変速システム「Q’AUTO（クオート）」を搭載したクロスバイク「AUTOMATE（オートメイト）」が登場した。充電不要のオートマチックシフトと、AI学習機能による最適化を実現した次世代のコミューターバイクだ。発売を記念し、AI学習用のシフトスイッチ無料貸出キャンペーンも実施される。

充電不要・操作不要の「Q’AUTO」システム

日本の総合自転車メーカー、ホダカが展開するNESTOから、クロスバイクの常識を覆すニューモデル「AUTOMATE（オートメイト）」が発表された。最大の特徴は、シマノが新たに開発した自動変速システム「Q’AUTO」を搭載している点だ。

AUTOMATEに搭載された「Q’AUTO」は、ハブに内蔵された発電機構とキャパシタ（蓄電装置）により、変速動作に必要な電力を自給自足するシステムだ。従来のDi2システムのような定期的なバッテリー充電が一切不要という、日常使いのクロスバイクにとって最大のメリットを享受できる。

走行中はリアハブに内蔵されたセンサーが速度やケイデンスを検知し、適切なギアへ自動で変速を行う。ライダーはシフト操作から解放され、ペダリングと路面状況の確認だけに集中することが可能だ。ドライブトレインには耐久性に定評のある「LINKGLIDE（リンクグライド）」規格（10速）が採用されており、自動変速による負荷にも耐えうる堅牢性を確保している。

AI学習機能で”自分だけの変速”へ

Q’AUTOのもう一つの核となるのが「AI学習機能」だ。別途シフトスイッチを接続して走行することで、システムがライダーの好みの変速タイミングを学習。学習完了後（最短20〜30分程度）は、スイッチを取り外してもライダーの癖や好みに合わせた自動変速を行ってくれるようになる。

ケーブル内装の極めてシンプルなルックス

AUTOMATEは「究極のシンプル」をデザインコンセプトに掲げている。Q’AUTOの搭載によりシフトワイヤーやバッテリーが不要となっただけでなく、ブレーキホースをステム内装式（インターナルルーティング）とすることで、ハンドル周りからケーブルの露出をほぼ一掃。変速機付きのクロスバイクとは思えないほどクリーンなシルエットを実現した。

フレームカラーは「マットグレー/マットブラックグラデーション」の1色展開。ダウンチューブには見る角度によって色味が変わるロゴがあしらわれ、洗練された都市型バイクの雰囲気をまとっている。タイヤにはヴィットリアのTERRENO T10（700x35C）を採用し、舗装路から多少の荒れた路面まで快適にこなすスペックだ。